世界ハロー・デー (記念日 11月21日)
- 制定年
- 1973年(昭和48年)
- 提唱者
- ブライアン・マコーマック博士・マイケル・マコーマック氏兄弟
- 設立時の手紙送付数
- 7言語・1,360通
- 参加方法
- 当日に10人以上へ挨拶をする
- 活動国数
- 180か国
- ノーベル平和賞受賞者の支持
- 31名が支持を表明
1973年10月、エジプトとシリアの連合軍がイスラエルへ奇襲攻撃を仕掛けた。ユダヤ教の贖罪の日「ヨム・キプル」に始まったこの第四次中東戦争は、中東全域に緊張をもたらし、世界に武力衝突の脅威を改めて印象づけました。その年の秋、アメリカのアリゾナ州立大学でPh.D.を修めたブライアン・マコーマック博士と、ハーバード大学卒のマイケル・マコーマック氏の兄弟は、この紛争に強い危機感を覚え、ひとつの活動を立ち上げました。それが「世界ハロー・デー(World Hello Day)」の始まりです。
二人はこの年、7つの言語で書かれた1,360通の手紙を世界各国の政府指導者に郵送しました。手紙が伝えたメッセージは明快でした。「紛争を解決する手段として、武力ではなくコミュニケーションを選ぶべきだ」というものです。個人のレベルから対話の文化を広めることで、指導者たちへの間接的なメッセージを送ろうという発想でした。
参加方法はシンプルで、その日に10人以上の人に挨拶をするだけでよいです。家族でも、職場の同僚でも、道ですれ違う見知らぬ人でも構いません。使う言語は問われず、英語でも日本語でも、その土地の言葉で一言声をかけるだけで十分です。特別な準備も費用も必要とせず、誰もが対等に参加できる点が、この日の大きな特徴といえます。挨拶という行為を通じて、平和を守るためには個人的なコミュニケーションが重要であるというメッセージを、世界規模で伝え続けています。
制定から半世紀が経った現在、World Hello Dayは180か国に広まっています。またノーベル平和賞受賞者31名が、この活動を「平和を維持するための有効な手段」として支持を表明しています。国際機関や政府だけでなく、一般市民が平和構築のプロセスに参加できる機会として、その意義が評価されてきました。
第四次中東戦争が起きた1973年は、石油危機や冷戦の緊張が重なり、国際社会が深刻な不安定さに直面した時期でもありました。そうした時代背景の中で生まれた世界ハロー・デーは、挨拶という最もシンプルな人間の行為に、対話と平和への意志を込めようとする試みとして今に続いています。
参考リンク
11月21日の他の記念日
11月21日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)