ホシヅル忌 (記念日 12月30日)
- 忌日
- 1997年(平成9年)12月30日
- 享年
- 71歳
- 死因
- 間質性肺炎
- 作品数
- 1000編を超えるショートショート
- 受賞歴
- 第21回日本推理作家協会賞(1968年)
- 別称
- ショートショートの神様・SF御三家
「ショートショートの神様」と呼ばれた作家・星新一が亡くなったのは、1997年(平成9年)12月30日のことです。東京都港区の東京船員保険病院で間質性肺炎のため71歳で逝去しました。この忌日は「ホシヅル忌」または「星鶴忌」と呼ばれています。「ホシヅル(星鶴)」とは、星新一が考案した架空の鳥のイラストで、サインや各種の場面で愛用されていたものです。本名は星親一(読み方は「ほし しんいち」で同じ)。1926年(大正15年)9月6日、東京府本郷区曙町(現:東京都文京区本駒込)に生まれました。
星新一の家系は、近代日本の文化・学術に深く関わっています。父の星一は星薬科大学の創立者であり星製薬の創業者。母方の祖父は帝国大学医科大学長で解剖学者の小金井良精、祖母は文豪・森鴎外の妹である小金井喜美子です。こうした知的な環境が、後の作家活動に影響を与えたと考えられます。
1948年(昭和23年)に東京大学農学部農芸化学科を卒業後、文学の世界へと進みます。1957年(昭和32年)には「空飛ぶ円盤研究会」で知り合ったSF翻訳家・柴野拓美らと、日本初のSF同人誌「宇宙塵」を創刊。同年、推理小説雑誌「宝石」への転載によって作家としてのキャリアをスタートさせました。
斬新な発想と奇抜な結末を持つショートショートを次々と発表し、「ボッコちゃん」(1958年)をはじめ生涯で1000編を超える作品を世に送り出しました。1968年(昭和43年)には第21回日本推理作家協会賞を受賞。小松左京・筒井康隆と並ぶ「SF御三家」のひとりとして、日本SF文学の黎明期を牽引しました。膨大な作品量でありながら、どの作品も一定の質を備えているとして「神様」の称号を得た星新一は、没後の1998年(平成10年)に第19回日本SF大賞の特別賞を受けています。墓は港区南青山の青山霊園にあります。
参考リンク
12月30日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)