土用の丑の日はいつ?2026年は7月26日(日)|うなぎを食べる日
ベストカレンダー編集部
2026年6月11日
結論:2026年の土用の丑の日(夏)は7月26日(日曜)。夏の土用(7月20日〜8月6日)に丑の日は一度だけで、いわゆる「二の丑」はありません。
- 年間では5日:土用は年4回あり、丑の日も冬1月27日(火)・春4月21日(火)と5月3日(日)・夏7月26日(日)・秋10月30日(金)の計5日。うなぎで賑わうのは夏だけです。
- 決まり方:夏の土用(立秋直前の約18日間)のうち、十二支が「丑」にあたる日が土用の丑の日。期間(帯)の中にある特異日(点)です。
- 由来:丑の日に「う」のつく食べ物で夏負けを防ぐ言い伝えに、江戸の鰻屋の販促が重なってうなぎが定番になりました。
- 確認先:土用入り・立秋の日付は国立天文台の暦要項で確定済み(記事末の出典参照)。丑の日は十二支の循環で機械的に決まります。
「2026年の土用の丑の日はいつ?」——夏は7月26日(日曜)です。ただし、丑の日は夏の専売特許ではありません。土用が立春・立夏・立秋・立冬の直前に年4回ある以上、丑の日も季節ごとにめぐってきて、2026年は年間5日あります。本記事では、まず年4回の土用と丑の日を全一覧で押さえ、夏の土用をカレンダーで一望したうえで、日付の決まり方・うなぎが定番になった経緯・うなぎ以外の行事食・土いじりを避ける風習まで、暦エンジンの確定値と一次出典で整理します。
2026年の土用の丑の日は年5日(全一覧)
土用というと夏のイメージが強いものの、暦のうえでは春夏秋冬それぞれの「立」の直前、約18日間が土用です。それぞれの土用に丑の日がめぐってくるため、2026年の「土用の丑の日」は次の5日になります。春の土用だけは丑の日が2回あり、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」と呼びます。
| 季節 | 土用の期間(2026年) | 丑の日 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 冬の土用 | 1月17日〜2月3日 | 1月27日(火) | 立春(2/4)の前日が土用明け |
| 春の土用 | 4月17日〜5月4日 | 4月21日(火)・5月3日(日) | 二の丑あり(5/3) |
| 夏の土用 | 7月20日〜8月6日 | 7月26日(日) | うなぎ商戦の丑の日。二の丑なし |
| 秋の土用 | 10月20日〜11月6日 | 10月30日(金) | 立冬(11/7)の前日が土用明け |
うなぎを食べる風習と結びついているのは、このうち夏の土用の丑の日だけです。以下では夏の7月26日を中心に見ていきます。
カレンダーで見る夏の土用
下のカレンダーでは、夏の土用の期間(7月20日〜8月6日)を日ごとの注記で帯のように示しました。黄色の枠が丑の日の7月26日(日)。立秋(8月7日)の前日で土用が明けます。伝承で土いじりが差し支えないとされる間日(まび)も注記しています(くわしくは後述の風習の節で)。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1先負 | 2仏滅 | 3大安 | 4赤口 | |||
| 5先勝 | 6友引 | 7先負 | 8仏滅 | 9大安 | 10赤口 | 11先勝 |
| 12友引 | 13先負 | 14赤口 | 15先勝 | 16友引 | 17先負 | 18仏滅 |
| 19大安 | 20赤口★土用入り | 21先勝土用・間日 | 22友引土用 | 23先負土用 | 24仏滅土用 | 25大安土用 |
| 26赤口🍴丑の日 | 27先勝土用 | 28友引土用・間日 | 29先負土用・間日 | 30仏滅土用 | 31大安土用 |
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1赤口土用 | ||||||
| 2先勝土用・間日 | 3友引土用 | 4先負土用 | 5仏滅土用 | 6大安土用明け | 7赤口立秋 | 8先勝 |
| 9友引 | 10先負 | 11仏滅 | 12大安 | 13先勝 | 14友引 | 15先負 |
| 16仏滅 | 17大安 | 18赤口 | 19先勝 | 20友引 | 21先負 | 22仏滅 |
| 23大安 | 24赤口 | 25先勝 | 26友引 | 27先負 | 28仏滅 | 29大安 |
| 30赤口 | 31先勝 |
