サムライの日 (記念日 11月11日)

サムライの日
制定者
日本和装ホールディングス
日付の由来
「11」=「十」+「一」=「士」(サムライ)
関連店舗
男きもの専門店「SAMURAI」(銀座)
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
目的
男性のきもの文化の継承・普及促進

漢字の「十」と「一」を縦に並べると、「士」という字が浮かび上がる。この発見が、11月11日を「サムライの日」にした。きものの着付け教室や和服販売仲介事業を展開する日本和装ホールディングスが制定した記念日で、同グループが運営する男きもの専門店の名前「SAMURAI」と、「11」が作り出す「士」の字形が重なった結果だ。

漢字の成り立ちに着目したこの発想は、記念日としての説得力があるだけでなく、きものと武士・侍というイメージを自然につなぐ。武士の正装といえば紋付袴であり、刀を差して凛と立つ姿はきもの文化の象徴そのものだった。現代の日本男性にとってきものは「特別な日の衣装」であり、着る機会そのものが年々失われつつある。その危機感が、この記念日を生んだ背景にある。

男きもの専門店「SAMURAI」は、銀座に店を構え、男性が手軽にきものを楽しめる環境づくりに取り組んできました。着物というと女性向けのイメージが強いですが、男性の着物は構造がシンプルで、体型を問わず着こなしやすいとされます。羽織袴から紬の普段着まで、幅広いスタイルがあり、近年は結婚式や成人式だけでなく、街着として取り入れる男性も増えつつあります。

日本和装ホールディングスが記念日制定を通じて訴えるのは、「きものは特別なものではない」というメッセージです。かつての日本人が日常的に袖を通していた衣服が、今や年に一度も着ない人がほとんどという現実があります。着付けを学ぶ機会も減り、親から子への伝承も途絶えがちな時代に、サムライの日は「男がきものを着ること」を堂々と楽しむきっかけとして機能しています。

記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されており、毎年11月11日には関連イベントが各地で開かれることもあります。江戸時代、武士も町人も日常的にきものをまとっていた日本で、現代の男性がふたたびきものに袖を通す姿は、単なるファッション以上の意味を持ちます。着付けを覚えれば、冠婚葬祭から気軽な外出まで、きものはあらゆる場面で頼れる一着になります。和の装いを通じて、日本人としての誇りや美意識を日常に取り戻す——そんな一歩を踏み出す契機として、この日は存在しています。「士」の字が空中に現れるこの日を、自分なりのきものスタイルを試してみる一日にしてみてはいかがでしょうか。

11月11日の他の記念日

11月11日のカレンダー情報

六曜 赤口
月齢 1.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)