世界テレビ・デー (記念日 11月21日)

世界テレビ・デー
制定機関
国連総会(決議51/205)
制定年月日
1996年(平成8年)12月17日
記念日の日付
11月21日
第1回フォーラム
1996年11月21〜22日、国連本部(ニューヨーク)
英語表記
World Television Day

「テレビは国連安全保障理事会の第16番目のメンバーだ」——元国連事務総長ブトロス・ブトロス=ガリはかつてそう述べました。この言葉が示すように、20世紀後半のテレビは単なる娯楽メディアを超え、国際政治や世論形成に深く関わる存在となっていました。その影響力を正式に認め、活用しようとする動きが、11月21日「世界テレビ・デー」の制定につながっています。

1996年11月21日・22日、国連は「第1回世界テレビ・フォーラム」をニューヨーク国連本部で開催しました。世界各地の主要メディア関係者が一堂に会し、急速に影響力を増すテレビの役割について議論した2日間です。このフォーラムの開催日を記念して、同年12月17日の国連総会決議51/205により、11月21日が「世界テレビ・デー(World Television Day)」として正式に制定されました。

国連がこの国際デーを設けた背景には、テレビが人々の意志決定に及ぼす影響力への認識がありました。平和・安全保障、経済・社会開発、文化交流といった国際的な課題に焦点を当てたテレビ番組を、国連加盟国が世界規模で交流・共有するよう呼びかけることが、制定の主旨のひとつです。国境を越えたテレビ番組の流通が、人々の相互理解や国際問題への関心を高める手段として期待されました。また、この記念日にはもうひとつの側面があります。2026年現在もなお、世界には安定したテレビ放送や映像情報へアクセスできない地域が存在します。世界テレビ・デーは、情報格差の是正という観点からも、未接続の地域へ情報を届ける取り組みの重要性を訴える日とされています。ユネスコをはじめとする国際機関がこの日に関連イベントを実施するのも、そうした意図を反映しています。

1920年代に実用化の糸口がつかまれ、20世紀後半に全世界へ普及したテレビは、ニュース・ドキュメンタリー・エンターテインメントを通じて各国の文化と情報を同時に届けてきました。インターネットと動画配信サービスが台頭した現代においても、大規模災害や国際的な出来事の際に人々がテレビ画面に集まる光景は続いています。11月21日は、そのメディアの歴史的意義と社会的責任を改めて問い直す一日です。

11月21日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日
月齢 11.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)