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2026年版調査:ペット医療費の実情と高額リスク

ペット医療費調査発表

開催日:3月26日

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ペット医療費調査発表
ペットの医療費ってどれくらいかかるの?高額になることあるの?
2025年は年間医療費が「2万円未満」44.9%で最多。犬は支出が高めで「6万円以上」が27.6%、1回で10万円以上を経験した人は18.5%、極端な例では300万円の回答もあり、突発的な高額負担のリスクがある。
みんな受診をためらってるの?貯金してる人はどれくらい?
費用を理由に受診をためらった経験は34.5%で約3人に1人。ペットのための貯蓄は28.6%にとどまり、63.7%は貯蓄なしという実態で、経済面が受診行動や備えに影響している。

増える不安と支出の実態を探る調査概要

アイペット損害保険株式会社は、犬・猫の飼育者を対象とした「2026年版ペットの支出に関する調査(医療費編)」を公表しました。発表日は2026年3月26日11時00分で、調査は2026年2月3日から2月8日にかけてインターネットアンケート方式で実施され、犬の飼育者500名、猫の飼育者500名の合計1,000名を対象としています。

調査目的は、2025年の1年間におけるペットの医療費の実態や、突発的な高額診療に対する不安、受診行動や貯蓄の有無など、飼い主の資金面に関する意識と行動を明らかにすることです。本章では調査の基本情報を整理し、どのような母集団で結果が導かれているかを示します。

調査対象
犬・猫の飼育者 各500名(合計1,000名)
調査期間
2026年2月3日~2月8日
調査方法
インターネットによるアンケート
発表
アイペット損害保険株式会社(2026年3月26日 11:00)
2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 2

年間医療費の分布と診療1回あたりの最高額

2025年の年間医療費については、全体で「2万円未満」が44.9%と約半数を占める結果になりました。ただし、犬と猫では支出の分布に差があり、種別での違いが明確に表れています。

具体的には、猫の飼育者では「2万円未満」が58.6%と過半数にのぼる一方、犬の飼育者では31.2%に留まり、犬のほうが医療費を多くかけている傾向が見られます。さらに、犬の飼育者では「6万円以上」支出する層が27.6%に達しており、種による負担差が示唆されます。

2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 3

一回の診療でかかった最高額の実例

一回の診療費の最高額を尋ねたところ、最多回答は「5万円未満」66.2%でした。しかし、同時に高額な診療経験が一定数存在することも確認され、注意が必要です。

診療費が「10万円以上」を経験した割合は合計で18.5%に上り、極端なケースでは300万円という回答も報告されました。通常は数万円に収まる一方で、突発的な重篤な症例等により貯蓄では賄えない大規模な医療費が発生する可能性があることを示しています。

年間医療費と診療1回あたり最高額(要旨)
項目 割合・数値 備考
年間医療費「2万円未満」 44.9% 全体
年間医療費「2万円未満」(猫) 58.6% 猫は低めの支出が多い
年間医療費「2万円未満」(犬) 31.2% 犬は高めの支出層が多い
年間医療費「6万円以上」(犬) 27.6% 犬に支出が偏る
一回の診療「5万円未満」 66.2% 最も多い回答
一回の診療「10万円以上」経験 18.5% 高額経験者の割合
回答された最高額 300万円 極端な高額事例
2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 4

何に不安を感じ、受診行動にどう影響したか

ペット関連支出で最も不安に感じる項目は「突発的な病気やケガによる高額な診療費」47.1%で最多となりました。特に若い年齢層(1~6歳)ではその割合が53.0%と半数を超えています。

反対に、7歳以上のシニア期では「高齢化に伴う介護・ケアの費用」への不安が高まり、1~6歳の倍以上となる20.0%に上昇しました。年齢に応じて不安の中身が変化することがわかります。

2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 5

受診をためらった経験とその影響

費用を理由に動物病院への受診を迷った、あるいは様子を見た経験があるかについては、34.5%が「ある」と回答しました。およそ3人に1人が経済面を理由に受診をためらっている現状が示されます。

この数値は、実際に必要な診療が遅れるリスクや飼い主の心理的負担の存在を示唆します。突発的な高額診療の不安と受診のためらいは、医療行動に直接的な影響を与えていると考えられます。

