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4月1日から衛星劇場で『欠落映画』3作を初放送

欠落映画特集

開催日:4月1日

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欠落映画特集
放送っていつなの?
4月1日午前8:30に『酒中日記』、4月3日午後5:45に『世紀は笑ふ』デジタル修復版、4月8日午前8:30に『淺太郎赤城の唄』がそれぞれテレビ初放送されます(CS衛星劇場)。
どうやって見ればいいの?
視聴にはCS受信環境と衛星劇場の視聴契約が必要です。視聴方法や契約手続き、問い合わせは衛星劇場公式サイトやカスタマーセンター(0570-001-444)で確認できます。

幻とされた古典が蘇る:衛星劇場の「欠落映画」特集

CS放送「衛星劇場」は、特集「欠落映画~奇跡的に残存したフィルムが蘇る~」を4月に放送する。松竹ブロードキャスティング株式会社が2026年3月26日に発表した本特集では、戦災やフィルム劣化などにより一部が欠落していた三作が、近年の発見や修復作業により視聴可能な状態でテレビ初放送される。

特集の対象となる三作は、現存する松竹映画としては二番目に古い作品や、歌謡曲と股旅演出が特徴の作品、さらにロシアで発見・デジタル修復された名匠マキノ正博監督作と、多様な時代背景と演芸性を持つ作品群である。これらはかつて「二度と見られない」とされた映画の断片が発見・保存され、補完可能な範囲で公開される事例である。

『酒中日記』など3作品を4月テレビ初放送!「欠落映画~奇跡的に残存したフィルムが蘇る~」CS衛星劇場 画像 2

放送ラインアップと各作品の詳細

本特集でテレビ初放送となる三作は、それぞれ製作年や監督、出演者、残存分の長さなどが異なる。以下に各作品の制作背景、あらすじ、放送日時、残存状況を詳述する。

三作ともに、オリジナルの本編から一部が欠落している点を明示したうえで、発見の経緯や現存分の魅力を損なわない形での放送となる。

『酒中日記』など3作品を4月テレビ初放送!「欠落映画~奇跡的に残存したフィルムが蘇る~」CS衛星劇場 画像 3

酒中日記(1921年)

現存する松竹映画のなかで二番目に古い作品に位置づけられるのが『酒中日記』である。本作は國木田獨歩の同名小説を原作に、賀古残夢が監督し、脚色を伊藤大輔が担当している。1921年制作のサイレント期の芝居映画として、当時の演出や表現を伝える貴重な資料性が高い。

物語は、質朴な小学校校長・大河(岩田祐吉)を中心に展開する。学校の寄付金が盗まれ途方に暮れていた大河は、大金が入った鞄を拾い学校のために使おうと隠す。妻がそれを発見した結果、妻は罪を被って愛児と心中する。悲嘆に暮れた大河は職を辞し大島へ移り住むが、酒に溺れる日々へと堕ちていく。

放送日
4月1日(水)午前8:30~他 テレビ初放送
監督・原作・脚色
監督:賀古残夢 / 原作:國木田獨歩 / 脚色:伊藤大輔
出演
岩田祐吉、鈴木歌子、静香八千代、野寺正一、岡本五郎、三村千代子
制作年
1921年
現存状況
記録上、本編約66分のうち約30分が現存
著作表記
「酒中日記」©1921松竹株式会社

世紀は笑ふ デジタル修復版(1941年)

『世紀は笑ふ』はマキノ正博監督による1941年の娯楽人情劇で、脚本は小国英雄。杉狂児、轟夕起子、廣澤虎造ら、浪曲や奇術などの多彩な演芸要素をそなえた出演陣が競演する。当該版はロシアで発見されたフィルム素材をもとにデジタル修復が施された「デジタル修復版」として放送される。

物語は、日本海を臨む海岸町の劇場〈鶴亀座〉を舞台に、浪曲や支那ソバ屋を営む人物たちの人情劇が織り成される。劇中では浪曲の独演、銭湯での盛り上がり、恋愛や誤解による悲嘆などが描かれ、当時の演芸文化と大衆生活が活写されている。

