いいふみの日 (記念日 11月23日)

いいふみの日
制定年
1979年(昭和54年)
制定者
郵政省(現:日本郵政)
由来
「いい(11)ふ(2)み(3)」の語呂合わせ
関連記念日
毎月23日「ふみの日」、7月23日「文月ふみの日」
ジャンル
記念日

11月23日は「いい(11)ふ(2)み(3)」の語呂合わせから生まれた「いいふみの日」。郵政省(現:日本郵政)が1979年(昭和54年)に制定したこの記念日には、「手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じ、文学文化を継承する一助となるように」という願いが込められている。

そもそも「ふみの日」とは、郵政省が1979年に毎月23日を記念日として定めたことに始まる。「ふみ」とは手紙や文書を意味する古い日本語で、「文(ふみ)」の字には、文字・文学・手紙といった豊かな意味が重なり合っている。日本人が長い歴史の中で培ってきた書き言葉の文化を、現代においても絶やさず受け継いでいこうという姿勢が、この記念日の根底に流れている。

毎月23日が「ふみの日」、そして7月23日は文月(ふみづき)にかけて「文月ふみの日」として特別に位置づけられている。なかでも11月23日の「いいふみの日」は語呂合わせの響きも鮮やかで、手紙への想いをひときわ強く呼び起こす日とされてきた。現在も日本郵便の公式サイトでは、毎月23日を「Letter-Writing Day(ふみの日)」として紹介しており、手紙文化の振興活動が続けられている。

毎年この時期には、ふみの日にちなんだ特別な記念切手が発行されてきた。切手はただの郵便料金を示すシールではなく、受け取った相手が封筒を手にしたとき最初に目にする小さな芸術品でもある。どの切手を選ぶかという行為そのものが、書き手の心遣いを伝える手紙文化の一部となっている。

デジタル通信が当たり前となった今、手書きの手紙が持つ意味はむしろ大きくなっているとも言える。メッセージアプリで一瞬のうちに届くテキストと違い、便箋を選び、ペンを走らせ、封をして、切手を貼って投函するという一連の行為には、書き手の時間と気持ちが凝縮されている。受け取った側も、その手間と温もりを紙の質感とともに受け取ることができる。いいふみの日は、そうした手紙ならではの力を改めて意識させてくれる日だ。

日常の「ありがとう」や「元気ですか」をあえて手紙にしたためてみる。11月23日はそのきっかけとして、古くて新しいコミュニケーションの豊かさを見つめ直す一日となっている。

11月23日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日
月齢 13.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)