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LinkedIn調査|2026年転職予定52%、準備不足78%

LinkedIn労働市場調査

開催日:1月26日

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LinkedIn労働市場調査
この調査で何がわかるの?
世界の就労者19,113名と人事6,554名の調査で、2026年に転職を予定する人が52%、AI時代の準備不足を感じる人が78%と判明し、求職者と企業のスキルギャップが明らかになった。
自分は今具体的に何をすればいい?
プロフィールを最新化してスキルを可視化し、コミュニケーション力やプロジェクト管理、Pythonなど需要の高いスキルを学び、LinkedInで実績や学習を発信するのが有効。

求職意向が示す「変化」と「不安」:世界の労働市場の現在地

リンクトインのグローバル調査によると、世界の就労者および求職者19,113名に対するアンケートで、「2026年に新しい仕事を探す予定だ」と回答した割合は52%に達しました。調査は2025年11月に実施され、労働市場に対する個人の意向や不安を明確に示しています。

一方で、「過去1年で新しい仕事を見つけることがさらに難しくなった」と感じている人は全体の65%にのぼり、求職活動の難化を実感する声が多いことがわかります。回答者が挙げた主な理由は、応募者間の競争激化(49%)、採用環境の悪化(49%)、および自分に必要なスキルが足りないと感じること(19%)です。

求職者が直面する課題と行動

求職がうまくいかなかった場合の対応としては、5人に1人(21%)が「新しい職種や役割への転換を検討する」と回答しています。特にZ世代ではその割合が24%と高く、従来のキャリアパスにとらわれない選択が広がっています。

LinkedIn上では、「Founder(創業者)」という肩書きの急増が観察され、起業やフリーランス化など多様なキャリア選択が進行中です。個人が自らキャリアを設計する動きが拡大している点は重要な示唆です。

  • 調査対象:就業者または求職中の18~79歳 19,113名(2025年11月13日~11月28日実施)
  • 調査地域:英国、米国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ブラジル、スウェーデン、オランダ、インド、シンガポール、オーストラリア、中東・北アフリカ(サウジアラビア、UAE)

AI導入が浮き彫りにした「求職側」と「企業側」のギャップ

企業側でもAIを採用プロセスに導入する動きが加速しており、求職者の78%が「2026年に新しい仕事を探すための準備ができていないと感じる」と回答しました。加えて、46%が「どのように他の応募者と差別化すればよいかわからない」と答えています。

企業側の視点でも、世界の人事・人材領域担当者6,554名を対象に行った調査で、66%が「適任人材を見つけるのが難しくなった」と回答しました。その主因としては、必要なスキルを持つ応募者の不足(52%)、および市場で求められるスキルを持つ人材の供給が限られていること(43%)が挙げられています。

採用プロセスとスキルの需給ミスマッチ

AIを活用した候補者のスクリーニングや面接調整の効率化が進む一方で、求められるスキル自体の高度化が進行しています。結果として、個人は自己PRやスキルの可視化に困難を抱き、企業は採用ターゲットの定義や人材供給の不足に悩んでいます。

この乖離は、個人側がスキルや経験を正確に示す重要性と、企業側が求めるスキルセットを明確にする必要性の双方を示唆しています。

  1. 求職者の不安:準備不足78%、差別化方法不明46%
  2. 企業の実感:適任者発見困難66%、必要スキル不足52%

Z世代の行動変化と日本でのメンバー増加が示す意味

特にZ世代(18~28歳)における動向は顕著で、調査回答者3,997名のうち70%が2026年に新しい仕事を探す予定と回答し、さらに71%が「過去1年で仕事を見つけるのが難しくなった」と感じています。AI導入を背景にした準備不足を感じる割合は85%に達しました。

Z世代は不安と同時に、自らの競争力強化への取り組みも積極的で、「AIスキルなど需要の高いスキルの習得により多くの時間を割く」と回答した割合はZ世代で24%、全世代平均は19%です。これにより、キャリアオーナーシップの意識が強まっていることが確認できます。

日本におけるLinkedInの状況

LinkedInは日本でのメンバー数が2025年12月に500万人を突破しました。特にZ世代のメンバー数は20%増加するなど、若年層を中心にプラットフォームの活用が急速に広まっています。

LinkedIn日本代表の田中若菜氏は、コメントの中でネットワークの重要性と、プロフィールの最新化やスキル可視化の必要性を指摘しています。企業側に対しては採用ブランディングの強化と、スキルやキャリアの道筋を明確に示すことの重要性を示しました。

調査詳細・最も需要の高いスキルとまとめ

本調査はCensuswideにより実施され、Consumer and Global HR Professionals Researchの調査では、就労者・求職者19,113名(2025年11月13日~11月28日)と人事・人材領域専門家6,554名(2025年11月10日~11月27日)を対象としています。調査はESOMARの原則に基づくMarket Research Societyの基準に従って実施されました。

また、Most In-Demand Skills(最も需要の高いスキル)は、過去12か月(2024年12月~2025年11月)に企業から最も求められていたスキルを、採用されたメンバーの保有スキル、InMailを受信したメンバーの保有スキル(InMail本文中のスキルは除外)、直近の有料求人情報に記載されたスキルの3指標で算出しています。

日本で最も需要の高いスキル(トップ10)

調査が示した日本国内での上位10スキルは以下の通りです。技術系スキルとともに、コミュニケーションやリーダーシップなどの汎用的スキルが上位に並んでいます。

  • 1. コミュニケーション力
  • 2. プロジェクトマネジメント
  • 3. 営業
  • 4. 分析力
  • 5. チームワーク
  • 6. リーダーシップ
  • 7. Python(プログラミング言語)
  • 8. マーケティング
  • 9. 戦略
  • 10. マネジメント

これらのスキルは企業の採用動向と合致しており、個人は自らのプロフィールでこれらのスキルを明確に示すことが採用機会を高める実務的な手法であると考えられます。

この記事の主要データまとめ
項目 数値・内容
プレスリリース日 2026年1月26日 10時00分
調査対象(求職者・就労者) 19,113名(2025年11月13日~11月28日)
調査対象(人事・人材担当者) 6,554名(2025年11月10日~11月27日)
2026年に新しい仕事を探す予定 全体:52%、Z世代:70%
過去1年で仕事を見つけるのが難しくなった 全体:65%、Z世代:71%
仕事探しの準備ができていないと感じる 全体:78%、Z世代:85%
企業が適任人材を見つけにくくなった 66%(必要スキル不足:52%)
LinkedIn日本メンバー数 500万人突破(2025年12月)
日本で最も需要の高いスキル(上位3) コミュニケーション力、プロジェクトマネジメント、営業

本稿はリンクトイン・ジャパンによるプレスリリースの内容を基に、調査結果とその示唆を整理して伝えました。AIの導入が進む状況下で、求職者はスキルの可視化と更新、企業は求めるスキルの明確化と人材育成の仕組みづくりが引き続き重要なテーマとなります。詳細はLinkedInの公式サイト(https://www.linkedin.com/)をご確認ください。