筆「手書き文字」の日 (記念日 11月23日)

筆「手書き文字」の日
制定年
2021年(令和3年)
制定者
筆「手書き文字」の日をつくる国会議員の会(超党派)
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
日付の由来
「いい(11)ふみ(23)」の語呂合わせ
文房四宝
硯・筆・紙・墨の4つの道具の総称
関連記念日
1月2日「書き初め」、2月10日「筆アートの日」、11月2日「書道の日・習字の日」

毛筆で文字を書くとき、硯に水を加えて墨をすりながら気持ちを整える——その一連の所作は、書くこと自体を目的とした行為だった。11月23日は「筆『手書き文字』の日」。超党派の国会議員で構成される「筆『手書き文字』の日をつくる国会議員の会」が制定し、2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

日付は「いい(11)ふみ(23)」と読む語呂合わせ。「いい文」という響きに、手書きの手紙が持つ温度感が凝縮されているようです。記念日の目的は、筆をとり文字をしたためるという日本人が長年受け継いできた文化を次世代へつなぎ、さらに発展・洗練させること。そして、手書きで書く手紙の楽しさ、受け取るうれしさを多くの人に知ってもらうことにあります。

デジタル機器の普及により、文字をキーボードやタッチパネルで入力することが当たり前になりました。漢字を「書く」のではなく「選ぶ」時代です。スマートフォンのメッセージアプリで数秒のやりとりができる便利さは否定できませんが、その分、手書きの文字が届いたときの驚きや感動は以前より際立つようにもなりました。受け取った側が「わざわざ書いてくれた」と感じる——その非効率さこそが、手書きの本質的な価値と言えるかもしれません。さらに言えば、手書きは書き手自身にとっても意味を持ちます。文字を紙に落とす速度は思考の速度に近く、書きながら言葉を選び直す行為が、自分の気持ちを整理する作業にもなるからです。

手書きの文字や絵を特定の個人が直接書いたものは「直筆(じきひつ)」と呼ばれます。毛筆で書く際に最低限必要な道具は、硯・筆・紙・墨の4つ。これらは「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と総称され、古来より文人に大切にされてきました。

関連する記念日も暦の中に点在しています。1月2日は「書き初め」、2月10日は「筆アートの日」と「伝筆の日」、11月2日は「書道の日・習字の日」。こうした記念日の存在は、手書き文化を守ろうとする人々の意志の表れでもあります。11月23日をきっかけに、筆やペンをとる時間をつくってみてください。丁寧に書かれた文字には、送り手の時間と気持ちが宿ります。

11月23日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日
月齢 13.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)