いい地盤の日 (記念日 11月28日)

いい地盤の日
制定
地盤ネット総合研究所株式会社(現:地盤ネット株式会社)
認定年
2016年(平成28年)、一般社団法人・日本記念日協会が認定
日付の由来
「いい(11)地盤(28)」の語呂合わせから11月28日
地盤調査の義務化
2000年の建築基準法改正により新築住宅での地盤調査が義務付けられた
主なリスク
不同沈下(建物の部分的な沈み込み)と液状化
関連イベント
毎年この日に「いい地盤の日」アワードを開催

2011年の東日本大震災では、千葉県浦安市などの埋立地で大規模な液状化が発生し、道路が波打ち、住宅が傾きました。2024年の能登半島地震でも石川・新潟・富山の各県で広範囲にわたる液状化が報告され、多くの住宅が不同沈下や傾斜による被害を受けました。こうした地盤に起因する災害は、建物が完成してからでは対策が難しく、その土地の成り立ちと地盤の強度を事前に把握することが、住まいの安全を守る第一歩となります。「いい地盤の日」は、地盤の調査・分析を専門とする地盤ネット総合研究所株式会社(現:地盤ネット株式会社)が制定した記念日です。日付は「いい(11)地盤(28)」という語呂合わせにちなんで11月28日とされ、2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。この記念日は、住まいを選ぶ際に地盤の正しい知識を持ち、地震や水害などの被害を最小限に抑えることを目的として設けられています。

日本は国土の約7割が山地で、可住地の多くが沖積平野・埋立地・谷底平地といった軟弱地盤の上に広がっています。こうした土地は水田や沼地を造成して宅地化されたケースも多く、地盤が安定しないまま住宅が建てられてきた歴史があります。2000年の建築基準法改正によって地盤調査が義務付けられ、新築住宅では施工前にスウェーデン式サウンディング試験などによる地耐力の確認が標準化されましたが、中古住宅では調査データが公開されないケースも多くあります。

地盤の問題は「沈下」と「液状化」の二つが代表的なリスクです。不同沈下は建物の一部分だけが沈み込むことで、ドアや窓が開閉しにくくなる、壁にひびが入るといった症状から始まり、深刻化すると居住困難になる場合もあります。一方、液状化は地震の揺れによって地下水を含む砂質地盤が一時的に流動化する現象で、建物が傾いたり沈み込んだりする被害を引き起こします。いずれも建物本体の耐震性とは独立したリスクであり、耐震等級が高い住宅であっても地盤が弱ければ同様の被害を受けます。

この記念日を機に毎年開催される「いい地盤の日」アワードでは、全国で自然災害に対する先進的な取り組みや「いい地盤」の理念普及に貢献した企業・団体が表彰されます。地盤情報の公開・共有を進める動きは近年加速しており、国土交通省の地盤情報データベースや各自治体のハザードマップと合わせて活用することで、土地購入前のリスク把握がより精度高くできるようになっています。住宅を選ぶ際は、建物の仕様だけでなく、その土地の地盤履歴を確認することが賢明です。

11月28日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 神吉日、大明日、不成就日
月齢 18.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)