シティズ・フォー・ライフの日 (記念日 11月30日)

シティズ・フォー・ライフの日
記念日の日付
毎年11月30日
運動開始年
2002年
主催団体
サンテジディオ共同体(イタリア・カトリック)
参加都市数
世界1,200以上の都市・自治体
起源となった出来事
1786年 トスカーナ大公国が死刑・拷問を廃止
理論的影響
チェーザレ・ベッカリーア『犯罪と刑罰』(1764年)

1786年11月30日、トスカーナ大公国の君主ピエトロ・レオポルド(後の神聖ローマ皇帝レオポルド2世)は、ヨーロッパで初めて死刑と拷問の廃止を宣言しました。この歴史的な決断の背景には、イタリアの法学者チェーザレ・ベッカリーアの影響がありました。ベッカリーアは1764年に著作『犯罪と刑罰』を発表し、死刑は犯罪抑止に効果がなく、国家が人命を奪う権利を持つべきではないと論じました。この書物はヨーロッパの刑事法改革に広く影響を与え、トスカーナでの廃止宣言はその具体的な成果の一つとなりました。この日を記念して「シティズ・フォー・ライフ(Cities for Life)」と呼ばれる国際的な死刑廃止運動が、毎年11月30日に世界各地で行われています。

運動を立ち上げたのはカトリックの国際的な信徒組織「サンテジディオ共同体」で、2002年に開始されました。現在は世界1,200以上の都市と自治体が賛同し、参加都市ではコロッセオ(ローマ)やエッフェル塔(パリ)などのランドマークをオレンジ色にライトアップして死刑廃止への意思を示します。オレンジは生命と希望を象徴する色として選ばれています。

現在も死刑制度を維持している国は世界に50か国以上あり、毎年数百件から数千件の死刑が執行されています。アムネスティ・インターナショナルの集計によると、2023年には少なくとも1,153件の死刑が執行され、これは過去25年で最多水準でした。日本も死刑存置国の一つであり、この日は廃止派・存置派双方が議論を深める機会となっています。

1786年のトスカーナの一歩が、今日の世界的な運動へと続いています。

11月30日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 神吉日、母倉日
月齢 20.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)