  • 最も不安な支出項目: 突発的な高額診療費 47.1%
  • 若年(1~6歳)での不安: 突発的高額診療が53.0%
  • シニア期(7歳以上)の不安: 介護・ケア費用が20.0%
  • 受診を迷った経験: 34.5%
2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 6

備え・貯蓄・医療に対する考え方の現状

医療費に対する考え方では、全体で「家計に支障のない範囲で」52.7%が最多となりました。これは、多くの飼い主が現実的な予算と治療のバランスを重視していることを示します。

ただし、ペットの年齢が1~3歳と若いほど「金額に関わらず最善の治療を受けさせたい」割合が高く45.9%に達しており、若年期ほど治療に対しての優先度が高い傾向が確認されました。年齢が上がるごとに予算との兼ね合いを考慮する割合が増えますが、全世代で「できる限りのことをしてあげたい」という想いは共通しています。

2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 7

貯蓄の有無と目的

ペットのための貯蓄については、貯蓄している飼育者は28.6%に留まり、63.7%が貯蓄をしていないという実態が分かりました。つまり、約6割の飼い主は明確な資金準備をしていない状況です。

一方で、貯蓄を実施している層の目的を見ると、「想定外の病気やケガへの備え」55.6%が最多で、次いで「長期の通院や投薬」44.4%、および「ペットの介護」34.6%が続きます。突発的な高額診療への備えを目的とする貯蓄が多い一方で、多くの飼い主は具体的な準備をできていない現状が浮かび上がります。

  1. 貯蓄実施率: 28.6%
  2. 貯蓄未実施率: 63.7%
  3. 貯蓄目的(上位): 想定外の病気やケガへの備え 55.6%
  4. その他の目的: 長期の通院や投薬 44.4%、ペットの介護 34.6%
2026年版ペットの支出に関する調査[医療費編] 画像 8

調査結果の要点整理とまとめ

本調査は、ペットの医療費に関して「日常的には数万円程度でも、突発的に数十万〜数百万円の高額医療が発生する可能性」があることを明確にしています。若年のペットに対しては治療優先の意識が強く、年齢が上がるにつれ予算とのバランスを重視する傾向があることも示されました。

また、貯蓄や受診行動に関する実態として、約3割の飼い主が費用を理由に受診をためらった経験を持ち、約6割がペットのための貯蓄をしていないというギャップが確認されました。突発的な高額診療への不安が広く存在する一方で、具体的な資金準備が進んでいないことが課題として示されます。

調査結果の主要数値まとめ
項目 数値・割合 備考
調査対象 犬500名、猫500名(合計1,000名) インターネット調査
調査期間 2026年2月3日~2月8日 実施期間
年間医療費「2万円未満」 44.9% 全体
年間医療費(猫「2万円未満」) 58.6% 猫は支出が少ない傾向
年間医療費(犬「2万円未満」) 31.2% 犬は支出が高め
一回の診療「5万円未満」 66.2% 最多回答
一回の診療「10万円以上」経験 18.5% 高額経験者割合
最高回答額 300万円 極端な事例
最も不安な支出 突発的な高額診療費 47.1% 若年でより顕著(1~6歳: 53.0%)
受診をためらった経験 34.5% 約3人に1人
医療費に関する考え方 家計に支障のない範囲で 52.7% 最も多い回答
貯蓄実施率 28.6% 貯蓄していない: 63.7%
貯蓄目的(上位) 想定外の病気やケガへの備え 55.6% 長期通院 44.4%、介護 34.6%

補足情報として、調査の公表元であるアイペット損害保険株式会社の会社概要は以下の通りです。

商号
アイペット損害保険株式会社
代表者
代表取締役 執行役員社長 安田敦子
所在地
〒135-0061 東京都江東区豊洲5-6-15 NBF豊洲ガーデンフロント
設立
2004年5月
Brand Message
うちの子に一生の愛を
URL
https://www.ipet-ins.com

過去の関連調査や詳細データは、同社の公表ページ(https://www.ipet-ins.com/info/38466/)および関連リンク(https://bit.ly/4uCjddu)を参照してください。本稿では調査データを基に、医療費の分布、診療1回あたりの最高額、支出不安の中身、受診行動や貯蓄の実態までを整理しました。突発的な高額診療のリスクと、それに対する実際の備えの差が顕在化している点が本調査の主要な示唆です。