空き家900万戸時代、相続で増える“実家じまい”の対策
ベストカレンダー編集部
2026年3月9日 12:59
実家じまい窓口発表
開催日:3月9日
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900万戸時代の空き家と「流通予定のない385万戸」の実像
総務省統計局の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、日本の空き家数は900万戸に達し、空き家率は13.8%で過去最高を記録しました。2018年の調査からは51万戸増加しており、1993年の448万戸から約2倍に拡大しています。これらの数値は、単に住宅の供給過剰を示すものだけではなく、居住構造や家族の変化、地方と都市のバランスの変容を反映しています。
900万戸という数には、賃貸募集中の住宅や売却予定の住宅、別荘などの二次的住宅も含まれます。これらを除いた、いわゆる「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」は385万戸にのぼり、総住宅数に占める割合は5.9%です。つまり流通に乗らない、実情として放置や未処理の可能性が高い空き家が多く存在します。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 総空き家数 | 900万戸 |
| 空き家率(総住宅数比) | 13.8% |
| 2018年比増加 | +51万戸 |
| 1993年の空き家数 | 448万戸(約2倍に拡大) |
| 賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家 | 385万戸(5.9%) |
相続が引き起こす「実家の空き家化」と家族が直面する現実的課題
流通予定のない空き家の多くは相続によって所有者が変わった住宅です。親が住んでいた実家を相続した後に、売却・活用・保存という選択を前にして、判断が先送りされることが問題化しています。相続後の住宅は、単に物理的な空間ではなく、家族の記憶や地域との関係性を内包しています。
相続後の住宅に関して当事者が直面する具体的な課題は次の通りです。
- 売却すべきか残すべきか判断できない
- 家財の整理が進まない(遺品整理の負担)
- 相続手続きや名義変更が複雑で手続きが滞る
- 解体や活用のための費用や見積りが不明瞭
- 結果として生じる影響
- 誰にも相談できないまま放置され、防災・防犯・景観の低下や地域環境への負荷が増す。
- 制度的背景
- こうした状況を受け、日本では2015年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が全面施行され、その後も制度改正が続けられている。法令整備は進んでいるが、個別の相続案件における意思決定支援は十分とは言えない。
株式会社Trusteeは、これらの現実に対し、空き家問題を単なる不動産流通の課題として捉えるのではなく、家族・地域・暮らしにまたがる社会課題として扱うことを提案しています。
代表取締役の中村優司氏は次のように述べています。
「空き家は最初から問題になるわけではありません。多くの場合は、相続後に『どうすればよいかわからない』状態が続くことで問題化します。売却・活用・保有などの判断を急がせるのではなく、家族の状況や地域の需要を踏まえながら整理していくことが重要です。私たちは“実家じまい”という考え方を通じて、相続後の住宅問題に対する新しい相談導線を社会に広げていきたいと考えています。」
「実家じまいの相談窓口」が提供する機能と実務の連携体制
株式会社Trusteeが掲げる「実家じまい」という概念は、相続後の住宅整理を単なる売却ではなく、家族・資産・地域を含めた総合的な意思決定として捉えることにあります。同社は相続後の住宅問題をワンストップで支援するための窓口を運営しています。
「実家じまいの相談窓口」は、不動産、建築、相続、税務など複数分野の専門家が連携して相談に当たる体制をとっており、家財が残った状態の住宅でも対応可能です。所有者の状況や物件の特性を踏まえ、売却、再生、活用などの選択肢を提示し、空き家問題の解決と資産価値の再生を支援します。
サービス内容の具体例
同窓口が提供する主な支援領域は次の通りです。各項目は相続後に発生しやすい実務課題を想定して設計されています。
- 不動産売買や買取再生の相談、査定・販売支援
- 建築的観点からの再生・リノベーション提案
- 相続手続き、名義変更に関する相談と連携支援
- 税務相談および相続税/譲渡所得税の観点からの助言
- 遺品整理や家財処理、解体見積もりの手配
この窓口は株式会社Trusteeが保有する登録商標であり、商標情報は以下の通りです。商標情報は特許庁の公開データベース「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」で確認可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商標名称 | 実家じまいの相談窓口 |
| 登録番号 | 商標登録第6861091号 |
| 登録日 | 令和6年(2024年)11月5日 |
| 区分 | 第36類(不動産取引・不動産管理・相続相談 等) |
株式会社Trusteeは名古屋市東区に本社を置き、不動産売買・買取再生・土地活用提案を中心に、相続や空き家問題に関する課題解決型サービスを提供している企業です。複数分野の専門家と連携して実務を行う点が特徴です。
- 運営会社
- 株式会社Trustee(代表取締役:中村優司)
- 本社所在地
- 愛知県名古屋市東区主税町4丁目77番 藤本ビル201
- 連絡先
- TEL:052-211-9909 / FAX:052-211-9952 / Mail:info@trustee-net.work
- URL
- https://jikka-soudan.com/
まとめと主要情報の整理
今回のプレスリリースは、国の統計値を基にした空き家の現状把握と、相続に伴う実家の空き家化に焦点を当てた提案を含んでいます。流通に乗らない385万戸という数値は、相続後の判断先送りや処理困難な実務課題が積み重なった結果であり、地域・家族・資産の観点から包括的に取り組む必要性を指摘しています。
以下の表は、本文で触れた主要な数値、窓口の情報、企業情報を整理したものです。記事内容を簡潔に把握するための一覧です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 株式会社Trustee(代表取締役:中村優司) |
| 発表日時 | 2026年3月9日 08時30分 |
| 総空き家数 | 900万戸(空き家率13.8%) |
| 流通予定のない空き家 | 385万戸(5.9%) |
| 主な課題 | 売却判断の先送り、遺品整理の停滞、相続手続きの複雑さ、解体・活用費用の不透明さ |
| 提供サービス | 実家の整理・売却・再生・活用をワンストップで相談可能。建築・相続・税務等の専門家連携。 |
| 商標 | 実家じまいの相談窓口(商標登録第6861091号、登録日:令和6年11月5日、区分:第36類) |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市東区主税町4丁目77番 藤本ビル201 |
| 連絡先 | TEL:052-211-9909 / FAX:052-211-9952 / Mail:info@trustee-net.work / URL:https://jikka-soudan.com/ |
| 関連キーワード | 空き家、実家じまい、相続、空き家活用、空き家再生、遺品整理、民泊、フランチャイズ |
記事では、数値的な現状と相続に伴う具体的な実務課題、並びに株式会社Trusteeの示す解決のための窓口とその運用体制を網羅的に紹介した。空き家問題は地域社会全体の課題として扱う必要があり、相続後の住宅に関する合理的な意思決定を支える仕組みづくりが求められていることが確認できる。