半夏生はいつ?2026年は7月2日(木)|夏至から11日目の雑節
ベストカレンダー編集部
2026年6月28日
2026年の半夏生(はんげしょう)は7月2日(木)。夏至から11日目にあたる雑節で、太陽の黄経が100度になる日です。
- 「半夏生」は二十四節気の夏至(6月21日)を起点に数える雑節。古くは『夏至から数えて11日目』と決められていましたが、現在は太陽の黄経が100度を通過する瞬間を含む日として国立天文台が公式に算出しています。
- 日付は年により7月1日〜7月2日のあいだで変動。2026年は7月2日(木)、2025年は7月1日(火)、2027年は7月2日(金)、2028年は7月1日(土)と1日ずつずれます。100年スパンではまれに6月30日や7月3日になることもあります。
- 古来は田植えを終える期限の目安。半夏生に食べる「タコ」(関西)、「鯖の丸焼き」(福井大野市など)、「うどん」(香川)、「みょうが」(三重)といった食習慣が地域に残ります。
カレンダーで見る位置(夏至から半夏生まで)
下のカレンダーで青枠が夏至(6月21日)、★マークが半夏生(7月2日)です。各日の左上に夏至を0日として数えた経過日数を重ねています。半夏生は『夏至から11日目』と古来から覚えられてきましたが、厳密には太陽黄経が100度を通過する瞬間で日付が決まるため、年によっては『11日目』とぴったり一致しない年もあります。
夏至と半夏生は月をまたぐため、6月と7月の2枚のカレンダーを並べました。グレーの数字は前後月の余白として薄く描いてあります。半夏生のすぐ翌週には次の二十四節気『小暑(7月7日)』が控えており、暦の上ではここから夏本番への助走が始まります。半夏生から小暑までの5日間は古来『毒気が降りる』として外出や種まき・井戸掘りを避ける期間でもありました。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 31 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 0日21★夏至 | 1日22 | 2日23 | 3日24 | 4日25 | 5日26 | 6日27 |
| 7日28 | 8日29 | 9日30 | 10日1 | 11日2★半夏生 | 3 | 4 |
節気の流れ — 夏至・半夏生・小暑の並び
二十四節気では『芒種(6月6日)→ 夏至(6月21日)→ 小暑(7月7日)→ 大暑』と続きます。その夏至と小暑のあいだに位置する雑節が『半夏生(7月2日)』。太陽の黄経で見ると、夏至が90°、小暑が105°のちょうど中間にあたる100°の地点です。
古代暦では『夏至から数えて11日目』としていましたが、現在は天文計算で求める黄経100°通過の瞬間で決まるため、年により1日ほどずれます。雑節の半夏生は二十四節気の補助暦として、田植えや梅雨末期の節目を示す季節指標として用いられてきました。下のタイムラインで前後の節気との位置関係が一目で分かります。
『半夏生』という名前の由来 — 草の名前から
『半夏(はんげ)』はサトイモ科の薬草『烏柄杓(からすびしゃく)』の漢名です。この薬草が生え始める時期、という意味で『半夏(が)生(ず)る』日が名前の由来とされる、というのが一説です。烏柄杓は古くから『半夏』として漢方で吐き気止めや鎮咳剤に使われており、その薬草が芽吹く頃を季節の目安にしたという、薬草暦としての解釈です。
もう一つの説は、ドクダミ科の多年草『半夏生(カタシログサ)』に由来するもの。この植物の葉がちょうど7月初旬に半分だけ白くなり、お化粧をしたように見えることから『半化粧』、転じて『半夏生』と呼ばれるようになったと言われます。どちらが正しいかは定説がなく、現代の解説でも双方が併記されることが多い由緒のある雑節です。
なぜ年により7月1日と7月2日に揺れるのか
半夏生の日付は『夏至から11日目』と覚えられがちですが、現在の正確な定義は『太陽黄経が100度を通過する瞬間を含む日』(国立天文台『暦象年表』)です。地球の公転周期は約365.2422日と1年(365日)と完全には合わないため、節気や雑節の瞬間はわずかずつ前後にずれていきます。閏年を入れて調整しても完全には吸収しきれず、その結果として暦日が年により1日前後動くことになります。
下の多年表に出した通り、2025年は7月1日(火)、2026年は7月2日(木)、2027年は7月2日(金)、2028年は7月1日(土)と、概ね7月1日か7月2日に収まります。5年スパンでは1日刻みのずれが繰り返され、100年単位ではこの揺れがさらに広がってまれに6月30日や7月3日になることもあります。お住まいの地点や時刻まで含めた厳密な値は、国立天文台の暦要項で確認できます。
