土木の日 (記念日 11月18日)

土木の日
制定年
1987年(昭和62年)
主催団体
土木学会・日本土木工業協会など
工学会設立
1879年(明治12年)11月18日
土木学会設立
1914年(大正3年)
「土木」の分解
土→十一、木→十八(11月18日)
関連週間
くらしと土木の週間(11月18〜24日)

「土木」という漢字をよく見ると、「土」は「十一」、「木」は「十八」に分解できます。この語呂合わせが、11月18日を「土木の日」に選んだ理由のひとつです。そしてこの日付には、明治の日本が近代国家へと歩み出した歴史的な出来事も重なっています。

1879年(明治12年)11月18日、後に土木学会のルーツとなる「工学会」が設立されました。この組織は日本工学会の前身にあたり、明治政府が西洋の技術を積極的に取り入れる中で生まれた技術者たちの集まりです。鉄道・道路・港湾・河川といった社会基盤の整備が急務だった時代、欧米への留学経験を持つ技術者や、政府が招いたお雇い外国人の指導を受けた人材が、その中核を担いました。

土木学会は1914年(大正3年)に正式に設立されます。初代会長となった古市公威は、フランスで土木工学を学んだ後、日本の近代河川行政を主導した人物です。淀川改修などの大規模治水事業を手がけ、「日本近代土木の父」とも称されます。土木学会はその後100年以上にわたり、技術の発展と社会への普及活動を担ってきました。

「土木の日」が制定されたのは1987年(昭和62年)のことです。土木学会、日本土木工業協会(現:日本建設業連合会)などが建設省(現:国土交通省)の支援を受けて定めました。この日を初日とする11月18日〜24日は「くらしと土木の週間」とされており、全国各地で現場見学会・講演会・展示会などのイベントが実施されます。橋・ダム・トンネル・港湾など、普段は当たり前に使っているインフラの現場に直接触れることで、その技術と役割への理解を深めてもらうことが目的です。

記念日の制定から30年を迎えた2017年(平成29年)には、「土木の日」ロゴマークが新たに策定されました。土木工事の現場はしばしば生活の不便さと結びつけられますが、橋が架かり、堤防が川をおさえ、道路が地域をつなぐ——その恩恵は、日々の暮らしの基盤そのものです。11月18日は、その「見えにくい社会の骨格」に目を向ける一日です。

11月18日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 神吉日、母倉日
月齢 8.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)