いい色・琉球びんがたの日 (記念日 11月16日)
- 制定団体
- 琉球びんがた普及伝承コンソーシアム・琉球びんがた事業協同組合
- 認定年
- 2019年(令和元年)、日本記念日協会により認定
- 日付の由来
- 「いい(11)いろ(16)」の語呂合わせ
- 起源
- 早くは13世紀に起源を持つとされる
- 製造工程数
- 18以上の工程をすべて一工房で担う
- 名称の意味
- 「紅(びん)」=色彩、「型(がた)」=様々な模様
一枚の布を仕上げるまでに、18以上の工程をすべて一つの工房でこなす染物があります。沖縄の伝統工芸「琉球びんがた」です。型紙に模様を彫り起こす「型彫り(カタフイ)」に始まり、防染糊の置き付け、顔料・染料による着色、蒸し、水洗いまで、職人は自らの手で一貫して担います。フクギなどの天然染料で下地を染め、その上から顔料と染料を重ねることで、南国の光を思わせる鮮明な色彩が生まれます。
「紅(びん)」は色彩、「型(がた)」は様々な模様を意味するとされます。琉球びんがたの魅力は、その鮮やかな発色と大胆な配色、そして図案の素朴さの組み合わせにあります。花鳥風月をモチーフとした文様は輪郭をくっきりと表現し、隣り合う色が互いを引き立て合います。同じ型紙を用いても、職人が選ぶ色の組み合わせによって、仕上がりはまったく異なる表情を見せます。
その起源は早くは13世紀にさかのぼるとも言われており、琉球王朝が中国・東南アジアと盛んに交易を行っていた時代に、インド更紗やジャワ更紗、中国の花布などから染色技法を取り入れながら独自の様式へと発展してきたとされます。14〜15世紀には技術的な基盤が確立し、王族や士族の衣装に用いられる特別な染物として位置づけられました。琉球王朝のもとでは、着用できる色や文様は身分によって厳格に定められていました。金・赤・黄は高位の証とされ、庶民が纏うことは許されなかったといいます。王朝の解体とともに一度は衰退した紅型は、沖縄の復興とともに再び息を吹き返し、現代では日常着や舞台衣装、工芸品として広く愛されています。
11月16日は「いい(11)いろ(16)」の語呂合わせから「いい色・琉球びんがたの日」とされています。11月が「伝統的工芸品月間」にあたることも、この日付が選ばれた理由です。一般社団法人「琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」と「琉球びんがた事業協同組合」が制定し、2019年(令和元年)に日本記念日協会が認定・登録しました。コンソーシアムは職人・民間企業との連携を軸に、技術の継承と普及に取り組んでいます。
11月16日の他の記念日
11月16日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)