| 年 | 半夏生の日付 | 曜日 | 前年差 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 7月1日 | 火 | — |
| 2026年 | 7月2日 | 木 | +1日 |
| 2027年 | 7月2日 | 金 | 0日 |
| 2028年 | 7月1日 | 土 | -1日 |
| 2029年 | 7月1日 | 日 | 0日 |
7月2日7月1日前年差=前の年から何日ずれたか
雑節の半夏生(1日)と七十二候の半夏生(5日間)の違い
実は『半夏生』という言葉には2つの意味があります。ひとつは雑節の半夏生で、これは『1日』を指す暦日(2026年は7月2日のみ)。もうひとつは二十四節気をさらに細分化した『七十二候』の半夏生(第三十候)で、こちらは7月2日頃から7月6日頃までの約5日間の『期間』を指します。
暦カレンダーや天気予報で『今日は半夏生』と言うときは、ほとんどが雑節の方を指します。七十二候の半夏生は俳句の季語や歳時記の文脈で使われることが多く、両者が混同されやすいので注意してください。本記事のカレンダーで★を打っている7月2日は雑節の半夏生(1日)の方です。七十二候の方は、第二十九候『菖蒲華(あやめはなさく・6月27日頃)』のあとに来ます。
半夏生に食べるもの — 地域でこう違う
古来、半夏生は田植えを終える期限の目安とされ、農作業を区切る節目の日でした。この日に滋養のあるものを食べて疲れを取り、稲がよく根付くよう願う食習慣が各地に残っています。地域でその『食』は大きく異なり、農林水産省『うちの郷土料理』にも各地の半夏生の食が記録されています。下のカードに代表的な4地域を挙げました。
よくある質問
- 2026年の半夏生は何時何分ですか?
- 国立天文台『令和8年(2026)暦要項』によると、2026年の半夏生(太陽黄経100°通過)の瞬間は7月2日5時04分(日本標準時)です。雑節としての暦日はこの瞬間を含む7月2日(木)になります。
- 半夏生はずっと先の未来も7月1〜2日ですか?
- 近未来は7月1日・2日に概ね収まりますが、計算上は2030年代〜2050年代にも揺れが続き、稀に6月30日や7月3日になる年が混じります。グレゴリオ暦と地球公転の周期差を閏年で完全補正できないため、100年スパンでは数日の幅を持ちます。
- なぜ半夏生にタコを食べるのですか?
- 関西では稲の根がタコの足のように地中にしっかり張るようにとの願掛けが起源とされ、田植えを終えたねぎらいの食でもあります。タコのタウリンは肝機能回復・疲労回復に働き、ジメジメと体力を消耗する梅雨末期に理にかなった栄養補給でもありました。江戸期の文献では関西の漁村で7月初旬にタコ漁が盛んだった記録も残っています。
- 七十二候の半夏生(第三十候)はいつから何日間ですか?
- 第三十候『半夏生(はんげしょうず)』は雑節の半夏生(7/2)の日から次候『温風至(あつかぜいたる)=7/7頃』の前日までで、おおむね5日間(2026年は7/2〜7/6)です。七十二候は雑節と違って『開始日』しか暦要項に明記されないので、終了日は次の候の前日として計算します。
- 半夏雨(はんげあめ)とは何ですか?
- 半夏生のころに降る雨のことで、田仕事を終えた後にやってくる本格的な梅雨末期の集中豪雨を指す言葉です。九州や四国では『半夏水(はんげみず)』とも呼ばれ、河川の急増水で水難事故が起きやすい時期として古くから警戒されてきました。最新の気象情報は気象庁の予報で確認してください。
今日(半夏生の前)にできること — 梅雨末期の節目として
暦の上では、半夏生は田植えを終える期限であり、ここから次の節気『小暑(7月7日)』までは『毒気が降りる』として古来は外出や種まきを避けた日とされました。現代の生活ではここまで気にする必要はありませんが、梅雨末期で体調を崩しやすい時期であることは事実です。湿気と気温差で疲れが出やすいので、しっかり休んで本格的な夏に備える節目として捉えるとよいでしょう。
食べ物の風習に乗るのも一つの楽しみ方です。関西ならタコ、福井なら鯖、香川ならうどん、三重ならみょうがといった『半夏生の食』を取り入れると、暦と食卓がつながる季節体験になります。スーパーや鮮魚売場では7月初旬になるとタコや鯖の特売が組まれることも多く、半夏生をきっかけに普段とは違う食卓を作ってみてください。
日の出・日の入りの時刻や、半夏生の天体定義(黄経100度通過時刻)はお住まいの地点で異なります。詳細は国立天文台『こよみの計算』でお住まいの地点を選んで確認してください。
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