ペンの日 (記念日 11月26日)

ペンの日
創立日
1935年(昭和10年)11月26日
当初の名称
日本ペン倶楽部
初代会長
島崎藤村(1872〜1943年)
記念日制定の契機
創立30周年
事務局所在地
東京都中央区日本橋兜町
国際加盟団体
PEN International(国際ペンクラブ)

P.E.N.という略称には、文学の全領域が凝縮されています。Pは詩人(Poets)と劇作家(Playwrights)、Eは随筆・評論家(Essayists)と編集者(Editors)、Nは小説家(Novelists)。文字を書く道具「ペン」と同じ綴りでありながら、実は文学のあらゆる担い手を包んだ頭字語です。11月26日のペンの日は、この名を冠した日本ペンクラブが1935年(昭和10年)に創立された日にちなんでいます。

当時の名称は「日本ペン倶楽部」でした。初代会長を務めたのは、詩人・小説家の島崎藤村。「夜明け前」や「破戒」で知られる藤村が、日本の文学者たちの国際的な連帯の先頭に立ちました。記念日として正式に制定されたのは創立30周年を機にしてのことで、節目ごとに自らの来し方を振り返る姿勢が伝わってきます。

国際ペンクラブ(PEN International)は1921年にロンドンで発足した世界最古の文学者の国際団体です。その中核にあるのは、文学を媒介にした国境を越えた相互理解と、表現の自由の擁護という二本柱。日本ペンクラブはその日本センターとして活動し、東京・日本橋兜町に事務局を置いています。

具体的な活動は多岐にわたります。集いや例会、懇親会といった文学者同士の交流の場から、自治体・大学・企業との連携事業まで。国際ペンクラブとの協調活動と並行しながら、日本独自の文学・文化活動も展開しています。表現の自由が脅かされる局面では声明を発出するなど、文学団体でありながら社会的な発言も担ってきました。「ペンは剣よりも強し」という言葉があるように、文字と言葉には現実を動かす力があります。詩人も劇作家も小説家も、書くという行為で世界と向き合ってきた人々です。ペンの日は、そうした書き手たちの連帯の歴史を、一本のペンという象徴のもとに確認する日といえます。

11月26日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、月徳日
月齢 16.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)