自然薯の日 (記念日 11月16日)
- 記念日
- 11月16日
- 制定者
- 清水元春氏(熱海市・麦とろ童子)
- 由来(語呂)
- いい(11)いも(16)=いい薯
- 旬の時期
- 11月〜1月ごろ
- 長芋との価格差
- 長芋の6〜8倍ほど
- 主な栄養素
- ムチン・アミラーゼ・レジスタントスターチ
山に自生する「自然薯(じねんじょ)」は、日本原産の山の芋です。長芋や大和芋と同じヤマノイモ科の仲間ですが、栽培品種ではなく山野に自然に育つのが自然薯。収穫できるのも年にわずか、価格も長芋の6〜8倍ほどになることがあり、「山のウナギ」とも呼ばれる滋養食として古くから重宝されてきました。
11月16日は「自然薯の日」です。静岡県熱海市で自然薯料理店「麦とろ童子」を営む清水元春氏が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に登録されました。日付は「11(いい)16(いも)」と読む語呂合わせで、「6」をひらがなの「も」に見立てる遊び心が込められています。11月は自然薯の最盛期でもあり、冬を前に体力をつけてほしいという思いが日付の選定に反映されています。
自然薯の粘りは山芋類の中でも格別で、すりおろすと糸を引くほど強い粘度になります。この粘り成分の正体はムチンと呼ばれる糖タンパク質で、胃の粘膜を守る働きがあるとされています。また、でんぷん分解酵素のアミラーゼが豊富に含まれており、生のまま食べられるとろろの状態でも消化吸収がスムーズです。長芋と比べるとレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)の含有量も多く、腸内環境を整える食材として注目されています。
栽培には手間と年数がかかります。種イモを植えてから収穫まで2〜3年かかる上に連作を嫌うため、生産農家は限られ、流通量も少なめです。市場に出回る「とろろ」の多くは長芋や大和芋を使っており、本物の自然薯のとろろはやや希少な存在といえます。熱海の「麦とろ童子」のように自然薯料理を専門に扱う店では、産地直送の自然薯を使ったとろろ汁や麦とろご飯を提供しており、その粘りと風味の違いを実感できます。
平安時代には貴族の食膳にも登場したとされる自然薯。現代でも収穫の最盛期である11月に旬を迎え、冬支度の食卓を彩る一品として親しまれています。
参考リンク
11月16日の他の記念日
11月16日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)