黄色の枠=土用の丑の日(7/26)「土用」注記=夏の土用(7/20〜8/6の約18日間)「間日」=伝承で土いじりが差し支えないとされる日
「土用」の語源は五行説の「土」
土用の由来は、古代中国の五行説にさかのぼります。万物を木・火・土・金・水の五つに割り振る考え方で、春には木、夏には火、秋には金、冬には水が当てられ、残った土は「季節の変わり目」の担当になりました。1年を五行で等分すると一つあたり約73日。土の持ち分は四つの季節の境目に約18日ずつ振り分けられ、これが年4回の土用です。
「土用」という言葉は「土旺用事(どおうようじ)」の略とされます。土の気がもっとも盛んに働く期間、という意味です。現在の暦では太陽黄経で定義され、夏の土用入りは太陽黄経117度に達する日(2026年は7月20日)。国立天文台が暦要項として毎年の確定値を公表しています。
なぜ7月26日が「丑の日」になるのか
日付には十二支(子・丑・寅・卯…)が順に割り振られ、12日で一巡します。約18日間の土用に対して十二支は12日周期なので、期間の中に丑の日は必ず1回、年によっては2回入ります。2026年の夏は7月26日の一度だけ。これが「二の丑なし」の理由です。
つまり土用の丑の日とは、太陽の動きで決まる土用(期間)と、12日でめぐる丑(点)のかけ算。どちらも機械的に計算できる暦の確定値なので、来年以降の日付も先まで読めます。下の多年表で年ごとの動きを確認できます。
多年表 ― 土用入りと丑の日の年ごとの揺れ
夏の土用入りはおおむね7月19日か20日。太陽黄経117度に達する瞬間を含む日なので、年により1日前後します。一方の丑の日は十二支の循環で動くため、「一の丑のみ」か「二の丑あり」かが年ごとに入れ替わります。
| 年 | 土用入り | 曜日 | 前年差 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 7月19日 | 土 | — |
| 2026年 | 7月20日 | 月 | +1日 |
| 2027年 | 7月20日 | 火 | 0日 |
| 2028年 | 7月19日 | 水 | -1日 |
| 2029年 | 7月19日 | 木 | 0日 |
7月20日7月19日前年差=前の年から何日ずれたか
| 年 | 土用の丑の日 | 回数 |
|---|---|---|
| 2025年 | 7/19(土)・7/31(木) | 二の丑あり |
| 2026年 | 7/26(日) | 一の丑のみ |
| 2027年 | 7/21(水)・8/2(月) | 二の丑あり |
| 2028年 | 7/27(木) | 一の丑のみ |
| 2029年 | 7/22(日)・8/3(金) | 二の丑あり |
※ 丑の日は基準日からの十二支の循環で算出し、既知の丑の日(2024年7月24日・8月5日)との一致を確認済み。表の範囲は当サイト収録の2025〜2029年です。
うなぎの旬は冬。それでも夏に食べるわけ
意外に思われがちですが、天然うなぎの旬は夏ではなく秋から冬。冬眠や産卵に備えて脂を蓄える時期こそ、味がのるとされてきました。裏を返せば、江戸時代の夏はうなぎの売れない季節。鰻屋にとって夏場は頭の痛い時期だったわけです。
そこで広く知られるのが、蘭学者平賀源内の逸話です。夏に客足が遠のいて困った鰻屋から相談を受け、「本日丑の日」と書いた看板を店先に出すよう勧めたところ大繁盛——という筋書き。古くからあった「丑の日に『う』のつく食べ物で夏負けを防ぐ」という言い伝えに、源内が「うなぎ」をうまく乗せた、と語られます。ただしこの話を裏づける一次史料は見つかっておらず、あくまで諸説の一つです。
別の説として、大量の蒲焼の注文を子・丑・寅の3日に分けて作った江戸の鰻屋春木屋善兵衛が、丑の日に作った分だけ傷まなかったから——とも伝わります。起源がどれであれ、栄養価の高いうなぎで暑さに備える習慣は江戸後期に定着し、今も夏の風物詩として続いています。
うなぎ以外の行事食 ― しじみ・餅・卵・「う」のつくもの
本来の言い伝えは「丑の日に『う』のつくものを」。うなぎはその代表格にすぎず、梅干し・うどん・瓜などで夏の体を整えるのが原型でした。
さらに「土用」を冠した行事食も各地に残っています。土用しじみは「腹薬」と呼ばれたほど滋養があるとされる夏のしじみ。土用餅はあんころ餅のことで、小豆の厄除けにあやかる関西・北陸の風習です。土用卵は土用の期間に産まれた卵で、精がつくと珍重されました。丑にちなんで「黒い食べ物」(黒豆・ごぼう・なすなど)がよいとする地域の言い伝えもあります。
| 行事食 | いわれ・特徴 |
