高輪ゲートウェイシティ、グランドオープンで始動
ベストカレンダー編集部
2026年3月29日 16:03
高輪ゲートウェイ開業
開催日:3月28日
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高輪ゲートウェイシティ、グランドオープン——広域品川圏の新たな第一歩
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)が進めてきた大型複合開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」が、2026年3月28日(土)にグランドオープンを迎えました。プレスリリース発表日時は2026年3月28日19時50分であり、当日の来場者は約50,000名(※集計は3月28日18:00時点)に達したことが報告されています。今回の開業により、品川車両基地跡地を活用した国内有数の実験的都市空間が本格始動しました。
先行して昨年3月27日に開業した「THE LINKPILLAR 1」に続き、今回のグランドオープンでは新たにTHE LINKPILLAR 2、MoN Takanawa: The Museum of Narratives(MoN Takanawa)、およびTAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEの3棟が開業しました。加えて隣接する大井町エリアの「OIMACHI TRACKS」も同日開業し、浜松町〜大井町に展開する「広域品川圏(Greater Shinagawa)」としての歩みが本格化しています。
開業のタイムラインと来場状況
グランドオープンの当日は午前9時30分からMoN Takanawa内で「TAKANAWA GATEWAY CITY / OIMACHI TRACKS 同時オープニングセレモニー」が開催され、12:00にTAKANAWA GATEWAY CITYが正式にグランドオープンしました(OIMACHI TRACKSは11:00開業)。正午のオープン時点で約1,000名が列を作っており、夕刻までに約50,000名の来場を確認しています(※は3月28日18:00時点の集計)。
式典当日の運営・来場動線には鉄道と最新技術を組み合わせた演出が取り入れられ、会場の規模とあわせて大きな注目を集めました。公式ウェブサイトは https://www.takanawagateway-city.com で、詳細情報や今後のイベントスケジュールが案内されています。
式典の演出とプログラム構成 — 鉄道、音楽、ロボティクスが織りなす開幕式
開業記念セレモニーは、文化創造・発信拠点であるMoN TakanawaとOIMACHI TRACKSを中継で結び、両会場が連動する形で行われました。式典ではNHK交響楽団の生演奏によりオープニングが飾られ、OIMACHI TRACKS側からは劇団四季のパフォーマンスが披露されるなど、音楽と舞台芸術による華やかな演出が展開されました。
式典演出の中核にあったのは、鉄道を軸にした「テープトランスファー」とロボティクスの共演です。大井町駅ホームから京浜東北線で運ばれてきたテープを高輪ゲートウェイ駅長が受け取り、ヒューマノイドロボット「Galbot G1」がそれをステージに受け渡すという、鉄道と先端技術を掛け合わせた演出が実施されました。また、司会の一人には最新アンドロイド「ヤマトロイド」が起用され、人とロボットが共生する未来の街のイメージを体現しました。
プログラム一覧(式典の主な内容)
- NHK交響楽団による生演奏
- 劇団四季のパフォーマンス(中継)
- 大井町駅ホームと会場を結ぶ「テープトランスファー」
- 主催者挨拶、来賓挨拶
- 堤真一氏、當真あみ氏らを含む関係者10名によるテープカットセレモニー
- 高校ダンス部による特別楽曲「Open To The Future ~Theme of Greater Shinagawa Opening~」を用いたダンスパフォーマンス
登壇者とメッセージ — 関係者の発言とプロジェクトの理念
式典には国土交通副大臣の佐々木 紀様、東京都知事 小池 百合子様、港区長 清家 愛様、衆議院議員 丸川 珠代様、隈 研吾氏(建築家)、歌舞伎俳優 尾上菊五郎氏、尾上菊之助氏、CM出演の堤 真一氏、當真 あみ氏、JR東日本取締役会長 深澤 祐二氏などが登壇しました。これら来賓・関係者の挨拶は、広域品川圏が目指す文化・技術・都市価値の結節点としての期待を示すものとなりました。
以下に登壇者コメントの全文を掲載します。プレスリリースに含まれる言葉を忠実に記載しています。
- 東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長/喜㔟陽一
- 皆様、おはようございます。ご紹介をいただきましたJR東日本の喜勢でございます。
本日、石原環境大臣、佐々木国土交通副大臣、小池東京都知事、森澤品川区長、清家港区長をはじめ、閣僚の皆様、そして地元地域の皆様からたくさんの皆様にご来臨をいただきまして、今ご紹介がございましたように、この「OIMACHI TRACKS」のまちづくり、そして「TAKANAWA GATEWAY CITY」第1期のグランドオープンを皆様と共にお祝いさせていただきますことは、私どもJR東日本グループにとりまして、誠に光栄なことであり、グループ社員一同この上ない喜びとするところであります。
そして、このように晴れがましくこの日を迎えることができましたのも、本日ご列席の皆様をはじめ、計画当初から様々なご支援、ご理解、そしてご高配を賜ってまいりました皆様のおかげさまであるところでございまして、高い所からではございますが、グループを代表して心から御礼を申し上げたいというふうに思います。
