世界土壌デー (記念日 12月5日)

世界土壌デー
制定機関
国連食糧農業機関(FAO)
制定年
2014年(平成26年)
英語表記
World Soil Day(WSD)
国際土壌年
2015年(平成27年)
年間消失面積
約1,200万ヘクタール
テーマ
元気な暮らしは元気な土から

地球上の農地や森林の土台となる「土壌」は、1センチメートルの層が形成されるまでに数百年から数千年の時間を要します。しかし現在、世界では毎年およそ1,200万ヘクタールの土地が砂漠化などによって失われており、毎分に換算すると23ヘクタールが消えていく計算になります。この危機的な現状に世界の目を向けるため、国連食糧農業機関(FAO)が12月5日を「世界土壌デー」と定めています。

世界土壌デーの日付は、2015年(平成27年)に開始した「国際土壌年」(International Year of Soils)にちなんでいます。「国際土壌年」は2013年(平成25年)12月の国連総会で採択され、そのテーマは「元気な暮らしは元気な土から」(Healthy Soils for a Healthy Life)でした。土壌が農業・食糧安全保障の基盤であることを国際社会に広く訴えることが目的です。

土壌劣化の影響は食料生産だけにとどまりません。国連の報告によれば、土地の荒廃は世界の貧困層の74%に直接的な打撃を与えており、経済成長・貧困撲滅・女性の地位向上といった社会的・経済的な課題とも深く結びついています。砂漠化に直面する国や地域にとって、適切な土壌管理は生存基盤に関わる問題です。

一方、都市化や化学物質による土壌汚染、不適切な農業慣行なども土壌劣化を加速させる要因として指摘されています。過放牧や過開墾、塩類集積を招く不適切な灌漑は、乾燥地帯を中心に世界各地で土壌の生産能力を低下させています。FAOは、こうした問題を防ぐためには適切な土壌管理の知識を農家や政策立案者が共有することが不可欠だとしています。

世界土壌デーは、毎日の食卓を支える土の存在を改めて意識する機会です。土壌保全への取り組みが、食料安全保障と持続可能な社会の実現に直結することを、FAOはこの日を通じて訴え続けています。

12月5日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 天恩日
月齢 25.8

12月の二十四節気・雑節

  • 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
  • 冬至(とうじ) 12月22日(火)