鴨川で51項目クリア 電気不要浄水器BW-1000E
ベストカレンダー編集部
2026年1月9日 13:44
BW-1000E発売
開催日:1月1日
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日常利用と災害時を同一視する設計思想──BW-1000Eが狙う“フェーズフリー”
グリーンコアテック合同会社(所在地:京都市上京区)は、電気を使わずに河川水や雨水、風呂水などを飲料に適した水へと変える重力式浄水器BelleWater BW-1000Eを2026年1月に発売すると発表しました。プレスリリースは2026年1月9日 09時50分の発表です。本機は普段の水道水をより美味しくする用途だけでなく、断水・停電などの非常時でも代替水源から安全な飲料水を確保する目的で設計されています。
開発背景として、地震・台風・豪雨などで断水や水質悪化が生じた際、ペットボトル備蓄のみでは長期化対応に限界があるという課題認識が示されています。こうした事情を踏まえ、「日常でも使え、非常時にも役立つ」フェーズフリーの考え方を採り入れた製品がBW-1000Eです。製品は日本国内で製造され、品質管理や安全性に配慮したものづくりが行われています。
災害対応キットの構成と役割
BW-1000Eには災害対応キットが付属します。専用のバッグにタンクや消毒剤などをまとめて保管でき、災害発生時には持ち出して浄水器と合わせて使用する運用が想定されています。
平常時は物置などに保管し、緊急時には速やかに展開できる点が設計思想に反映されています。災害対応を視野に入れた付属品は、本体の運用性を高めるために同梱されます。
フィルター技術と水質検査──鴨川での実水検証と51項目クリアの意味
BW-1000Eは重力式浄水器として、0.2マイクロメートルのセラミックフィルターと、6層構造の活性炭フィルター、さらにミネラル添加による味の調整を組み合わせて構成されています。セラミックフィルターは赤錆・砂・細菌の物理的除去を担い、6層活性炭フィルターは有機物や臭気成分、重金属等の低減を目的としています。
6層活性炭フィルターは、2種類の活性炭を組み合わせ、ろ過性能を確認しつつ何度も試験と調整を重ねた設計で、一般的な単層活性炭よりも幅広い不純物に対処することを目指しています。これにより、水質が安定しない災害時でもより安心して利用できる構成とされています。
鴨川の河川水で51項目をクリア
京都市内を流れる鴨川の河川水を用いた実水試験において、BW-1000Eは環境省が定める水道水質基準51項目をすべてクリアした実績を有しています。一般向け浄水器の多くが簡易検査の11項目のみを公表する中、51項目を実水検査で確認・公表した例は決して多くありません。
ただし、プレスリリースはこの結果を「都市部河川水に対する性能を確認した一例」と明記しており、自然環境や採水条件によって結果は変わる可能性があることが示されています。実際の利用時は採水場所や水質の状態を確認する運用が重要です。
ウイルス対策、浄水後の安全管理と実用上の注意点
水質基準51項目にはウイルスに関する直接的な規定は含まれていません。BW-1000EはRO(逆浸透膜)を採用した超高性能装置ではないため、ウイルスを物理的に完全除去することを前提とした装置ではありません。
その代替手段として、本製品は同梱の次亜塩素酸ナトリウムを適切な濃度と方法で使用することで、細菌やウイルスに対する除菌・不活化効果を期待できる構成になっています。次亜塩素酸ナトリウムは大腸菌、インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルス等に対する除菌実績がある成分で、医療機関や食品工場でも広く用いられてきた実績があります。
浄水後の保管と付属の安全管理ツール
浄水した水は時間の経過とともに雑菌混入・繁殖のリスクがあります。BW-1000Eでは、浄水後に次亜塩素酸ナトリウムを適切量使用することで、約3日間は雑菌繁殖を抑えることが可能としています。特に高温時や被災状況下での健康リスク低減を意図した措置です。
