フランスパンの日 (記念日 11月28日)
- 制定団体
- 日本フランスパン友の会
- 日付の由来
- 「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」の語呂合わせ
- 認定機関
- 一般社団法人・日本記念日協会
- 日本への伝来
- 明治時代、東京・小石川のカトリック系孤児院が起源
- ユネスコ無形文化遺産
- 2022年、「フランスのバゲットパンの職人技と文化」が登録
- 主な種類
- バゲット・バタール・ブール・パン・ド・カンパーニュなど
フランスパンとひとくちに言っても、その種類は実に多様です。細長いバゲット、太めのバタール、丸型のブール、田舎風のパン・ド・カンパーニュ……いずれも小麦粉・塩・水・イーストという4つの素材だけで作られ、素材の持ち味を最大限に引き出す製法こそがフランスパンの真骨頂です。シンプルな配合だからこそ、職人の技術と小麦の品質が味に直結します。外皮のクラストはパリッと香ばしく、内側のクラムはしっとりと気泡を含んだ独特の食感が生まれます。日本にフランスパンが伝わったのは明治時代のこと。東京・小石川のカトリック系孤児院で、職業訓練としてパン作りが教えられたのが最初とされています。その後、京都「進々堂」の続木斉が日本人初のフランスパン留学生としてパリに渡り、帰国後に本場仕込みの製法を広めました。以来、日本のベーカリー文化はフランスパンを軸に発展し、現在では街のパン屋に並ぶ定番商品として広く定着しています。
「フランスパンの日」は、正統派フランスパンの製造技術の向上と普及を目的に活動する「日本フランスパン友の会」が制定した記念日です。日付は「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」と読む語呂合わせに由来し、11月28日に設けられています。また、ボジョレーヌーボー解禁日である11月の第3木曜日と近い時期でもあり、フランス文化を身近に楽しめるシーズンとしてもふさわしい日取りとなっています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
この日を記念して、毎年「フランスパンの日 フォトキャンペーン」が実施され、フランスパンにまつわる写真を募集して豪華賞品が抽選でプレゼントされます。SNSを通じてフランスパンへの関心を広げ、日本におけるフランスのパン食文化の浸透を後押しする取り組みです。全国各地のパン屋や愛好家が参加しており、多様なフランスパンの楽しみ方が毎年紹介されています。
バゲットが世界的に注目を集めたのは2022年のことです。ユネスコの無形文化遺産に「フランスのバゲットパンの職人技と文化」が登録され、その価値が改めて国際的に認められました。シンプルな素材から生まれるパリッとした外皮ともっちりした内側の食感は、機械化が進んだ現代においても職人の手仕事によってしか再現できないものとして高く評価されています。日本のベーカリーでもこの登録を機に、より本格的な製法への注目が高まっています。
11月28日は、焼きたてのフランスパンをそのまま楽しんだり、チーズや生ハム、バターと合わせてひと皿に仕立てたりと、フランス式の食卓を意識してみる絶好の機会です。ワインやスープとの相性も抜群で、食事の幅が広がります。身近なパン屋のバゲットを改めて手に取ることで、職人の技術と素材の奥深さ、そして100年以上かけて日本に根付いてきた食文化の重みを感じられるはずです。
11月28日の他の記念日
11月28日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)