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TIIA2025最終選考会レポート IPビジネスの現在地

TIIA2025最終選考会

開催日:3月11日

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TIIA2025最終選考会
いつどこで開催されたの?
2026年3月11日(水)に東京・丸の内のTokyo Innovation Base 2F STAGEでリアル開催。TCIC(運営受託:株式会社ツクリエ)主催で、ファイナリスト10名による公開ピッチで最終審査が行われました。
誰が受賞したの?
最優秀賞は三川裕一郎(株式会社Kaguya)、オリジナルIP優秀賞は渡部恭己(フツララ合同会社)、IPビジネスドメイン賞は村上萌(合同会社ピクニックスタジオ)。受賞者は公開ピッチで選出されました。

TCICが導いたIPビジネスの現在地:TIIA 2025最終選考会レポート

コンテンツIPの活用による新事業創出を目的としたビジネスコンペティション「TCIC IP INNOVATION AWARD(TIIA)2025」の最終選考会が、2026年3月11日(水)に東京・丸の内のTokyo Innovation Base(TIB)にて開催されました。本稿では当日のプログラム構成、登壇したファイナリストの提案内容、審査結果と受賞者コメント、ならびに運営主体や問い合わせ先まで、プレスリリースの内容を網羅的に整理してお伝えします。

本大会は、東京都から受託運営を行う株式会社ツクリエが運営する東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)が主催し、コンテンツ産業の事業化支援を目的に実施されたものです。一次・二次選考を経て選出されたファイナリスト10名が登壇し、公開ピッチ審査と専門家による審査を通じて受賞者が決定しました。

【イベントレポート】IPビジネスの未来を拓く10名が登壇!「TCIC IP INNOVATION AWARD (TIIA) 2025」最終選考会を開催、盛況のうちに終了! 画像 2

開催概要と目的

本プログラムは、アニメ、ゲーム、XR、AI、ライフスタイルブランドなど多様な領域でIPの価値を最大化するビジネスモデルを対象としています。目的は、社会実装や資金調達の後押し、起業家層の裾野拡大、VCやコンテンツ事業会社とのマッチング促進などです。

開催日および場所などの基本情報は以下の通りです。開催はリアル形式で行われ、会場はTokyo Innovation Base 2F STAGE(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-8-3)でした。詳細はTCICのイベントページおよび本プログラム紹介ページに掲載されています。

  • 開催日:2026年3月11日(水)
  • 形式:リアル開催
  • 会場:Tokyo Innovation Base 2F STAGE(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-8-3)
  • 主催・運営:東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)、運営受託:株式会社ツクリエ
  • プログラム詳細:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tiia2025-final/
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プログラム構成とキーノート・トークの内容

当日のプログラムは、キーノート・トークの実施後にファイナリストによる公開ピッチ、審査、受賞発表という流れで進行しました。キーノートには株式会社K2 Pictures代表取締役CEOの紀伊宗之氏を迎え、映画ビジネスの視点からIPの価値拡張について語られました。

紀伊氏はトークセッションで、コンテンツIPにおいて重要なのは単独の作品そのものではなく「世界観」であると述べました。映画、ゲーム、体験、グッズなどへ横断的に展開することでIP価値が拡張されるという指摘は、本アワードの評価軸にも強く影響しています。

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プログラムの主な流れ

本プログラムは書類審査とプレゼン審査を経てファイナリストを選定し、約4か月のブラッシュアップ期間を設けて最終選考へと進みました。選考フローは一次選考→二次選考(対面プレゼン)→中間発表(相互フィードバック)→最終選考(公開ピッチ)です。

ファイナリストにはビジネスモデル構築、仮説検証、法人設立に必要なナレッジ提供や、VC・事業会社とのマッチング機会が提供されました。こうした支援は社会実装や資金調達を視野に入れた実務寄りの内容となっています。

  1. 一次選考:応募書類による革新性・市場性の評価
  2. 二次選考:対面プレゼン審査で10名のファイナリストを選出
  3. 中間発表:相互フィードバックによるプラン磨き上げ
  4. 最終選考:公開ピッチおよび審査員による評価で受賞者決定
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ファイナリスト10名の提案概要と多様な領域の取り組み

