いい樹脂の日 (記念日 11月14日)

いい樹脂の日
制定者
中部日本プラスチック製品工業会
日付の由来
「いい(11)じゅし(14)」の語呂合わせ
2002年の記念事業
創立45周年記念に傘1,114本を愛知県に寄贈
日本の生産シェア
世界のプラスチック生産量の約5%
主要樹脂の割合
熱可塑性樹脂が全体の約90%を占める

日本では年間約1,000万トン以上のプラスチック樹脂が生産されており、食品容器や医療機器、自動車部品まで幅広く活用されています。その産業を担う中部地方のプラスチック業界が、樹脂への理解を深めてもらおうと制定したのが「いい樹脂の日」です。

11月14日という日付は、「いい(11)じゅし(14)」という語呂合わせに由来しています。制定したのは、愛知県を中心とした中部日本プラスチック製品工業会。2002年(平成14年)のこの日、同工業会の創立45周年を記念する特別なイベントが行われました。その内容は、「愛・地球博を広げる傘」と名付けられたプラスチック製の傘1,114本を愛知県に寄贈するというものでした。本数に込められた「1114」という数字にも、記念日への思いが重ねられています。愛・地球博は2005年に愛知県で開催された国際博覧会で、「自然の叡智」をテーマに掲げ、環境技術や持続可能な社会のあり方を世界に発信した大規模イベントです。その開催を3年後に控えた時期に、プラスチック業界が未来志向の贈り物をしたことには、素材の可能性への誇りと期待が込められていました。

プラスチックという素材は、軽量で加工しやすく、金属やガラスでは難しい複雑な形状も自在に成形できる優れた特性を持っています。熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の2種類に大別され、ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレン・ポリ塩化ビニルといった熱可塑性樹脂が全生産量の約90%を占めています。日本は世界のプラスチック生産量のおよそ5%を担い、アジア有数の樹脂生産国として知られています。

中部地方はとりわけプラスチック産業が盛んな地域です。自動車産業の集積地である愛知県では、車体部品や内装材に大量の樹脂製品が使われており、プラスチック成形メーカーや金型メーカーが数多く集まっています。こうした産業基盤を持つ中部日本プラスチック製品工業会が、業界の存在感を広くアピールし、素材への正しい理解を促す目的でこの記念日を設けました。

近年、プラスチックをめぐる議論はリサイクルや海洋汚染問題など環境面にも広がっています。「いい樹脂の日」は、プラスチックの持つ本来の価値や可能性を見つめ直す機会として、産業界と消費者をつなぐ役割も果たしています。毎年11月14日には、業界関係者や研究者、学生が集まる座談会やイベントが開催され、素材の未来について幅広い立場から語り合われています。

11月14日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日
月齢 4.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)