視覚障害者ガイドヘルパーの日 (記念日 12月3日)

視覚障害者ガイドヘルパーの日
制定団体
日本視覚障害者団体連合 同行援護事業所等連絡会
制度施行日
2011年(平成23年)10月1日
根拠法
改正障害者自立支援法(2010年12月3日成立)
資格名称
同行援護従業者(視覚障害者ガイドヘルパー)
日視連会員数
約50,000人(令和2年4月現在)
日視連結成年
1948年(昭和23年)

視覚障害のある人が一人で外出しようとすると、交差点の信号の色、バスの行き先表示、窓口の番号案内など、日常的な視覚情報の多くが壁となって立ちふさがります。同行援護制度は、こうした状況に置かれた視覚障害者の外出を専門的に支援するために設けられた障害福祉サービスで、移動に必要な視覚情報の提供、代筆・代読、必要に応じた身体介護を一体的に担う仕組みとして位置づけられています。制度の法的根拠となったのは、2010年(平成22年)12月3日に成立した改正障害者自立支援法です。それ以前は移動支援が市区町村独自の事業に委ねられており、自治体によってサービス水準に大きな差が生じていましたが、全国統一の個別給付サービスとして制度化されたことで、どの地域に住む視覚障害者も一定水準の支援を受けられる基盤が整いました。本格施行は翌2011年10月からです。

同行援護を担うのが「同行援護従業者」、通称・視覚障害者ガイドヘルパーと呼ばれる支援職です。資格取得には同行援護従業者養成研修の一般課程修了が求められ、身体介護を伴う支援には応用課程の修了が必要です。研修では歩行誘導の技術や点字の基礎知識のほか、視覚障害者の心理的理解や視覚情報の的確な言語化など、専門性の高い内容が含まれます。単に隣を歩くだけでなく、利用者が必要とする情報を過不足なく伝えるための訓練が重視されています。

12月3日を「視覚障害者ガイドヘルパーの日」として制定したのは、日本視覚障害者団体連合 同行援護事業所等連絡会です。日本視覚障害者団体連合(日視連)は1948年(昭和23年)に結成された社会福祉法人で、全国60の視覚障害者団体による連合体として、国や地方自治体の政策立案・決定に際して視覚障害者のニーズを反映させる活動を続けています。会員数はおよそ5万人にのぼります。記念日制定の目的は、制度の社会的認知度を高めるとともに、担い手であるガイドヘルパーの新規養成につなげることにあります。

同行援護の需要は年々高まっているものの、サービスを支えるガイドヘルパーの確保は各地で大きな課題となっています。都市部と地方の間で事業所数や従業者数に差があり、希望するタイミングで支援を受けられない利用者も少なくありません。視覚障害者が地域社会で自立した生活を送り、文化活動や就労・通院といった多様な外出機会を確保するためには、制度の認知拡大と新たな担い手の育成が引き続き不可欠な状況です。

12月3日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 23.8

12月の二十四節気・雑節

  • 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
  • 冬至(とうじ) 12月22日(火)