きものの日 (記念日 11月15日)
- 制定
- 全日本きもの振興会(1966年)、日本きもの連盟
- 記念日認定
- 一般社団法人・日本記念日協会
- 日付の由来
- 七五三(11月15日)に家族できもので出かけてほしいとの願いから
- 関連記念日
- 太物の日(2月10日)、呉服の日(5月29日)
- きもの連盟加盟店
- 全国約2,000店の呉服店
- 「呉服」の語源
- もとは絹織物を指す語。綿・麻の「太物」と区別されていた
「きもの」という言葉は、もともと「着るもの」すなわち衣服全般を指す日本語でした。しかし現代では、洋服が日常着として定着するにつれ、和服の総称として使われるようになりました。かつては普段着として当たり前に着られていたきものが、今日では晴れの日や特別な場の装いとして位置づけられています。11月15日の「きものの日」は、そうしたきものの文化的価値を改めて見つめ直し、日本人ときものの関係を大切にしていこうという思いから生まれた記念日です。
きものの日は、1966年(昭和41年)に全日本きもの振興会が設立と同時に制定しました。また、全国約2000店の呉服店で組織する日本きもの連盟も同じ11月15日を記念日として制定しています。日付には「七五三」との深い関わりがあります。七五三は子どもたちの成長を祝う日本の伝統行事であり、家族そろってきもの姿で神社に参拝する光景が各地で見られます。きものが最も自然に、そして美しく映える日として11月15日が選ばれたのは、こうした背景からです。
きものの日の目的は、きものを着る運動のシンボル的な日として、きものの美しさや文化的な要素を広く社会にアピールしていくことにあります。この日を中心に、全国各地のきもの業界関係者や省庁、地方公共団体と連携したイベントが実施されます。着付け体験や展示会、きもの姿での街歩きイベントなど、きものと触れ合う機会が各地で設けられます。なお、日本きもの連盟が制定した記念日として、一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されています。
「呉服(ごふく)」という言葉も、きものと深く関わっています。本来は絹織物を指す呼称で、綿織物や麻織物を指す「太物(ふともの)」と区別されていましたが、現在では和服用の織物全般の総称としても用いられています。呉服店という呼び名が今も使われているのは、こうした歴史的背景があるからです。女性の正装用の着物は、結婚式・叙勲などの儀式・茶会など格の高い場で着用されます。また、欧米では着物に似た東洋風の服を「kimono」と呼ぶなど、その存在は国際的にも広く知られています。きものの種類は多岐にわたり、振袖・留袖・訪問着・小紋・紬など、着用する場面や格式に応じて使い分けられます。このように、きものは単なる衣服を超えた、日本の美意識と礼儀作法が凝縮された文化的な存在といえます。
きものに関連した記念日は11月15日だけではありません。2月10日は「太物の日」、5月29日は「呉服の日」とされており、それぞれ和装文化の異なる側面を伝える日となっています。現代においてきものを日常的に着る機会は減りつつありますが、こうした記念日を通じて、きものの美しさと奥深い文化が次の世代へと受け継がれていくことが期待されています。
11月15日の他の記念日
11月15日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)