山崎エマ初著『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』が早くも重版
ベストカレンダー編集部
2026年3月27日 09:41
発売即重版決定
開催日:3月26日
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山崎エマの軌跡と新刊の反響
2026年3月26日18時30分、株式会社新潮社から発表されたプレスリリースによれば、ドキュメンタリー監督・山崎エマ氏の初の著書『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』(新潮新書、発売日2026年3月18日)が好評につき早くも重版となりました。出版社の発表と著者のコメントからは、発売直後から読者の反響が大きかったことが明らかです。
著者からは発売と重版についての言葉が届けられています。山崎氏は多くの読者に読まれている実感に感謝の意を示すとともに、本書が教育、子育て、ドキュメンタリー制作、アイデンティティ形成、夢の追求など多様な切り口で読める一冊であることを伝えています。本文では、著者の個人的体験と撮影活動を通じて得た洞察が記されています。
- 発表日: 2026年3月26日 18時30分(プレスリリース)
- 発売日: 2026年3月18日
- 出版社: 株式会社新潮社
- 重版決定: 発売後間もなく
本書が問う「小学校」という場と著者の視点
本書は著者自身の幼少期から現在までの経験を手がかりに、日本の公立小学校が持つ特徴と価値を批判的かつ丁寧に見つめ直した記録です。山崎氏は、イギリス、日本、アメリカといった異なる教育環境で育ち、各地での体験を重ねながら「小学校という場がどのように人を作り、社会とつながっているのか」を問います。
著者は結論を押し付けることを意図しておらず、本書は「正解」を示すための本ではないと明示しています。自らの記憶や経験をたどる記述を通じて、読者に考えるための材料を提供する構成になっています。
目次と章ごとの要旨
本書は全体を通して、著者の個人的エピソードと教育現場での観察が交互に現れ、それぞれの章が〈経験〉と〈洞察〉を結びつける形で構成されています。以下に章ごとの要旨を具体的に示します。
この節では、刊行情報にある全8章とおわりに、はじめにの構成を漏れなく整理しています。
- はじめに: 著者が本書の目的と態度を説明する導入部。日本の小学校を再訪する動機と読み方を提示しています。
- 第一章 大阪弁とクイーンズ・イングリッシュ: 6歳で親元を離れてイギリスの小学校へ通った経験と、大阪弁とクイーンズ・イングリッシュを行き来した幼児期の記憶を描写します。
- 第二章 私は小学校で「日本人」になった: 大阪のマンモス公立小学校での経験を通じ、外見の違いをからかわれ「みんなと同じ」を希求するようになった過程と、日本式教育に順応していく過程を綴ります。
- 第三章 40か国の国旗が並ぶ廊下の先に: 神戸のインターナショナルスクール入学後に「自分とは何か」を問われ続け、映像制作と出会うまでの経緯を記しています。
- 第四章 外国人になった私に起きたこと: 渡米後のアイデンティティ・クライシスやビザ問題など、海外での苦悩と自己の不確かさを描きます。
- 第五章 日本の「あたりまえ」が武器になる: 編集者としての独り立ち、クラウドファンディングの挑戦を経て、自分の日本的な部分が作品制作で強みとなることに気づいた経緯。
- 第六章 高校野球と日本社会「伝統と変革」: 高校野球を通じて日本社会の伝統と変革を読み解く試み。取材対象や制作背景についての記述があります。
- 第七章 人を作り、未来を作る小学校: 公立小学校での約1年に及ぶ撮影(準備期間を含め学校にいた時間は4000時間超)とロングラン上映、アカデミー賞ノミネートに至る経緯が詳細に語られます。
- 第八章 日本は今、チャンスの入り口にいる: パンデミック以後の社会状況を踏まえ、「みんなのために」を教える日本の小学校教育が持つ社会的機能と強みを論じています。
- おわりに: 全体のまとめと、本書が目指す静かな再訪の意義が述べられます。
制作背景と映像作品の評価
本書の核となる問いは「日本人らしさとは何か」です。山崎氏はその問いを映像制作を通じて繰り返し検証してきました。代表的な映像作品には長編『小学校〜それは小さな社会〜』と『甲子園 フィールド・オブ・ドリームス』があり、これらの制作経験が本書の視点を形作っています。
