クリスマス (記念日 12月25日)
- 日付制定
- 4世紀前半、教皇ユリウス1世が12月25日と定める
- 語源
- 英語「Christ(キリスト)+mass(ミサ)」
- Xmasの由来
- ギリシャ語「Xristos(救世主)」の頭文字
- 日本初のクリスマス
- 1552年(天文21年)、山口県山口市でミサを挙行
- 降誕節
- 12月25日〜1月5日(Christmastide)
- 日本初のクリスマスパーティー
- 1874年(明治7年)
12月25日がイエス・キリストの誕生日である、という確固たる証拠は存在しません。新約聖書にも具体的な日付の記述はなく、初期のキリスト教では各地の宗派がそれぞれの日付でイエスの生誕を祝っていました。この日付を「12月25日」に統一したのは、4世紀前半の教皇ユリウス1世です。
では、なぜ12月25日が選ばれたのでしょうか。冬至(12月22日頃)の前後は、ローマの「サトゥルナリア祭」やゲルマン民族の祭りなど、異教の祝祭が集中していました。キリスト教側がこれらの異教徒を取り込み、布教を拡大するために同じ時期にイエスの生誕祭を設定したと広く考えられています。宗教の伝播には、時として政治的・戦略的な判断が伴うものです。
「クリスマス(Christmas)」という言葉は、英語の「Christ(キリスト)」と「mass(ミサ)」が合わさったものです。略記の「Xmas」はギリシャ語「Xristos(クリストス)」に由来し、「油を注がれた者=救世主」を意味する頭文字Xが使われています。日本でよく見かける「X’mas」というアポストロフィ付きの表記は、19世紀の英語文献にも確認でき、和製英語ではありません。
日本初のクリスマスは1552年(天文21年)、イエズス会の宣教師コスメ・デ・トーレスらが山口で行ったミサです。その後、1874年(明治7年)に東京で初のクリスマスパーティーが開かれました。
現在の日本では、宗教的な文脈を超えた年末の国民行事として定着しています。クリスマスツリーの飾り付け、プレゼントの交換、ケーキを囲む家族の時間——これらは特定の信仰とは切り離された文化的な慣習として広く受け入れられています。また、12月25日から12日後の1月6日は「顕現日(公現日)」とされ、12月25日から1月5日までを「降誕節(Christmastide)」と呼びます。欧米諸国ではこの期間が「クリスマス休暇」にあたり、社会全体が祝祭のムードに包まれます。
12月25日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)