下仁田葱の日 (記念日 12月1日)

下仁田葱の日
産地
群馬県甘楽郡下仁田町馬山地区
制定年
2009年(平成21年)
制定者
下仁田ファーム・下仁田葱の会
出荷解禁日
12月1日
12月〜1月
認定機関
日本記念日協会

加熱すると甘くとろけ、生だと激辛——同じネギなのに、火を通す前と後でまるで別物に変わるのが下仁田ネギです。群馬県甘楽郡下仁田町の冬を代表するこの特産品は、江戸時代には徳川幕府への献上品として珍重され、「運送代はいくらかかってもよいから至急200本送れ」と江戸の大名が手紙を書いたという逸話が残るほどの存在感を誇っていました。「下仁田ねぎ」という名が広く使われるようになったのは明治時代からとされていますが、それ以前から地域を代表する野菜として確固たる地位を築いていたことがわかります。

下仁田ネギは一本ネギの仲間ですが、姿は独特です。白い部分は15〜20cmと短く、太いものでは直径4〜5cmにも達するずんぐりとした体形は、一般的な長ネギとは一線を画します。産地は限られており、下仁田町の馬山地区など特定の土地と気候が育てる固有品種として知られています。大正時代以降、栽培の中心が山間部から馬山地区に移ったことで品質が安定し、現在の「下仁田ネギの主産地」としての地位が確立されました。他の地域で同じ種を育てても同じ味にはならないとされており、土壌や水、寒暖差など下仁田の環境そのものが味を作っていると言われています。それゆえ本物の下仁田ネギは産地が厳密に管理されており、偽物との区別を明確にするためのブランド保護も進められています。

その真価は鍋に入れたときに発揮されます。加熱するとトロトロになり、強い辛味は消えて濃厚な甘みだけが残ります。すき焼きや鴨鍋に添えると、ネギそのものが主役になると言われるほどです。旬は12月から1月にかけての真冬で、出荷が解禁される12月1日に合わせてこの記念日が定められています。

「下仁田葱の日」は、伝統的な栽培方法を守る下仁田ファーム・下仁田葱の会が2009年(平成21年)に制定し、日本記念日協会に認定・登録されました。スーパーで見かけたらぜひ一束、鍋の主役に迎えてみてください。

12月1日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 一粒万倍日、神吉日、大明日、天恩日、母倉日
月齢 21.8(下弦の月)

12月の二十四節気・雑節

  • 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
  • 冬至(とうじ) 12月22日(火)