東条川疏水の日 (記念日 11月23日)

東条川疏水の日
鴨川ダム竣工
1951年(昭和26年)11月23日
水路網の総延長
108km
対象地域
加東市・小野市・三木市
全国疏水百選選定
2006年(平成18年)
制定者
東条川疏水ネットワーク博物館会議

108キロメートル。これが兵庫県北播磨地域を走る東条川疏水の水路網の総延長です。加東市・小野市・三木市の農地へと水を届けるこの水路は、もともと雨が少なく水に苦労し続けた地域の悲願として、国営事業によって整備されたものです。

その出発点となったのが、1951年(昭和26年)11月23日の鴨川ダム竣工です。東条川疏水はこの鴨川ダムを主な水源として広がる水路網で、昭和20年代から30年代にかけて順次建設が進められました。それまで干ばつのたびに農業が打撃を受けていた地域の人々にとって、この疏水の完成は文字通り「水の恵み」をもたらすものでした。その歴史的・農業的価値は広く認められており、2006年(平成18年)には農林水産省が選定する「全国疏水百選」に名を連ねています。全国に現存する疏水の中でも特に価値が高いとされる100か所のひとつとして評価されたことは、この水路網が地域を超えた意義を持つことを示しています。

11月23日の「東条川疏水の日」は、鴨川ダムの竣工日にちなんで、兵庫県北播磨県民局・加古川流域土地改良事務所に事務局を置く「東条川疏水ネットワーク博物館会議」が制定しました。一般社団法人・日本記念日協会にも認定・登録されています。目的は、疏水が果たしてきた役割を広く知ってもらい、この水路網を地域の財産として次世代へ引き継いでいくことにあります。

「ネットワーク博物館」という名称にも工夫があります。疏水そのものをひとつの野外博物館と捉え、水路や関連施設を訪ね歩くことで地域の農業史や水利技術に触れられる取り組みを展開しているのです。水路が単なるインフラではなく、地域の記憶と知恵を伝える場として機能している点に、この記念日の本質があります。

11月23日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日
月齢 13.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)