市田柿の日 (記念日 12月1日)
- 発祥地
- 長野県高森町(旧市田村)
- 命名年
- 1921年(大正10年)
- 主な産地
- 長野県(国内生産の約99%)
- 栽培面積
- 約425ヘクタール(2022年)
- ポリフェノール
- 100gあたり約250mg(干しぶどうの約3倍)
- 出荷最盛期
- 12月
干し柿の世界に「白い粉の美しさ」を競うものがあるとすれば、市田柿はその頂点に立つ存在です。表面を覆う白い粉はブドウ糖が結晶化したもので、これが多いほど上等とされます。一口食べると、ねっとりした食感と凝縮された甘みが広がり、ほかの干し柿とは明らかに異なる上品な味わいです。生ハムやバターとの相性も良く、和の食材でありながら洋食とも組み合わせられる懐の深さが、近年注目を集めています。
発祥は14世紀ごろ、現在の長野県高森町にあたる旧市田村です。江戸時代の1688年ごろにはすでに500本以上が植えられており、長い歴史を持ちます。「市田柿」という名前が定着したのは1921年(大正10年)、東京市場への出荷時に発祥地の地名を冠したのが始まりです。それ以前は「焼き柿」と呼ばれていました。現在の国内栽培面積は約425ヘクタール(2022年)で、そのおよそ99%が長野県産。干し柿向けの生産量は9,000トン超と国内ダントツで、飯田・下伊那地域の冷涼な気候と天竜川から吹き上がるフェーン現象による独特の気象条件が品質を支えています。軒先に吊るして天日と寒風にさらす伝統製法も今なお続けられています。
栄養面では、ポリフェノールの含有量が100グラムあたり250ミリグラムと、干しぶどうの約3倍です。
12月1日の「市田柿の日」は、最盛期である12月の出荷シーズンと「市田(いちだ)」の「1」を掛け合わせて制定されました。市田柿発祥の里活用推進協議会と市田柿ブランド推進協議会が共同で申請し、日本記念日協会に認定されています。食物繊維やビタミンも豊富で、昔から「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われてきた健康食品としての評判は、現代の栄養学でもしっかり裏付けられています。
12月1日の他の記念日
12月1日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)