『小学校〜それは小さな社会〜』は東京都内の公立小学校を1年間追った作品で、国内で異例のロングランとなり全国100館を超える映画館で上映されました。同じ素材から制作した短編『Instruments of a Beating Heart』は2025年の米アカデミー賞・短編ドキュメンタリー部門にノミネートされ、日本を題材にした日本人監督作品として初の快挙となりました。
- 長編『小学校〜それは小さな社会〜』
- 東京都内の公立小学校で1年間撮影。撮影時間は合計で4000時間超。全国100館以上で上映。
- 短編『Instruments of a Beating Heart』
- 2025年米アカデミー賞 短編ドキュメンタリー部門ノミネート。
- 『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』
- 高校野球を社会の縮図として捉え、ニューヨークタイムズの批評家の注目を受けた作品。
- 『モンキービジネス:おさるのジョージ著者の大冒険』
- アニメーションやアーカイブ、インタビューを用い、知られざる誕生秘話を伝える長編作品。
これらの作品は評価を受け、2026年2月19日からはNetflixで『小学校〜それは小さな社会〜』と『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』の2作が配信されています。山崎氏の映像表現は、国内外での上映実績と受賞・ノミネートによって広く注目を集めています。
著者の略歴としては、1989年兵庫県生まれ、イギリス人の父と日本人の母を持ち、19歳で渡米してニューヨーク大学映画制作学部を卒業。多文化的な視点を背景にドキュメンタリー制作を続けています。
刊行データと重要情報の整理
以下は本書に関する刊行情報と関連リンク、価格やISBNなどの詳細です。購入や参照に必要な情報を正確に示します。
出版社の案内に基づき、書誌情報は次の通りまとめられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | それでも息子を日本の小学校に通わせたい |
| 著者 | 山崎エマ |
| 発売日 | 2026年3月18日 |
| 出版社 | 新潮新書(株式会社新潮社) |
| 造本 | 新書版ソフトカバー |
| 定価 | 990円(税込) |
| ISBN | 978-4-10-611117-4 |
| 関連配信 | Netflixで『小学校〜それは小さな社会〜』と『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』が配信中(配信開始日 2026年2月19日) |
| 出版社URL | https://www.shinchosha.co.jp/book/611117/ |
記事中で紹介した内容は、著者の幼少期の体験、教育環境の比較、映像制作に至る経緯、作品の評価と配信情報、刊行データといった点を網羅しています。重版決定の報は、発売直後の読者反響を示す指標のひとつとして位置づけられます。
以下に、本記事で取り上げた主要事項をあらためて表形式で整理します。
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 重版 | 2026年3月18日発売後、早くも重版決定 |
| 著者コメント | 多くの読者への感謝。教育や子育て、アイデンティティなど多角的に読める一冊との説明 |
| 主要作品 | 長編『小学校〜それは小さな社会〜』、『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』、短編『Instruments of a Beating Heart』他 |
| 受賞・ノミネート | 短編が2025年米アカデミー賞 短編ドキュメンタリー部門にノミネート |
| 配信 | 2作がNetflixで配信中(配信開始日 2026年2月19日) |
| 撮影実績 | 公立小学校での撮影は約1年、学校にいた時間は準備期間を含め4000時間超、全国100館超での上映 |
| 書誌情報 | 新潮新書、定価990円、ISBN 978-4-10-611117-4 |
| 参照URL | https://www.shinchosha.co.jp/book/611117/ |
以上が本稿のまとめです。本書は著者自身の複数の教育経験と映像制作を通した観察に基づき、日本の小学校教育の特徴とその社会的意味を多面的に照射する一冊として刊行されました。刊行データや関連配信情報、作品の評価などは正確な出典に基づいて整理しています。