最終選考会に登壇したファイナリストは、アニメ、ゲーム、XR、AI、ブランドIPなど多様な領域から選ばれました。いずれのプランも単なるアイデアではなく、IPとしての展開性と事業収益化の観点を重視して練り上げられた内容です。

以下に、ファイナリスト10名と各提案の要旨をすべて記載します。企業名・個人名、プロジェクト名や事業内容を省略せずに紹介します。

今泉 潤 氏(株式会社Amane)
映画の没入感とゲームの操作性を融合したインタラクティブ作品『gameMovie』。
短編映画のテンポ感とゲーム的な操作要素を組み合わせ、「操作する映画」という新ジャンルを提案。
小林 大河 氏(株式会社日本XRセンター)
日本初のXRアトラクションを基軸とした世界展開計画。常設店舗運営と自社IPの実績を活かし、国内外への展開を目指す没入体験事業。
谷口 昌優 氏(株式会社SlowFast)
自社IP『くつにゃん』を活用したサーキュラーエコノミーモデル。子ども靴の回収ボックスを自治体等と設置し、楽しみながら環境意識を育む循環サービス。
張 辰飛 氏
AIを用いたゲーム開発基盤『Anima Sphere』。AIが会話・行動・物語をリアルタイム生成・制御し、プレイヤーごとに異なる体験を生むプラットフォーム。
三川 裕一郎 氏(株式会社Kaguya)
AIを活用した世界観監修の効率化によるIP展開支援。権利取得や世界観・ルール監修を通じて、IP価値を国内外で持続的に拡張する仕組み。
水口 大樹 氏
音声の特徴(声色)をシステムが解釈して入力に変換する『IP‐Physical Voice Engine』。声の音色を直感的な操作入力に変換し、新たなエンタメ体験を提供。
村上 萌 氏(合同会社ピクニックスタジオ)
ライフスタイル実験としての宿泊体験『PICNIC MOTEL』。物語性のある宿泊体験を起点に「暮らしの世界観」をIP化し、商品やメディアへ展開するブランドIP。
山田 真理子 氏(株式会社Creadom8)
SNS上の悪霊をテーマにしたグローバルバトルファンタジーIP『デジアクナイツ』。妖怪をモチーフに国境を越えたクロスメディア展開を目指すアニメ企画。
渡邉 裕美 氏
クリエイター共創の動画制作プラットフォーム『Lyric Motion』。AIを活用して音楽制作者と動画制作者をつなぎ、高品質なリリックビデオを生成する共創プラットフォーム。
渡部 恭己 氏(フツララ合同会社)
上質な違和感を特徴とする3Dアドベンチャーインディーゲーム。完成度の高い独自世界観を核に、小説や映像への多角展開を視野に入れた作品開発。

各ピッチは、IPとしての如何なる拡張性を持つか、どのように価値を生み出して事業として収益化するかといった観点で審査され、審査員からは鋭い質疑が投げかけられました。

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受賞結果と審査を巡る議論、受賞者コメント

審査は複数の専門家により実施され、議論は予定時間を超えるほど白熱しました。評価の最終基準は本アワード固有の視点である『IPとしての未知なる拡張性』が重視され、受賞者が選出されました。

最終的に選ばれた受賞者は以下の3名です。受賞の分類と受賞者コメントもすべて記載します。

  • 最優秀賞:三川 裕一郎 氏(株式会社Kaguya)
  • 優秀賞/オリジナルIP優秀賞:渡部 恭己 氏(フツララ合同会社)
  • 優秀賞/IPビジネスドメイン賞:村上 萌 氏(合同会社ピクニックスタジオ)
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受賞者のコメント(全文)

三川 裕一郎 氏(株式会社Kaguya)/最優秀賞:
「日本の宝であるIP資産を、22世紀まで続く仕組みとして残していきたいという強い信念を持って取り組んできました。これからも多くの皆様と連携しながら、IPが永続的な資産として積み上がっていく未来を目指して邁進してまいります。」