放送日
4月3日(金)午後5:45~他 テレビ初放送
監督・脚本
監督:マキノ正博 / 脚本:小国英雄
出演
杉狂児、轟夕起子、吉谷久雄、吉井莞象、松旭斉天勝、廣澤虎造、潮萬太郎 ほか
制作年
1941年
現存状況
オリジナル約103分前後のうち約94分が現存(ロシアで発見された素材をデジタル修復)
著作表記
「世紀は笑ふ デジタル修復版」©1941年日活株式会社

淺太郎赤城の唄(1934年)

『淺太郎赤城の唄』は1934年制作の股旅もの作品で、監督・脚色を秋山耕作が担当し、原作は小松春彦。主演ほか豪華な顔ぶれが揃い、当時人気だった歌手・東海林太郎が歌う主題歌「赤城の子守唄」が大ヒットした作品として知られる。

物語は國定村を舞台に、忠治(尾上榮五郎)が飢饉で苦しむ村民を救うために太田大光院の宝蔵を破り五千両を奪った過去を持ち、赤城に立て籠るという設定から始まる。板割の淺太郎(高田浩吉)は忠治と赤城で行動を共にしていたが、過去に淺太郎と忠治の愛妾・お照(飯塚敏子)との関係があり、複雑な人間関係が物語を動かす。

放送日
4月8日(水)午前8:30~他 テレビ初放送
監督・脚色・原作
監督:秋山耕作 / 脚色:秋山耕作 / 原作:小松春彦
出演
高田浩吉、尾上榮五郎、飯塚敏子、坪井哲、小島照子、志賀靖郎、澤井三郎 ほか
制作年
1934年
現存状況
本来100分前後の作品のうち約53分が現存。主題歌「赤城の子守唄」は欠落
著作表記
「淺太郎赤城の唄」©1934松竹株式会社

視聴方法・関連情報と問い合わせ先

本特集の放送はCS放送「衛星劇場」で行われる。視聴にあたってはCSの受信環境と衛星劇場の視聴契約が必要となる。衛星劇場の視聴方法や視聴手続きに関する情報は公式サイトで案内されている。

また、特集関連の詳細情報や予告動画、ニュースページへのリンクが公開されている。視聴環境や放送に関する問い合わせは、衛星劇場カスタマーセンターへ連絡することで確認できる。

問い合わせ先(衛星劇場カスタマーセンター)および受付時間は以下のとおりである。電話回線の種別により専用番号が設けられている。

電話番号(ナビダイヤル)
0570-001-444(受付時間 10:00~20:00 年中無休)
IP電話のお客様
03-6741-7535

放送情報の整理(一覧表)

以下は、本特集に含まれる三作について、放送日時、制作年、監督・出演、現存状況、著作表記を一覧にまとめた表である。記事本文で詳述した各作の情報を整理して提示する。

作品名 放送日(初回) 制作年 監督 主な出演 現存状況 著作表記
酒中日記 4月1日(水)午前8:30~他 1921年 賀古残夢 岩田祐吉、鈴木歌子、静香八千代、野寺正一、岡本五郎、三村千代子 本編約66分のうち約30分が現存 ©1921松竹株式会社
世紀は笑ふ デジタル修復版 4月3日(金)午後5:45~他 1941年 マキノ正博 杉狂児、轟夕起子、吉谷久雄、吉井莞象、松旭斉天勝、廣澤虎造、潮萬太郎 ほか オリジナル約103分のうち約94分が現存(ロシアで発見された素材をデジタル修復) ©1941年日活株式会社
淺太郎赤城の唄 4月8日(水)午前8:30~他 1934年 秋山耕作 高田浩吉、尾上榮五郎、飯塚敏子、坪井哲、小島照子、志賀靖郎、澤井三郎 ほか 本来100分前後のうち約53分が現存。主題歌「赤城の子守唄」は欠落 ©1934松竹株式会社

以上が、本特集で放送される三作品の放送情報と現存状況の整理である。古いフィルム素材の欠落という事情を含めつつ、発見・修復により当時の映像文化を伝えることが可能になった点が本特集の特徴となる。視聴や詳しい番組情報は公式のニュースページおよび視聴方法ページを参照のこと。