|---|---|
| 梅干し | クエン酸で食欲増進。「う」の代表格 |
| うどん | のどごしがよく、暑い日でも食べやすい |
| 瓜(うり) | きゅうり・冬瓜・西瓜など。水分が多く体の熱を冷ます |
| 牛肉(うし) | 「丑」の語呂から。スタミナ食として食べる地域も |
| 土用しじみ | 夏が旬。「土用しじみは腹薬」と言い伝えられた |
| 土用餅 | あんころ餅。小豆に厄除けの意味(関西・北陸) |
| 土用卵 | 土用の期間に産まれた卵。精がつくとされた |
| 黒い食べ物 | 黒豆・ごぼう・なす等。丑の色にちなむ地域の風習 |
土用の過ごし方と風習(丑湯・土用干し・間日)
丑の日に薬草を入れた湯につかる丑湯(うしゆ)は、江戸時代から伝わる習わしです。桃の葉などを浮かべた湯で汗疹や疲れを癒やし、暑さ本番に備える意味がありました。冬至のゆず湯と対になる、夏の入浴の風物詩といえます。
梅雨明け後の強い日差しを生かす土用干しもこの時期の仕事です。梅干し作りでは塩漬けした梅を三日三晩干し上げる工程がちょうど夏の土用に重なります。衣類や書物を風に当てて湿気とカビを払う虫干しも、昔から土用の習慣とされてきました。
一方で、土用には土を動かすことを避ける言い伝えがあります。土を司る土公神(どくじん)がこの期間は土の中におられるとされ、穴掘り・基礎工事・植え替えといった土いじりを控える、というものです。ただし間日(まび)なら差し支えないとされ、夏の土用では十二支が卯・辰・申の日がそれにあたります。2026年は7月21日(火)・28日(火)・29日(水)・8月2日(日)の4日。あくまで暦の伝承なので、現代の工事や引越しの日程は施工業者や引越し会社と相談して現実的に決めれば十分です。
いつ買う?うなぎの予約・購入と温め方
2026年の夏は丑の日が7月26日(日)に一点集中します。二の丑がある年と違って需要が分散しないぶん、当日のスーパーでは夕方に蒲焼が品薄になりがちです。動き方の目安を逆算表にまとめました。
基準日:土用の丑の日 7月26日(日)
| やること | いつ | 理由 | 最終確認先 |
|---|---|---|---|
| 当日に食べる | 7/26(日)の午前〜昼 | 夕方は蒲焼コーナーが品薄・売り切れになりやすい | 販売店の売場情報 |
| 前日までに買っておく | 〜7/25(土) | 冷蔵品は前日購入+当日温めが確実 | 商品の消費期限表示 |
| 通販・お取り寄せ | 〜7/23 ごろ | 配送が集中する時期。冷凍は解凍時間も見込む | 通販各社の配送締切 |
| うなぎ専門店で外食 | 1〜2週間前に予約 | 丑の日は予約で席が埋まりやすい | 店舗の予約状況 |
市販の蒲焼をふっくら仕上げる簡単なコツは「タレをさっと流して、酒で蒸し焼き」。表面のタレをぬるま湯で軽く流し、フライパンに皮目を下にして並べ、酒(または水)大さじ1〜2を振って、ふたをして弱火で2〜3分蒸らします。仕上げに付属のタレを絡めれば、温め直しでも身がやわらかく戻ります。トースターやグリルを使う場合は、アルミホイルに包んで温めると焦げつきを防げます。
- 7/26(日)は需要が一点集中。店頭購入は午前中、お取り寄せは数日前までの注文が安心。
- 冷凍うなぎは解凍・温めにかかる時間も逆算に入れておく。
- 価格・在庫・配送日は変動するため、最終確認は各販売店・通販サイトで。
よくある質問
- 2027年の夏の土用の丑の日はいつですか?
- 2027年は7月21日(水)と8月2日(月)の2回で、二の丑がある年です。土用入りも7月19日にずれるため、丑の日の並びは2026年と大きく変わります。
- 「土用」は土曜日と関係がありますか?
- 関係ありません。土用は五行説に基づく雑節で、七曜(曜日)とはまったく別の仕組みです。2026年の夏の丑の日が日曜にあたるのは偶然です。
- 二の丑がある年は、どちらの日にうなぎを食べればいいですか?
- 決まりはなく、どちらでもかまいません。店頭の品揃えやセールは一の丑に集中する傾向があるので、混雑を避けたい人は二の丑を狙う手もあります。
- 土用の丑の日は祝日ですか?
- 祝日ではありません。国民の祝日は法律で定められた制度で、雑節と十二支で決まる暦の上の日とは別物です。官公庁や学校の休みとも無関係です。
- 秋や冬の丑の日にもうなぎを食べますか?
- 一般的な風習としては定着していませんが、近年はうなぎ業界が「寒の丑」などと銘打って、冬の丑の日(2026年は1月27日)に販促を行う例も見られます。