皆様もご承知のように、TAKANAWA GATEWAY CITYが建つ地は、明治5年、日本で初めての鉄道が走った新橋・横浜間のその一部をなす地であります。ここは私たち鉄道人にとって「始まりの地」であると言っても過言ではなく、鉄道が日本の近代化の象徴であったように、日本のイノベーションの始まりの地でもありました。
一方、OIMACHI TRACKSが建つこの地は、その起源を鉄道開業時の新橋工場にまで遡ることができます。まさに高輪とも深く遠い歴史を持つ地域であります。そして大正4年にこの地へ移転して以降、日本の近代化から現在まで、常に社会の発展に伴走する動力源であり続けてきた鉄道の重要拠点として、首都圏の車両メンテナンスの役割を担ってきました。
私たちは、高輪と大井町、この2つのプロジェクトの推進にあたり、こうしたそれぞれの土地の記憶や歴史を大切に、まちづくりに向き合い続けてきました。
そして、TAKANAWA GATEWAY CITYは「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として、OIMACHI TRACKSは「安心で利便性の高い都市生活を地域の皆様と共に共創するまちのプラットフォーム」として、それぞれの開発の目標を掲げ、その実現に向け取り組んでおります。
また、視野をさらに拡大いたしますと、私たちはこの2つのプロジェクトを核として、浜松町から大井町までのエリアを広域品川圏、「Greater Shinagawa」とし、単にJR東日本グループの夢だけを実現するエリアとしてではなく、この地の持つ継承、すなわち高輪も大井町も国鉄から継承した公益性、公共性が高い資産であることを、この地の持つ継承を決して忘れてはおりません。
そうした想いから、私たちはこの広域品川圏が地域の皆様に愛され、支持されるエリアとなることはもちろんのこと、このエリア全体の使命を「都市生活のイノベーションの推進にあたるエリア」として、日本の発展のため、このエリアから世界の都市間競争に打ち勝つ、東京の新たなバリューを創造し、発信し続けていくことを内外に明らかにしております。
そこでは、生活のあらゆる側面、すなわち「QOL(Quality of Life)」を基盤に、ここに集う様々な皆様の活動や生活をイノベーションし、ワクワク、心踊る未来生活を創出していきます。
エリア一帯で「健康寿命100年」を目指します。今後導入する「ウォークスルー改札」により、駅の中と外の区別がなくなります。鉄道を機軸に、空飛ぶクルマや多種多様な自動モビリティ、水上交通がエリア内を自由自在に動き回る、そうした移動空間が実現していきます。水素が都市生活のエネルギーになっていくでしょう。世界のどこにもないエンターテインメントは、エリアの色彩を一層豊かにすることと思います。
TAKANAWA GATEWAY CITYはさらに品川駅に向けて拡張し、将来的には品川駅までが歩行者デッキでつながった、ウォーカブルな街へと成長していきます。そして、このエリアの様々なチャレンジが、日本各地のチャレンジとつながっていくことで、地域に元気と活力が生まれ、それが豊かな日本の実現に大いに貢献していくことを強く願っております。
JR東日本グループは、今、皆様と共に、OIMACHI TRACKS、そしてTAKANAWA GATEWAY CITY、広域品川圏「Greater Shinagawa」が、日本、さらには世界の未来に向けたイノベーションの始まりの地となることを願い、新たなチャレンジのスタートの鐘を皆様と共に高らかに打ち鳴らしてまいります。
改めて、皆様にはこれまで賜りました数々のご支援、そしてこれからも変わらぬご指導、ご高配を賜りますようお願い申し上げまして、主催者からのご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。 - 国土交通副大臣/佐々木 紀様
- おはようございます。国土交通副大臣を拝任しております、石川2区選出の衆議院議員、佐々木紀でございます。
本日は、TAKANAWA GATEWAY CITYおよびOIMACHI TRACKSがグランドオープンをお迎えになりましたこと、心からお祝いを申し上げます。TAKANAWA GATEWAY CITYとOIMACHI TRACKSが一体となって共創した街づくりが本格始動することになり、このTAKANAWA GATEWAY CITYはその中核として、国際都市東京の未来を開くものでございます。
この度のグランドオープンにより、文化芸術や住宅機能をはじめ、最先端の技術を実証、実装する実験場となる街が形成されていくものと承知をしております。この地域は広域交通の結節点でもあり、我が国の国際競争力の強化に向けた高いポテンシャルを有して新たなビジネス拠点の形成、ユーザーの機能強化を強力に押し進めていく必要もございます。
隣の品川駅を始点としたリニア中央新幹線も現在整備を進めておりますが、各リニア駅周辺の街づくりを含めて、その整備効果が最大限に発揮されるよう、国土交通省としても全面的に支援していく所存でございます。今後近代遺産となります高輪築堤を保存・展示する公園の整備や、さらには品川駅周辺と面的につながる開発がさらに進んでいくことを、国交省としても精一杯応援をさせていく所存でございます。
今後のますますのご発展を心からご祈念申し上げてお祝いの言葉とさせていただきたいと思います。おめでとうございました。 - 東京都知事/小池 百合子様
- 本日、JR東日本と国土交通省のご尽力によりまして、TAKANAWA GATEWAY CITYのグランドオープンをお迎えいたしました。またOIMACHI TRACKSの方もまちびらきを迎えられておられます。心からお喜び申し上げたいと思います。おめでとうございます。
