自然薯芋の日 (記念日 11月21日)

自然薯芋の日
制定者
静岡県熱海市「麦とろ童子」の清水元春氏
日付の語呂合わせ
「11」「21」→「いいじねんじょいも」
原産地
日本固有種(長芋・大和芋は中国原産)
長芋との価格差
長芋の約6〜8倍
主な栄養素
アミラーゼ(消化酵素)、ムチン、グルコマンナン
主な産地
静岡・山梨・長野など山地を抱える地域

11月21日は「自然薯芋の日」。静岡県熱海市で自然薯料理の食事処「麦とろ童子」を営む清水元春氏が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。日付は生産者による芋の品評会が11月後半に開かれることと、「11」と「21」を組み合わせて「いいじねんじょいも」と読む語呂合わせに由来しています。

自然薯(じねんじょ)は、日本原産の唯一のヤマノイモ科植物です。長芋や大和芋が中国原産の品種であるのに対し、自然薯は古来から日本の山野に自生してきた固有種。「山芋の王様」とも呼ばれるほど、強い粘りとふくよかな香りが際立つ食材です。スーパーなどで見かける長芋と比べると価格は6〜8倍ほど高く、希少価値の高さも特徴のひとつです。

自然薯が高価な理由は、その栽培の難しさにあります。連作を嫌い、地中深くまで伸びる根茎を傷めずに収穫するには熟練の技が必要。自然栽培では収穫まで2〜3年かかることもあり、生産農家の数も限られています。静岡・山梨・長野など山地を抱える地域で主に栽培されており、収穫の最盛期は秋から冬にかけてです。栄養面では、でんぷんを分解する消化酵素「アミラーゼ」を豊富に含み、消化吸収を助ける働きがあります。ネバネバの正体であるムチンやグルコマンナンといった食物繊維も含まれており、胃腸の粘膜を保護したり、血糖値の急激な上昇を緩やかにしたりする作用が期待されています。長芋と比べてもアミラーゼの含有量は数倍にのぼるとされており、生のままとろろとして食べる方法が理にかなっています。

代表的な食べ方がとろろごはんや麦とろ。すりおろした自然薯を温かいご飯や麦飯にかけてだしと混ぜていただくスタイルは、江戸時代から続く日本の食文化のひとつです。また、短冊切りにしてサラダや和え物に使ったり、揚げたり焼いたりと、加熱調理でも独特の食感を楽しめます。11月21日は、普段なかなか口にしない自然薯をあらためて味わってみる機会です。

11月21日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日
月齢 11.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)