ワーク・ライフ・バランスの日 (記念日 11月23日)

ワーク・ライフ・バランスの日
記念日の日付
11月23日(勤労感謝の日)
制定団体
ワーク・ライフ・バランス推進会議
事務局
公益財団法人・日本生産性本部
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
有休取得率(2023年)
62.1%(調査史上最高水準)
長時間労働者の割合
約18%(OECD平均11%を上回る)

日本の働く人のうち、週50時間以上働く「長時間労働者」の割合は約18%にのぼり、OECD加盟国の平均11%を大きく上回っています。先進国の中で突出した数字を前に、「仕事と生活の調和」を社会全体で問い直そうとする動きが広がり、その象徴のひとつとして生まれたのが「ワーク・ライフ・バランスの日」です。

この記念日は、公益財団法人・日本生産性本部に事務局を置くワーク・ライフ・バランス推進会議が制定し、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。日付は11月23日の「勤労感謝の日」です。勤労に感謝するだけでなく、仕事以外の生活の大切さも同じ日にあらためて見つめ直してほしいという思いが込められています。

有給休暇の取得率は2023年時点で62.1%と、調査史上最高水準に達しました。2019年から義務化された「年5日取得」ルールや、時間外労働の上限規制など、2010年代後半から矢継ぎ早に整備された法制度が数字を押し上げた格好です。それでも裏側には、取得しにくい職場の空気や、残業を「頑張っている証拠」と見なす評価文化が根強く残っているという調査結果も続いています。制度の整備だけでは解決しきれない問題が、いまも積み残されています。

ワーク・ライフ・バランスが注目される背景には、生産性の問題もあります。長時間働くほど成果が上がるとは限らず、睡眠不足や疲労の蓄積は判断力・創造性を低下させます。内閣府の推計では、労働時間を短縮しつつ付加価値を高める「質の改善」こそが、人口減少社会における持続可能な経済成長の鍵だとされています。仕事の量より密度を高める働き方への転換は、個人の豊かさと国全体の競争力の双方に直結する課題です。11月23日は、仕事の時間だけでなく、自分の時間や家族との時間がどうなっているかを棚卸しする機会になります。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がキャッチフレーズとして消費されがちな現状の中で、この記念日は制度・数字・個人の意識という三つの視点から日本の働き方を問い直す日として機能しています。

11月23日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日
月齢 13.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)