渡部 恭己 氏(フツララ合同会社)/オリジナルIP優秀賞:
「ビジネス視点のプレゼンテーションが多い中で、コンテンツの中身や表現に重きを置いた内容が評価され、オリジナルIPの賞をいただけたことを大変嬉しく思います。自身のバックボーンを活かし、作品の核を大切にしながら育てていきたいです。」

村上 萌 氏(合同会社ピクニックスタジオ)/IPビジネスドメイン賞:
「独自の思想やファンを持ちながらも、ビジネス構造の弱さゆえに消えていくメディアを多く見てきました。自身の挑戦を通じて、ライフスタイルという領域でもIPビジネスとしての強固なモデルが成立することを証明していきたいです。」

審査員からは「選びきれないほどの可能性が集まっていた」との言葉があり、惜しくも受賞を逃した応募者の構想にも高い期待が寄せられているとの報告がありました。

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審査プロセスに関する所見

一次・二次・中間・最終という段階を踏む選考は、応募段階から実装可能性と市場性を重視する構造になっています。特に中間発表での相互フィードバックはブラッシュアップに有効であり、ファイナリストの多くが提案を深化させて本番に臨んでいました。

評価軸は多岐にわたる一方で、本アワード独自の判断軸としてIPの拡張性が最終的な決定要因になったことが特筆されます。審査の過程では各ピッチの社会実装可能性、権利関係の整理、収益モデルの具体性などが詳細に検討されました。

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運営組織、関連情報、問い合わせ先とまとめ表

本プログラムを運営する東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)は、コンテンツ関連産業に特化した東京都の創業支援施設です。コンテンツ分野での創業支援やハンズオン支援を通じて、都内のコンテンツ関連産業の活性化および日本のコンテンツ産業の振興に寄与することを目指しています。詳細はTCICの公式サイト(https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/)をご参照ください。

運営受託を行う株式会社ツクリエは、起業支援サービスとクリエイティブ創造事業を中心に事業展開している企業で、起業家支援のイベント企画やアクセラレーションプログラムなどの提供を行っています。詳細はhttps://tsucrea.com/ を確認できます。

また、TCICが運営する承認制のFacebookコミュニティ『TCIC SPACE』への参加募集情報も公開されています。参加希望者はTCICのページ(https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/)から詳細を確認できます。

項目 内容
イベント名 TCIC IP INNOVATION AWARD(TIIA)2025 最終選考会
開催日 2026年3月11日(水)
開催場所 Tokyo Innovation Base 2F STAGE(東京都千代田区丸の内3-8-3)
主催/運営 東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)/運営受託:株式会社ツクリエ
ファイナリスト数 10名(今泉潤/小林大河/谷口昌優/張辰飛/三川裕一郎/水口大樹/村上萌/山田真理子/渡邉裕美/渡部恭己)
受賞者 最優秀賞:三川裕一郎(株式会社Kaguya)
優秀賞(オリジナルIP優秀賞):渡部恭己(フツララ合同会社)
優秀賞(IPビジネスドメイン賞):村上萌(合同会社ピクニックスタジオ)
キーノート 紀伊宗之氏(株式会社K2 Pictures 代表取締役CEO):講演「映画ビジネス変革の時代を考える」
関連URL プログラム詳細:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tiia2025-final/
イベント詳細:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/event/1244/
問い合わせ 「東京コンテンツインキュベーションセンター」運営事務局
住所:〒164-0012 東京都中野区本町二丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン14階
担当:岩本浩治、小山聡子
TEL:03-3383-4616
E-Mail:info@tcic.metro.tokyo.lg.jp
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今回の最終選考会では多様な領域からの挑戦が集まり、審査員・参加者双方にとって有意義な議論が交わされました。プレスリリースに含まれる情報をもとに、本記事では開催概要から登壇者・受賞者の詳細、運営組織と問い合わせ先まで網羅的に整理しました。今後も本アワードを通じたIPビジネスの発展動向が注視されます。