みのり財布まつりの日 (記念日 毎月第2日曜日、11月第2日曜日)

みのり財布まつりの日
開催場所
岐阜県瑞浪市稲津町小里・荷機稲荷神社
開催日
毎年11月第2日曜日
2016年の回数
第20回
記念日認定年
2016年(平成28年)
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
まつりの主催
みのり財布まつり実行委員会

長年ともに歩んできた財布に感謝し、新たな景気の向上を祈る——そんな独自の「財布供養」を柱にしたまつりが、岐阜県瑞浪市の荷機稲荷(かきいなり)神社で毎年11月第2日曜日に開かれています。その名も「みのり財布まつり」。作物が実り大地の恵みをたたえる収穫の季節に合わせ、財布という身近な「縁起物」への感謝と金運上昇の願いを込めて行われるまつりです。

荷機稲荷神社は岐阜県瑞浪市稲津町小里に鎮座する稲荷神社で、五穀豊穣や商売繁盛のご利益で知られます。「みのり財布まつり」はこの神社の実行委員会が主体となって始まり、長きにわたって地域に根付いてきました。2016年(平成28年)に第20回の節目を迎え、その歴史と意義をより広く全国へ発信しようという機運が高まりました。

まつりの名称にある「みのり」には、秋の実りと「財布が実る=豊かになる」という二重の意味が込められています。参加者は日頃使い慣れた古い財布を持ち寄り、神前で丁重に供養します。長年お金を守り続けてくれた財布への感謝の気持ちを形にすることで、次の財布との縁も良縁になるという考え方が根底にあります。イベントでは稲荷ずしの振る舞い、金額当てクイズ、景品付きの餅投げなど、老若男女が楽しめる催しが並びます。財布供養を終えた参加者が笑顔で新しい財布を購入する姿も見られ、「手放す」と「迎える」の両方が一つのまつりの中に凝縮されているのがこのイベントの大きな特徴です。地域の秋の風物詩として長年親しまれながら、2016年の20周年を機に全国へ向けた発信の場としても注目を集めるようになりました。

記念日は2016年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。11月第2日曜日という日付は、稲が黄金色に色づき収穫を終えた実りの時期にあたり、財布の「みのり」と農作物の「実り」を重ね合わせた意味深い選択です。地方の小さな神社が発信するこの記念日は、物を大切にし感謝する日本文化の一面を象徴しています。

財布供養という行為は、単に古い財布を処分する手続きではありません。日本では古来、長く使った道具には魂が宿るという「付喪神(つくもがみ)」の考え方があり、「みのり財布まつり」はそうした物への敬意を現代に受け継ぐ場として、岐阜の山あいから全国へメッセージを発信し続けています。