鏡の日 (記念日 11月11日)

鏡の日
制定年
2006年(平成18年)
制定団体
全日本鏡連合会
日付の由来
「11 11」を縦書きにすると左右対称(鏡文字)になることから
日本へのガラス鏡伝来
1549年(フランシスコ・ザビエルが持参)
国内ガラス鏡製造の始まり
江戸時代中頃、堺付近で「びん鏡」の製造が開始
別の「鏡の日」
11月30日(「いい(11)ミラー(30)」の語呂合わせ)

弥生時代から日本人は鏡を使ってきた。ただし当時の鏡は青銅製で、磨いた金属面に像を映すものでした。しかも一般庶民が自分の顔を確認する道具ではなく、祭祀や呪術に使う神聖な器物でした。三種の神器のひとつ「八咫鏡」が示すように、鏡は権力と霊力の象徴として扱われてきたのです。

日本にガラス鏡が伝わったのは1549年、フランシスコ・ザビエルが布教のため来日した際に持ち込んだのが最初とされています。それから約300年後の江戸時代中頃、堺付近で「びん鏡」と呼ばれるガラス鏡の国内製造がようやく始まりました。明治時代に入るとヨーロッパから銀引き技術が伝わり、現在私たちが使うような鏡が広く普及していきました。自分の顔を手軽に確認できるようになったのは、日本の歴史全体から見ればごく最近のことです。

現代では、身だしなみを整えるだけでなく、空間を広く見せるインテリアとして、あるいは採光のために鏡が活用されています。玄関に鏡を置く「風水」的な慣習も、鏡が空間に与える視覚的・心理的効果への認識が背景にあります。用途が多岐にわたるにもかかわらず、鏡という道具の存在はあまり意識されることがありません。

11月11日の「鏡の日」は、東京都中央区日本橋浜町に事務局を置く全日本鏡連合会が2006年(平成18年)に制定しました。日付の由来は、「11 11」や漢字の「十一 十一」を縦書きにすると左右対称になり、裏返しても同じ形になるという点から。左右反転しても変わらない「鏡文字」の性質を持つことが、鏡を象徴する日付として選ばれた理由です。なお、11月30日も「いい(11)ミラー(30)」という語呂合わせから同じく「鏡の日」とされています。

鏡を毎日使いながら、その歴史や仕組みを振り返る機会はほとんどありません。弥生時代の銅鏡から現代のスマートミラーまで、形を変えながら人々の生活に寄り添い続けてきた道具。11月11日は、何気なく使っている鏡に少し目を向けてみる日です。

11月11日の他の記念日

11月11日のカレンダー情報

六曜 赤口
月齢 1.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)