いい色・色彩福祉の日 (記念日 11月16日)
- 制定者
- 一般社団法人・日本色彩環境福祉協会
- 認定機関
- 一般社団法人・日本記念日協会
- 日付の由来
- 「いい(11)いろ(16)」の語呂合わせ
- 色彩福祉検定
- 年2回実施・在宅受験可能
日本語には、色を表す言葉が世界でも類を見ないほど豊富に存在します。鼠色、藍色、新橋色——これほど細かく色に名前をつけてきた背景には、日本人が色彩を暮らしの一部として大切にしてきた文化があります。11月16日は「いい(11)いろ(16)」の語呂合わせから「いい色・色彩福祉の日」とされており、一般社団法人・日本色彩環境福祉協会が制定し、日本記念日協会に認定・登録された記念日です。
同協会が推進する「色彩福祉検定」は、色彩が人の心理に与える影響力を学び、福祉施設の環境整備や介護・医療の現場で活かせる専門知識を身につけるための資格です。年2回実施されており、在宅受験が可能という形式で、福祉職や介護職に就く人々を中心に受験されています。色を使ったカウンセリング活動や、高齢者・障がい者向けのバリアフリー商品開発なども協会の活動に含まれます。
色彩の豆知識として、日本の信号の「青信号」は実際には緑色です。もともと交通信号の進行色は「緑」と定められていましたが、日本語では青と緑の境界が曖昧で、古くから緑を「青」と表現する慣習があったため「青信号」という呼び方が定着しました。お茶が緑色なのに「茶色」と呼ばれるのも、お茶の葉や茎が焦げた「茶の色」が先に色名として広まったためです。「赤・黒・白・青」は日本語の色の中でも最古の語源をもつ4色で、それぞれ「明るい」「暗い」「明る(白い)」「淡い」という感覚的な原義に由来するとされています。一方、鼠色や藍色のような細分化された伝統色が多いのは、江戸時代に贅沢な色の衣服が禁じられ、庶民が許された地味な色の範囲内で微妙な違いを楽しんだ文化的背景があります。
「新橋色」は東京・新橋の芸者衆が好んで用いた青緑色で、明治期に流行した伝統色のひとつです。サッカーボールが白黒の五角形・六角形模様になったのはテレビ放映時の視認性のためで、1970年のメキシコW杯から採用されました。松田聖子の名曲「赤いスイートピー」については、スイートピーは当時日本に赤い品種が存在せず、発売後に品種改良で赤が作られたという逸話が残っています。色は人の記憶や感情と深く結びついており、その力を環境や福祉に活かそうという視点は、暮らしの中に静かに根付いています。
11月16日の他の記念日
11月16日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)