カイロの日 (記念日 12月1日)
- 記念日
- 12月1日
- 制定年
- 1991年(平成3年)
- 制定者
- 日本使いすてカイロ同業会
- ホカロン発売年
- 1978年(昭和53年)
- 現在の団体名
- 日本カイロ工業会(2001年改称)
- 事務局所在地
- 東京都中央区日本橋本石町
使い捨てカイロが日本で誕生したのは1978年(昭和53年)のことです。「ホカロン」という名称で商品化されたこの製品は、袋から取り出して振るだけで温かくなるという手軽さから瞬く間に全国に広まり、長年親しまれてきたベンジンカイロに取って代わりました。日本使いすてカイロ同業会(現:日本カイロ工業会)は、こうした使い捨てカイロの文化を根付かせた業界団体として、1991年(平成3年)に12月1日を「カイロの日」と制定しました。12月の最初の日という設定は、寒さが本格化してカイロの需要が高まる時期に合わせたものです。
カイロの原型は江戸時代の「温石(おんじゃく)」です。石を温めて布に包み懐に入れるこの方法が、現代のカイロへと続く出発点です。
大正時代にはベンジンの気化ガスと白金の触媒作用を利用した「ベンジンカイロ」が登場し、燃料を補充しながら繰り返し使えることから一般家庭にも広く普及しました。ホカロンを開発したのは日本純水素(現:日本パイオニクス)で、全国販売を手がけたのはロッテ電子工業(後にロッテ健康産業を経て現在のロッテ)です。発売当初は内袋をもんだり振ったりして発熱させる仕組みでしたが、技術改良により外袋を開けるだけで温まるようになりました。1989年(平成元年)には衣類の上から貼れる「ホカロン 貼る」タイプが登場し、腰や背中など目的の場所を集中的に温められる利便性が加わりました。現在では「貼るミニ」や靴下の中に入れる「くつ下に貼る」タイプなど、用途別に多様な商品が展開されています。
「日本使いすてカイロ同業会」は1981年(昭和56年)にカイロメーカー46社が集まって設立された団体で、カイロの日制定はその設立10周年を記念したものでした。2001年(平成13年)には「日本カイロ工業会」へと名称を変更し、現在は東京都中央区日本橋本石町に事務局を置いています。毎年カイロの日には、正しい使い方の普及や需要促進を目的とした啓蒙活動が実施されています。鉄粉・水・塩・活性炭・バーミキュライトが空気中の酸素と反応して熱を発生させる仕組みは、日本が世界に先駆けて製品化した独自の技術です。
参考リンク
12月1日の他の記念日
12月1日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)