シャンソンの日 (記念日 12月29日)

シャンソンの日
開店年
1951年(昭和26年)
閉店年
1990年(平成2年)
営業年数
約39年
最後のステージ
美輪明宏
料金
コーヒー付き1800円(消費税なし)
跡地
銀座七丁目9番11号付近(石碑あり)

1990年(平成2年)のこの日、東京・銀座のシャンソン喫茶店「銀巴里」(ぎんパリ)が閉店しました。1951年(昭和26年)に日本初のシャンソン喫茶として開店した老舗で、戦後の銀座に根ざし39年にわたってフランスのシャンソン文化を日本に伝え続けた店でした。この閉店の日を記念して「シャンソンの日」とされています。

「銀巴里」が貫いたのは、シャンソンを特別なものにしないという姿勢でした。消費税も取らず、コーヒー付き1800円という料金は「映画程度の値段で聞いてもらいたい」という思いから設定されたものです。しかし、バブル期の地価高騰には抗えず、開店から39年目の幕引きとなりました。その最後のステージを飾ったのは美輪明宏(みわ あきひろ)で、「銀巴里」で数多くのステージを重ねてきた美輪がこの店のフィナーレを締めくくったことは、一つの時代の終わりを象徴するものとなりました。閉店後、跡地の銀座七丁目9番11号付近には石碑が建てられ、今もその歴史を伝えています。

「東の銀巴里、西のラ・ベル・エポック」と並び称されたように、東京と並ぶシャンソンの拠点が西日本にもありました。武蔵野市吉祥寺にあった「ラ・ベル・エポック」は1974年(昭和49年)に開店し、2009年(平成21年)10月31日に閉店。どちらの店も、大衆文化としてのシャンソンを支えた場所として記憶されています。

「銀巴里」をテーマにした音楽作品も複数残されています。美輪明宏『いとしの銀巴里』、野坂昭如『銀巴里物語』、なかにし礼『さらば銀巴里』は、いずれもこの店に縁のある人物による作品です。歌手・作詞家・作家がそれぞれの形でこの店への思いを作品に刻んだことからも、「銀巴里」が単なる飲食店を超えた文化的拠点だったことがわかります。

参考リンク

12月29日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 神吉日、大明日、不成就日
月齢 20.1

12月の二十四節気・雑節

  • 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
  • 冬至(とうじ) 12月22日(火)