鉄道電化の日 (記念日 11月19日)
- 電化完成日
- 1956年(昭和31年)11月19日
- 電化完成区間
- 米原〜京都間(東海道本線全線)
- 電化後の所要時間
- 特急「つばめ」東京〜大阪間 7時間30分
- 記念日制定
- 1964年、鉄道電化協会が制定
- 新幹線開業後の所要時間
- 「ひかり」東京〜新大阪間 3時間10分(1964年)
1956年11月19日、米原〜京都間が電化されたことで、東海道本線は東京から神戸まで全線電化を達成した。それまで蒸気機関車が牽引していた特急「つばめ」「はと」は電気機関車へと引き継がれ、東京〜大阪間の所要時間は8時間から7時間30分へ短縮された。わずか30分の短縮に聞こえるかもしれないが、この変化は戦後復興期の日本において、幹線輸送能力の飛躍的な向上を意味した。戦後まもなく、国鉄は東海道本線の電化計画を立案していた。石炭不足を補い、電力を有効活用する合理化策として電化は不可欠だったが、連合軍の難色もあり、日本が主権を回復する1952年まで計画はほとんど進まなかった。電化工事が本格化したのは講和条約発効後のことで、東京〜沼津間、沼津〜名古屋間と順次延伸し、最後に残った米原〜京都間が完成して全線貫通となった。
電化完成から2年後の1958年(昭和33年)、151系電車を使用した特急「こだま」が登場し、東京〜大阪間を6時間50分に短縮した。電気機関車牽引から電車特急への転換により、加速性能と速度特性が大幅に向上したためだ。さらに1964年(昭和39年)、東海道新幹線の開業とともに「ひかり」が東京〜新大阪間を3時間10分で結ぶようになり、東海道本線電化完成からわずか8年で移動時間は半分以下となった。全線電化はこの急速な高速化の出発点でもあった。
「鉄道電化の日」は、この1956年11月19日の東海道本線全線電化完成を記念して、鉄道電化協会が1964年(昭和39年)に制定した。日本の鉄道電化率はその後も伸び続け、現在JR在来線における電化区間の比率は約55%に達している。この日の前後の週末にはJR東日本主催の「みんな集まれ!ふれあい鉄道フェスティバル」が各地で開催され、普段は立ち入れない車両基地や工場が一般公開される機会となっている。
11月19日の他の記念日
11月19日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)