高輪はこの長きにわたって東京、そして日本の成長を支えてきました。人の暮らしを支えてきたエリアでございます。私も高輪宿舎に何年か住んでおりましたので、この地域はとても親しく住まわせていただいたところでございます。昨年開業いたしました「THE LINKPILLAR 1」に続いて、今回新たに3棟が開業して、国際ビジネスゾーンとして、さらに発展を遂げることとなります。
そして特にこちら「MoN Takanawa」でございますが、我が国が誇る文化に最新のテクノロジーを掛け合わせるミュージアムがより、多くの人々に素晴らしさが伝わっていくことを期待をいたしております。
最近は何かと生成AIを活用することがございますが、これからの東京は緑がいっぱいの東京、そしてそこに人の暮らしがあって、楽しみがあってということで、生成AIにプロンプトを入れましたら、大体この「MoN」と同じような画像が浮かび上がってきて、とてもびっくりしたところでございます。より多くの人々に素晴らしさが伝わっていくことを期待いたしております。
そして大井町地区の方でございますが、大正時代の鉄道車両工場などをはじめとして、交通・商業の要衝として発展した地でございます。駅と直結する「OIMACHI TRACKS」の開業によって、地域が一層盛り上がることを期待をいたしております。
東京は古さと伝統、そして革新が相混じった、そんな街でございます。一言で申し上げますと「Old meets New」。ぜひこの「Old meets New」を具現化する高輪と大井町が一体となりまして、東京の素晴らしさが世界へと発信されていくことを期待申し上げまして、心からのお祝いの言葉とさせていただきます。
グランドオープン後の催しと街づくりの方向性
グランドオープン以降、TAKANAWA GATEWAY CITYは「100年先の心豊かなくらしの実験場」を掲げ、1か月にわたる多彩なオープニングイベントを展開します。南北約1.3kmにわたる街全体を使ったアートイベント、各国大使館やロボットが参加するパレード、世界的に有名な10代アーティストが集まる次世代フェスなどが予定されています。
また、山手線貸切イベント、ドローンショー、地元学生によるダンスイベントなど、最先端技術と文化が融合したプログラムを通じて、街全体が「実証」「実装」「発信」の場となることを目指しています。これらの取り組みは、広域品川圏の先進性とエリア価値向上に寄与する方針です。
オープニングイベントの主な内容(概要)
- 街全体を使ったアートイベント(南北約1.3km)
- 地域の祭事および各国大使館、ロボット参加のパレード
- 次世代フェス(世界的に有名な10代アーティストの参加)
- 山手線貸切イベント
- ドローンショー
- 地元学生によるダンスイベント
- 1か月にわたるプログラム展開(文化・技術の実装・実証)
これらのイベントは街の多様な空間を舞台に展開され、地元コミュニティ、国際的関係者、テクノロジー開発者、およびアーティストが交差する場として設計されています。詳細は公式の案内ページおよびPR Timesの告知を参照してください(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000151981.html)。
要点整理(概要表)
以下に、本稿で取り上げたTAKANAWA GATEWAY CITYグランドオープンに関する主要情報を表形式で整理します。事実関係や日付、会場、登壇者などの要点を簡潔にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| グランドオープン日 | 2026年3月28日(土) 12:00(OIMACHI TRACKSは11:00に開業) |
| プレスリリース発表日時 | 2026年3月28日 19:50 |
| 会場 | TAKANAWA GATEWAY CITY(東京都港区高輪2丁目21 他)およびOIMACHI TRACKS(大井町エリア) |
| 開業した主な施設 | THE LINKPILLAR 1(先行開業済)、THE LINKPILLAR 2、MoN Takanawa、TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE、OIMACHI TRACKS |
| 来場者数(当日) | 約50,000名(※3月28日18:00時点の集計)。正午時点で約1,000名が列を形成。 |
| 主要プログラム | NHK交響楽団演奏、劇団四季パフォーマンス、テープトランスファー、テープカット(関係者10名)、高校ダンス部のパフォーマンス、各種文化・技術イベント |
| 登壇者(主な方々) | 佐々木 紀(国土交通副大臣)、小池 百合子(東京都知事)、清家 愛(港区長)、丸川 珠代(衆議院議員)、隈 研吾(建築家)、尾上菊五郎、尾上菊之助、堤 真一、當真 あみ、深澤 祐二(JR東日本取締役会長)、喜㔟 陽一(JR東日本 代表取締役社長) |
| 公式情報 | 公式ウェブサイト: https://www.takanawagateway-city.com / PR告知: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000151981.html |
本稿では、2026年3月28日のグランドオープンに関する式典の経緯、演出、登壇者の発言、開業施設や今後展開されるイベントの内容を整理して伝えました。TAKANAWA GATEWAY CITYは「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として、広域品川圏での新たな都市価値の創出を目指しており、今後の展開が注目されます。