バミューダトライアングルの日 (記念日 12月5日)
- 発端となる事件
- 1945年12月5日・米海軍アヴェンジャー雷撃機5機消失
- 失踪者数
- 飛行艇乗組員含む計14名
- 海域の範囲
- フロリダ・プエルトリコ・バミューダを結ぶ三角形
- 行方不明件数
- 船舶・航空機あわせて100件以上とされる
- 主な仮説
- メタンハイドレート説・マイクロバースト説など
- 実態
- 他海域と比べ遭難率に有意な差はないとされる
1945年12月5日、アメリカ海軍の訓練飛行中に5機のアヴェンジャー雷撃機が大西洋上で忽然と姿を消しました。フロリダ半島から出発したこの飛行隊は、通常の訓練コースを飛行中に交信が途絶え、その後一切の痕跡が発見されませんでした。捜索に向かった飛行艇も同様に行方不明となり、計14名の乗組員が謎の失踪を遂げています。この事件が起きた海域は、フロリダ半島の先端・プエルトリコ・バミューダ諸島の三点を結ぶ三角形の水域です。この海域では100を超える船舶や航空機が行方不明になっているとされ、「バミューダトライアングル」(Bermuda Triangle)として世界的に知られるようになりました。消息を絶つ直前にコンパスや計器が異常を示すという証言が残されており、超常現象を扱う書籍やテレビ番組がこの謎を繰り返し取り上げてきました。
その原因については複数の仮説が唱えられています。ブラックホール説や宇宙人説といった超常現象的な解釈から、海底に堆積したメタンハイドレートが気化して浮力を失わせるというメタンハイドレート説、突発的な下降気流であるマイクロバースト説まで、科学的・非科学的を問わず様々な仮説が登場しました。これらの謎めいた背景から、多くのフィクション作品の舞台にもなっています。
一方で、米国沿岸警備隊やロイズ保険組合の調査によれば、バミューダトライアングルにおける遭難率は他の海域と比べて特別に高いわけではないとされています。この海域は船舶・航空機の往来が非常に多く、また熱帯低気圧の発生しやすい気象環境であることが、事故件数の多さとして認識されやすかったと考えられています。「伝説」として広まるにつれ、実態以上に恐ろしい海域として誤解が定着してしまったという指摘は、現在では広く受け入れられています。
バミューダトライアングルの謎は、人間が未知のものに抱く恐怖と好奇心を映し出しています。1945年の事件から80年以上が経過した今も、この三角形の海域は世界中の人々の想像力を刺激し続けています。科学が進歩した現代においても完全には解消されていない「謎」の存在が、この伝説の生命力を支えているのかもしれません。
12月5日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)