音楽著作権の日 (記念日 11月18日)

音楽著作権の日
設立日
1939年(昭和14年)11月18日
設立時名称
大日本音楽著作権協会
設立時会員数
作曲家・作詞家ら68人
管理楽曲数
312万1,804曲(2023年度分配対象)
分配額
1,300億円超(2023年度、初の大台突破)

音楽が流れるとき、その背後では見えない権利の仕組みが動いています。1939年(昭和14年)11月18日、当時の日本で「大日本音楽著作権協会」が設立されました。これが現在のJASRAC(日本音楽著作権協会)の前身です。

設立された1939年は、日本が日中戦争の只中にある時代でした。にもかかわらず、音楽家たちが著作権保護の制度整備に動いた背景には、ラジオ放送の普及があります。1920年代から急速に広まったラジオは、音楽を大衆に届ける強力な媒体である一方、演奏権や録音使用に対する対価が正当に支払われない問題を生んでいました。欧米では19世紀末から著作権管理団体が整備されており、日本でも遅ればせながらその仕組みを導入する必要性が高まっていたのです。

戦後、1948年(昭和23年)に現在の名称「日本音楽著作権協会(JASRAC)」に改称。著作権法の整備とともに権限を拡充し、放送・演奏・通信カラオケ・インターネット配信など多岐にわたる利用形態に対応してきました。管理楽曲数は年々増加し、2023年度には分配対象楽曲数が初めて300万曲を超え、312万1,804曲に達しました。同年度の分配額も初めて1,300億円を超えるなど、規模は設立当初とは比較にならないほど拡大しています。

作曲家・作詞家ら68人が集まって始まったJASRACの役割は、単なる使用料の徴収にとどまりません。著作権者から権利の委託を受け、利用を希望する事業者への許諾交渉、使用料の徴収と分配、さらに著作権侵害への対応まで一括して担い、今日の日本の音楽著作権管理の中枢として機能しています。こうした管理業務があることで、作曲家や作詞家は創作活動に集中でき、利用者側も一元的な窓口で手続きを完了できる仕組みが成り立っています。

2019年(令和元年)の設立80周年記念式典では、JASRAC会長・いではく氏が今後のビジョンを発表するとともに、「JASRAC音楽文化賞」の贈呈式が行われました。売り上げや利用件数といった数字には表れにくい、地道な音楽文化への貢献に光を当てるこの賞は、著作権管理という実務的な役割と並んで、文化振興機関としての側面を示すものです。

11月18日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 神吉日、母倉日
月齢 8.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)