夏至はいつ?2026年は6月21日(日)|一年で昼が最も長い日
ベストカレンダー編集部
2026年6月11日
2026年の夏至(げし)は6月21日(日)。一年で最も昼の時間が長くなる日です。
- 暦の定義は「太陽黄経が90度になる瞬間を含む日」。2026年はその瞬間が6月21日17時25分(国立天文台 暦要項)。
- 東京の昼の長さは約14時間35分(日の出4時25分・日の入り19時00分)。冬至の日より約4時間50分長い。
- 夏至の11日後(2026年は7月2日)が雑節「半夏生」。田植え仕舞いなど農事と食の区切りの目安。
- 昼が最も長い日=最も暑い日ではない。暑さの盛りは1か月以上あとへずれ込む。
カレンダーで見る位置(夏至から半夏生まで)
下のカレンダーでは夏至(6月21日)を青枠にし、各日に夏至からの経過日数を重ねています。夏至を0日として数えると、9日目の6月30日が夏越の祓(なごしのはらえ)、11日目の7月2日が半夏生です。
起算が月をまたぐため6月・7月の2枚を並べ、翌月にはみ出す日はグレーで示しています。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 31 | 1先勝 | 2友引 | 3先負 | 4仏滅 | 5大安 | 6赤口芒種 |
| 7先勝 | 8友引 | 9先負 | 10仏滅 | 11大安 | 12赤口 | 13先勝 |
| 14友引 | 15大安 | 16赤口 | 17先勝 | 18友引 | 19先負 | 20仏滅 |
| 0日21大安★夏至 | 1日22赤口 | 2日23先勝 | 3日24友引 | 4日25先負 | 5日26仏滅 | 6日27大安 |
| 7日28赤口 | 8日29先勝 | 9日30友引 | 10日1 | 11日2★半夏生 | 3 | 4 |
なぜ毎年6月20日〜21日で揺れるのか
夏至は「6月◯日」と固定された日付ではなく、太陽黄経が90度になる瞬間を含む日です。太陽が黄道を一周する1太陽年は約365.2422日で、暦の365日とは毎年約6時間ずれます。このため夏至の瞬間は年々少しずつ遅くなり、4年に一度のうるう年でまとめて約1日引き戻されます。
この出入りの結果、現在の夏至はほぼ6月21日に固定されています。国立天文台の長期計算によると6月21日の時代は2055年まで続き、次に6月20日の夏至が現れるのは2056年。逆に1975年までは6月22日の夏至もありました(直近の6月22日は1975年)。下の多年表(2025〜2029年)で日付がまったく動かないのは偶然ではなく、いまがちょうど「6月21日の時代」の真ん中だからです。
| 年 | 夏至の日付 | 曜日 | 前年差 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 6月21日 | 土 | — |
| 2026年 | 6月21日 | 日 | 0日 |
| 2027年 | 6月21日 | 月 | 0日 |
| 2028年 | 6月21日 | 水 | 0日 |
| 2029年 | 6月21日 | 木 | 0日 |
6月21日6月20日(次は2056年)前年差=前の年から何日ずれたか
夏至の読み方と意味、冬至との関係
夏至の読み方は「げし」。古くから暦の解説で「日長きこと至る(きわまる)」、つまり昼の長さが極まる日と説明されてきました。二十四節気では立夏・小満・芒種に続く10番目の節気で、暦の上の夏(立夏から立秋の前日まで)のちょうど真ん中、折り返し点にあたります。
対になるのが冬至です。太陽黄経でいえば夏至が90度、冬至が270度で、地球の公転軌道上ではちょうど正反対の位置。昼が最も長い夏至と最も短い冬至、昼夜がほぼ等しい春分・秋分を合わせて「二至二分(にしにぶん)」と呼び、二十四節気はこの4点を骨組みに組み立てられています。2026年の冬至は12月22日(火)です(2026年12月のカレンダー)。
各年の二十四節気の正確な日付と時刻は、国立天文台が前年の2月に「暦要項」として官報で発表します。来年以降の夏至を確かめたいときは、この暦要項が最終確認先です。
東京の昼はどのくらい長い?
