ミュージカル「キャッツ」の日 (記念日 11月11日)
- 日本初演日
- 1983年(昭和58年)11月11日
- 初演劇場
- キャッツ・シアター(東京・新宿駅西口)
- 通算公演回数
- 10,000回達成(2019年3月12日)
- 累計入場者数
- 約860万人(初演30周年時点)
- 原作
- T・S・エリオット「キャッツ」
- 制定者
- 劇団四季
1983年11月11日、東京・新宿駅西口に建てられた専用テント劇場「キャッツ・シアター」の幕が初めて開きました。劇団四季が上演するミュージカル『キャッツ』の日本初演です。この日付を記念して制定されたのが「ミュージカル『キャッツ』の日」で、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。『キャッツ』はアンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲し、1981年にロンドンのウエスト・エンドで世界初演されたミュージカルです。T・S・エリオットの詩集「キャッツ――ポッサムおじさんの実用猫百科」を原作とし、個性豊かな猫たちが夜の集会「ジェリクル・ボール」で歌い踊る物語が展開されます。劇団四季はロンドン初演からわずか2年後に日本版の上演権を取得し、俳優座劇場での先行公演を経て、この日に専用劇場での本公演をスタートさせました。
専用劇場での上演は当時の日本演劇界では異例の試みでした。客席と舞台の境界を取り払った没入型の空間設計は、それまでの劇場体験とは一線を画すものでした。舞台セットは客席通路まで延びており、猫に扮した俳優が観客のすぐそばを歩き回る演出が話題を呼びました。こうした興行スタイルは「ロングラン公演」という概念を日本に定着させるきっかけとなり、劇団四季はその後も全国主要都市に専用劇場を設けて公演を展開していきます。
公演記録は数字が雄弁に語っています。2013年の日本初演30周年時点で総公演回数は8,617回、総入場者数は約860万人。2019年3月12日には日本公演の通算10,000回を達成しました。東京・大阪・名古屋・福岡・札幌など9都市、計20地点に及ぶ巡回公演の積み重ねがこの数字を支えています。
劇団四季の創設者・浅利慶太は「キャッツ」の成功によって日本の興行形態そのものを変えようとしていたと語っています。単発の短期公演ではなく、同じ演目を長期にわたって繰り返し上演するロングラン方式は、俳優が役を深く掘り下げられる環境を生み、観客も繰り返し足を運ぶ演劇文化の土台を作りました。日本で上演されたミュージカルとして、これを超える公演回数を持つ作品はほかにありません。「ミュージカル『キャッツ』の日」はその出発点となった一日を指しています。
参考リンク
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11月11日のカレンダー情報
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