使用者が適切な濃度を保てるよう、専用計量用スポイト(0.2ml、滅菌済)と残留塩素濃度を確認する試験紙(100回分)が付属します。これにより、使いすぎや不足を防ぎ、安全に運用できるよう配慮されています。さらに、次亜塩素酸ナトリウムなど塩素系消毒は日本の浄水場で100年以上採用されている実績ある方法であることも明示されています。
利用上の注意
- お風呂の水を利用する際、入浴剤を使用した水は使用できません。
- 川や池の水を採取する場合は、魚や生き物が生息することを確認した場所で採取してください。
- 検証結果は採水場所・時期により変動するため、運用時は採水環境を確認してください。
実運用の想定とBCP(事業継続計画)への適用
BW-1000Eは電気を使わずに動作するため、停電時にも利用可能です。近隣の水源を活用して飲料水を確保できるため、備蓄水の保管量削減や省スペース化に寄与します。企業や施設のBCP対策としての導入が想定されています。
製品は1日あたり10ℓ以上の浄水が可能であり、一般的な大人1人の飲料水必要量を約2.5ℓとした場合、1台で約4〜5人分を賄えるとしています。これにより、限られた台数で効率的に従業員・利用者の飲料水を確保することが可能になります。
運用例と留意点
- 平常時:水道水の味や臭いの改善に日常利用。
- 非常時:近隣の河川や雨水、風呂水(入浴剤不可)を採取→セラミック+活性炭で粗ろ過→次亜塩素酸ナトリウムで消毒→試験紙で残留塩素を確認し保管。
- 保管:浄水後は約3日を目安に消費管理を行う。高温環境では劣化が早まるため注意。
製品仕様・付属品・販売情報の整理
以下はBW-1000Eの主要スペック、付属品、販売価格および販売店情報を整理したものです。仕様はプレスリリースにある数値をそのまま記載しています。
本項では製品仕様を表形式で整理し、最後に簡潔なまとめを付けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | BW-1000E |
| 発売時期/発表日 | 2026年1月発売(プレス発表:2026年1月9日 09:50) |
| メーカー | グリーンコアテック合同会社(京都市上京区) |
| 価格(税抜・税込) | 標準価格:39,800円(税込) |
| 主な販売店 | ヨドバシカメラなど家電量販店、Amazonなど有名ECサイト、公式オンラインショップ(https://greencoretech.com/product/awg#WP-top) |
| 浄水フィルター | セラミックフィルター(0.2μm)+6層活性炭フィルター |
| フィルター寿命 | 水道水浄水時:2500ℓまたは6か月、川や池の水を浄水時:300ℓ |
| 製水能力 | 1ℓ/時間(※同時にプレスでは「1日あたり10ℓ以上の浄水が可能」と記載) |
| タンク容量 | 上部タンク:5ℓ、下部タンク:8ℓ(合計13ℓ) |
| 動作温度 | 5~40℃ |
| 外形寸法 | W280×D280×H500mm |
| 重量 | 4kg(上蓋、台含む) |
| 原産国 | 日本 |
| 付属品 | 折畳10ℓタンク:2個 丸形金網:1個 スポイト(0.2ml、滅菌済):1個 次亜塩素酸ナトリウム:1本(600ml) 残留塩素濃度・pH試薬:1本(100回分) 災害対応キットバッグ:1個 取扱説明書(通常用):1部、取扱説明書(災害用):1部 |
本表はプレスリリース記載のすべてのスペックと付属品情報を網羅しています。製品は日本製であり、災害対策やBCP対策の選択肢として位置づけられています。
記事全体を通して、BW-1000Eは日常利用と非常時利用を同一線上で考慮した“フェーズフリー”の浄水器として紹介されており、鴨川を用いた51項目の実水検査実績や、次亜塩素酸ナトリウムを含めた実用的な運用方法、法人向けのBCP活用まで、幅広い利用シーンを想定した仕様と付属品を備えています。導入を検討する際は、採水場所の環境や運用方法を確認したうえで、付属の計測・管理ツールを活用して安全に運用することが重要です。