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2025年転職率が過去最高7.6%に、ミドル層の流動化加速

転職動向調査2026

開催日:3月23日

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転職動向調査2026
転職率が上がったって本当?誰が動いてるの?
はい。マイナビ調査では2025年の正社員転職率が7.6%(前年+0.4pt)で調査開始以降の最高。特に40代・50代のミドル層の転職が顕著に増えています。
転職で年収は本当に上がるの?年代ごとに違う?
転職後の平均年収は533.7万円で転職前より平均19.2万円増。ただし年代差が大きく、30代は+32.4万円と伸びが大きい一方、50代は平均で-4.5万円となっています。

ミドル層を中心に高まる転職の動き――2025年転職率は過去最高水準の7.6%

株式会社マイナビは2026年3月23日付で「転職動向調査2026年版(2025年実績)」を公表した。本調査は2025年に転職した20代〜50代の正社員男女1,446名を対象に実施されており、発表日時は2026年3月23日11時00分となっている。

調査結果の中で最も注目されるのは、2025年の正社員の転職率が7.6%に達し、前年から0.4ポイント上昇して調査開始以降の最高水準となった点である。特に40代・50代のミドル層の転職率が上昇しており、これらの年代は2021年以降右肩上がりで増加を続けている。

調査の母数はスクリーニング全回収数20,000名(国勢調査における正規雇用者全体の構成比に合わせて回収)であり、該当期間(各1年間)に転職したサンプルの割合として1,446名の有効回答を得ている。調査方法はインターネット調査で、スクリーニングは2025年12月16日〜12月25日、本調査は2025年12月18日〜12月25日に実施された。

マイナビ、「転職動向調査2026年版(2025年実績)」を発表 画像 2

ミドル層の転職増加が示す企業側の課題

40代・50代で転職が増えている背景には、収入面の不満だけでなく、中長期的なキャリアの見通しに対する不安がある。調査担当者は、こうした動きを踏まえ企業側に対して定期的なキャリア面談や評価・役割の丁寧な説明など、個々のキャリアに寄り添った人材マネジメントの重要性を指摘している。

今回の結果は、人手不足が続く状況下で、ミドル層の流動性が高まることが企業の採用・育成戦略に影響を与えることを示唆している。人材確保のみならず、既存社員の離職抑止やキャリア形成支援が経営課題になっていると考えられる。

マイナビ、「転職動向調査2026年版(2025年実績)」を発表 画像 3

転職理由の上位は給与・仕事内容・人間関係――年代ごとの特徴も明確に

2025年に転職した正社員に対する転職理由では、全体で最も多かったのが「給与が低かった(23.2%)」であり、次いで「仕事内容に不満があった(21.0%)」「職場の人間関係が悪かった(20.0%)」という結果になった。これらは現在の就業条件に対する不満が主要因であることを示している。

一方で、年代別に見ると中長期的なキャリア見通しを起点とした理由も強まっている。特に30代・50代では「今後の昇進や昇給が見込めないと思った」が前年比で増加しており、30代で約3.7ポイント増、50代で約4.3ポイント増と高い伸びを示した。

マイナビ、「転職動向調査2026年版(2025年実績)」を発表 画像 4

年代別の傾向の詳細

年代別の変化を整理すると、20代は「仕事内容に不満(前年比+0.1pt)」や「働く環境に不満(前年比+2.8pt)」が増加しており、職場の現状改善に起因する転職が目立つ。

30代は「今後の昇進や昇給が見込めないと思った(前年比+3.7pt)」が増加し、キャリアの将来性を重視した転職が相対的に多い。40代は「仕事内容に不満(前年比+0.8pt)」が増えており、仕事の中身の不満が継続的な要因となっている。50代では「今後の昇進や昇給が見込めないと思った(前年比+4.3pt)」が大きく増加している。

マイナビ、「転職動向調査2026年版(2025年実績)」を発表 画像 5

転職後の年収と「キャリアの停滞感」――実際の給料変化と感情の差

転職後の平均年収は533.7万円であり、転職前の平均年収(514.5万円)に比べて19.2万円の増加となった。年代別にみると、30代の増加幅が最も大きく+32.4万円、20代は+21.5万円となっている。一方で50代のみ減少が見られ、平均で-4.5万円となった。

金銭面での改善が見られる一方で、調査では転職者の半数以上が前職で自身のキャリアに停滞感を感じていたと回答している。具体的には「とてもそう思う(19.3%)」「まあそう思う(33.3%)」を合わせて52.6%が停滞感を抱いていた。

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停滞感のきっかけとその内容

キャリアの停滞感のきっかけとして挙がった内容には、年代別に特徴が見られる。40代では「毎日同じ仕事内容の繰り返し」、30代では「周りの評価とのギャップに悩んだ」や「将来性が見えなかった」、50代では「定年までのキャリア予定を知らされて、この先の役職がわかっていた」といった回答が目立った。

これらは「仕事内容」「階層」「報酬・評価」といった要素に関する不満や不安が複合的に作用してキャリアの停滞感を生んでいることを示している。給与が上がってもキャリアの実感や将来の見通しが得られなければ、離職や転職動機につながる可能性がある。

マイナビ、「転職動向調査2026年版(2025年実績)」を発表 画像 7

調査のポイントとデータまとめ

以下に本調査で示された主要なポイントと数値を整理する。調査はマイナビキャリアリサーチLabによるもので、調査担当者は研究員の嘉嶋麻友美氏がコメントを出している。調査URLも公開されており、詳細なグラフや図版(図1~図7)を参照できる。

調査の仕様としては、スクリーニング調査が2025年12月16日(火)〜12月25日(木)、本調査が2025年12月18日(木)〜12月25日(木)に実施されたインターネット調査で、有効回答数は1,446名である。回収は2020年度国勢調査の正規雇用者の構成比に合わせて行われている。

発表日
2026年3月23日 11時00分
発表者
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)
調査対象
2025年に転職した20代〜50代の正社員男女 有効回答数1,446名
調査方法・期間
インターネット調査。スクリーニング:2025/12/16〜12/25、本調査:2025/12/18〜12/25
調査URL
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260323_108572/
調査の主要数値(2025年実績)
項目 数値 備考
転職率(正社員) 7.6% 前年から+0.4pt、調査開始以降の最高水準
有効回答数 1,446名 スクリーニング全回収数20,000名のうち該当者
転職後の平均年収 533.7万円 転職前514.5万円→差額+19.2万円
年代別での年収変化(代表) 20代:+21.5万円、30代:+32.4万円、50代:-4.5万円 30代の伸びが最も大きい
最も多い転職理由 給与が低かった(23.2%) 次点は仕事内容に不満(21.0%)、人間関係(20.0%)
前職でキャリア停滞を感じていた割合 52.6% 「とてもそう思う」19.3%+「まあそう思う」33.3%

この記事では、マイナビの「転職動向調査2026年版(2025年実績)」の主要な調査結果を整理した。転職率の上昇、年代別の転職理由の違い、年収の変化、前職でのキャリア停滞感といったポイントを通じて、転職市場の現状と企業側に求められる対応の方向性が見えてくる。詳細はマイナビの調査ページ(上記URL)で図表(図1〜図7)を確認することができる。