国立天文台「各地のこよみ」によると、2026年6月21日の東京は日の出4時25分・日の入り19時00分で、昼の長さは約14時間35分。冬至(12月22日、日の出6時47分・日の入り16時32分)の約9時間45分と比べると、その差は約4時間50分にもなります。
| 日の出 | 日の入り | 昼の長さ | |
|---|---|---|---|
| 夏至 6月21日 | 4時25分 | 19時00分 | 約14時間35分 |
| 冬至 12月22日 | 6時47分 | 16時32分 | 約9時間45分 |
| 差 | — | — | 約4時間50分 |
日の出・日の入りの時刻は緯度・経度で変わるため、同じ夏至の日でも札幌と那覇では昼の長さが1時間以上違います。お住まいの地点の時刻は国立天文台「こよみの計算」で調べられます。
なお、昼が最も長くても気温の本番はこれから。地面や海が太陽の熱をためこんで気温に効いてくるまで時間がかかるため、暑さの盛りは例年7月下旬から8月にずれ込みます。実際の気温や梅雨の見通しは気象庁の情報で確認してください。
夏至は「一日」か「期間」か
夏至という言葉には二つの使い方があります。一つは太陽黄経90度の瞬間を含む「夏至の日」で、2026年は6月21日。もう一つは、その日から次の節気・小暑の前日までの約15日間を指す「期間としての夏至」で、2026年なら6月21日から7月6日までです。「夏至のころ」という言い方は後者のイメージに近いものです。
この期間をさらに約5日ずつ三つに分けたものが七十二候で、夏至の第三候「半夏生ず(はんげしょうず)」が雑節・半夏生の名の由来です。烏柄杓(からすびしゃく)という薬草が生えるころという意味で、田植えはこの日までに終えるものとされてきました。
夏至・半夏生の食べ物
夏至そのものには、冬至のかぼちゃのような全国共通の行事食はほとんど定まっていません。田植えを終えた労いや豊作祈願と結びついて、半夏生の食と一体で地域ごとに発達してきたのが特徴です。
全国的に夏至の食べ物として挙げられることが多いのは冬瓜(とうがん)です。名前に「冬」と付きますが旬は夏で、皮付きのまま冷暗所に置けば冬まで保つことからこの名が付いたとされます。実の大部分が水分で体の熱を冷ます食材とされ、走りの時期のみずみずしさが夏至のころの食卓に合います。
京都では6月30日の夏越の祓に合わせて和菓子の「水無月(みなづき)」を食べます。白い外郎(ういろう)の上に小豆をのせた三角形の菓子で、三角形は暑気を払う氷室の氷を、小豆は魔除けを表すとされます。夏至から夏越の祓、半夏生へと続く初夏の節目の食として親しまれています。
夏至の日の過ごし方
一年で最も明るい時間が長い日なので、夕方からの散歩や買い出し、屋外の用事を後ろへ伸ばせるのが夏至の実利です。東京なら19時近くまで空が明るく、仕事終わりにも余白があります。日没は地域差があるので、上で紹介した「こよみの計算」で手元の数字を確かめてから予定を組むとよいでしょう。
夜は「キャンドルナイト」という選択肢もあります。2003年に始まった「100万人のキャンドルナイト」は、夏至と冬至の夜8時から10時に明かりを消してろうそくで過ごそうと呼びかけるムーブメントで、最も昼が長い日の夜をあえて暗くして楽しむ過ごし方として定着しました。
三重県伊勢市の二見興玉神社では、夏至の前後に夫婦岩の間から昇る朝日に向かって海で禊(みそぎ)を行う「夏至祭」が斎行されます。公式の案内では午前3時30分から夏至祭の祭典が斎行され、禊(禊修法)は祭典後、日の出(4時40分ごろ)前に行われます。参加方法や開催形態は年によって変わり得るため、出かける場合は神社の公式サイトで最新の案内を確認してください。
夏至の9日後、6月30日には各地の神社で夏越の祓が行われます。茅の輪をくぐって上半期の穢れを落とす行事で、一年の折り返しの区切りをつけるのにちょうどよい節目です。前後の日取りは2026年6月のカレンダーと2026年の年間カレンダーで確認できます。
世界の夏至はどう祝われている?
スウェーデンをはじめ北欧では、夏至に近い週末の「ミッドサマー(夏至祭)」が一年で最も大きな祝祭のひとつです。花や葉で飾った柱(メイポール)を立て、花冠をかぶって歌い踊り、長い昼を祝います。
北極圏(おおよそ北緯66.6度以北)では夏至の前後、太陽が一晩中沈まない白夜になります。逆に同じ日、南半球では昼が最も短い冬至を迎えています。
イギリスの遺跡ストーンヘンジは、夏至の朝にヒールストーンと呼ばれる石の方角から太陽が昇るように配置されているとされ、毎年この日の日の出を見ようと世界中から人が集まります。
よくある質問
- 一年で日の出が最も早い日は夏至ですか?
- いいえ。東京付近では日の出が最も早いのは夏至の約1週間前、日の入りが最も遅いのは約1週間後です。太陽が真南に来る南中時刻が夏至の前後で少しずつ遅れていくためで、昼の長さの最長と日の出・日の入りの極値はずれます(国立天文台FAQ)。
- 夏至と冬至では何がどう逆になりますか?
- 昼と夜の長さの関係が反転し、冬至は一年で最も夜が長い日になります。ゆず湯に入りかぼちゃを食べる風習は冬至側のもの。夏至の風習が地域ごとにばらけているのに対し、冬至の行事食は全国でほぼ共通している点も対照的です。
- 夏至に食べるとよいとされるものは他にもありますか?
- 福井県大野市周辺の「半夏生さば(焼き鯖)」、三重のみょうが料理、奈良・大阪河内地方の「半夏生餅」などが知られています。いずれも田植え後の体力回復や労いと結びついた郷土の食です。