インターネット記念日 (記念日 11月21日)

インターネット記念日
実験開始日
1969年(昭和44年)11月21日
初期接続拠点
UCLA・スタンフォード研究所・UCSB・ユタ大学の4ヵ所
1971年時点の接続数
19ヵ所
最初の国際接続
1973年・英国およびノルウェー
初の通信日時
1969年10月29日22時30分(インターネット誕生日の由来)
TCP/IP正式移行
1983年

1969年11月21日、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)・スタンフォード研究所(SRI)・カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)・ユタ大学の4拠点を結んだ公開実験が開始されました。この実験が、現代インターネットの直接の先祖にあたるARPAネット(ARPANET)の幕開けです。ARPANETはアメリカ国防総省の研究機関DARPA(当時ARPA)が資金提供したネットワークで、軍事的な耐障害性を念頭に設計されたパケット交換方式を採用していました。ARPANETにおける最初の通信は、この記念日より約3週間前の1969年10月29日22時30分に行われています。UCLAの学生チャーリー・クラインがSRIのコンピュータへ「LOGIN」と入力しようとした際、最初の2文字「LO」を送信したところでシステムがクラッシュしてしまいました。計らずも「LO(やあ)」というシンプルなメッセージが人類初のARPANET通信として記録されることとなり、この出来事は10月29日を「インターネット誕生日」とする由来になっています。

11月21日の公開実験開始後、ネットワークは急速に拡大しました。1971年には接続拠点が19ヵ所に増加し、リモートログインやファイル転送といった機能が実用化されました。さらに1972年にはレイ・トムリンソンによって電子メールが開発され、ARPANETの利用用途は一段と広がりました。1973年には英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンとノルウェーの王立レーダー施設が接続され、ARPANETは初めて国際的なネットワークへと発展しています。

利用目的も、当初の軍事・安全保障分野から科学技術研究、そして一般の商用利用へと変遷していきました。1974年にはヴィントン・サーフとボブ・カーンがTCP/IPプロトコルの基礎を発表し、異なるネットワーク同士を相互接続するための技術的な土台が整えられました。このプロトコルは現在もインターネット通信の根幹を支えています。1983年にARPANET自体がTCP/IPへ正式移行したことで、現代のインターネットアーキテクチャが確立されました。

ARPANETは1990年に正式に廃止されますが、そこで培われたパケット交換技術・分散型ネットワーク設計・オープンなプロトコル仕様という三つの遺産は、その後のWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)誕生へとつながり、今日私たちが日常的に使うインターネットの礎となっています。11月21日は、そのすべての出発点となった公開実験の開始を記念する日です。

11月21日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日
月齢 11.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)