こんぶの日 (記念日 11月15日)

こんぶの日
制定年
1982年(昭和57年)
制定者
日本昆布協会
日付の由来
七五三(11月15日)に合わせ、子どもに昆布を食べてもらう願いを込めて
北海道産の割合
国内生産量の約95%
食物繊維含有量
ごぼうの約5倍、さつまいもの約8倍
うま味成分の発見
1908年、池田菊苗博士が昆布からグルタミン酸を発見

昆布は、日本の食文化を根底から支えてきた海藻です。その歴史は古く、奈良時代の史書『続日本紀』には715年(霊亀元年)にすでに「昆布」の記述が見られ、東北地方の族長が朝廷に昆布を献上したと記されています。鎌倉時代にはアイヌ民族が採った昆布が武士の慶事に使われ、江戸時代には「北前船」と呼ばれる北海道〜大阪間の交易路を通じて全国へ広まりました。昆布はまさに、日本の歴史とともに歩んできた食材と言えます。「こんぶの日」は1982年(昭和57年)に日本昆布協会が制定した記念日で、毎年11月15日がその日にあたります。七五三と同じ日に設定されたのには理由があります。育ち盛りの子どもたちに栄養豊富な昆布を食べてもらい、丈夫に育ってほしいという願いが込められているのです。また、7〜9月に行われる昆布漁を経て、乾燥・選別された新昆布が市場に出回り始める時期がちょうど11月頃にあたることも、この時期が選ばれた理由のひとつです。

昆布といえばまず出汁ですが、その旨味成分であるグルタミン酸は19世紀末に東京帝国大学の池田菊苗博士が昆布から発見したもので、「うま味」という概念を世界に広めるきっかけとなりました。現在「うま味」は英語でも「UMAMI」として国際的に認知されており、昆布は日本食文化を世界に伝えた立役者でもあります。

栄養面でも昆布は優秀です。食物繊維はごぼうの約5倍、さつまいもの約8倍にのぼり、水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンが豊富に含まれています。ヨウ素は食品の中でもトップクラスの含有量を誇り、甲状腺ホルモンの生成に欠かせないミネラルとして知られています。カルシウムや鉄分も多く、低カロリーでありながら栄養価の高い食材です。

現在、国内の昆布生産量の約95%は北海道産で占められており、なかでも函館市は生産量・生産額ともに日本一を誇ります。昆布の種類によって風味や用途も異なり、真昆布・羅臼昆布・利尻昆布・日高昆布などがそれぞれ異なる出汁の個性を持っています。七五三の日に、子どもから大人まで家族みんなで昆布料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

11月15日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 巳の日
月齢 5.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)