4月8日開幕:生成AIが変える服選びと作る現場
ベストカレンダー編集部
2026年3月30日 13:45
ファッションテックEXPO
開催期間:4月8日〜4月10日
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生成AIがもたらす転換点──服を選ぶ・作る・売るプロセスの再定義
アパレル業界は現在、深刻な人手不足と在庫ロス(衣服の大量廃棄)という二つの構造的課題に直面している。こうした課題に対して、生成AIをはじめとするテクノロジー導入が加速しており、消費体験や製造プロセス、プロモーション手法まで含めた業界全体の再編が進行している。
市場規模に関する推計では、ファッションテック市場は現状で334.8億円の規模を形成しており、今後5年で431.4億円に拡大すると予測されている(*¹ xenoBrain『ファッションテック業界の2030年AI予測レポート』)。バーチャル試着などのAI活用は「自分に本当に似合う一着」を迷わず見つける消費体験の定着を後押ししている。
- 主要課題
- ・人手不足による生産・販売現場の負荷増大
- ・在庫ロスとサステナビリティの矛盾
- 生成AIが提供する解決領域
- ・バーチャル試着による購買の失敗削減
- ・AIによる制作・撮影の効率化とコスト削減
- ・データに基づく需要予測による適正生産
具体的な技術と出展企業:最前線で何が見られるか
2026年4月8日から東京ビッグサイトで開催される「ファッションテックEXPO」では、生成AIや関連DX技術を導入した多数のソリューションが出展される。ここでは、プレスリリースで紹介された出展製品・サービスを具体的に整理する。
各社の技術は、消費者向けのバーチャル試着から製造現場の自動化、マーケティング素材の生成まで幅広く、実運用に耐える「コマース品質」を重視している点が共通している。
パーフェクト(株):生成AIで“着る”から“映す”へ
パーフェクトは、鏡の前に立つだけ、あるいはスマホで写真を選ぶだけで瞬時にバーチャル試着ができるソリューションを出展する。生成AIは素材感やロゴ、文字を維持したままリアルに再現できる点が特徴だ。
この技術により、サイズ違いやイメージ違いといった購買失敗を減らし、消費者の購入判断を支援することが可能になる。店舗内の導入やECでの応用が想定され、試着動線のデジタル化が進む。
- 主な機能:写真・鏡からの即時バーチャル試着、素材感・ロゴ維持
- 期待効果:返品率低減、購買コンバージョン向上
タジマ工業(株):AI刺繍機が職人技を再現・自動化
タジマ工業は、AIが刺繍の“職人技”を継承する『AI刺繍機』を出展する。AIが糸の張力や布の質感を判断し自動で最適化することで、これまで熟練工でなければ困難だった複雑な刺繍を再現する。
再現性と生産性の両立を実現し、現場のDX化を促進する存在として位置づけられる。生産現場では歩留まり改善や納期短縮、品質の安定化という効果が見込まれる。
- AIによる糸張力・生地判定
- 自動補正で高品質刺繍を短時間で実現
- 熟練者のノウハウをデジタル保存
FEIDIAS:ブランド専属のAIモデル制作サービス
FEIDIASは、ブランド専属のAIモデルを制作するサービスを展開する。モデル依存によるコストや肖像権・契約の継続性の課題を解消し、ブランド表現を安定運用できる点を強調している。
スキャンダルやモデルの健康問題による撮影延期といったリスクを回避し、広告制作の柔軟性と持続性を高める用途での導入が見込まれる。
Clo.D AI-Studio:商品画像1枚で実写クオリティを生成
Clo.D AI-Studioは、商品画像1枚から実写クオリティのモデル画像・動画を生成するソリューションを提供する。撮影コストを最大85%削減できる点を訴求している。
生成される画像はコマース品質で、モデルの国籍や背景のカスタマイズが可能。グローバルEC展開や多様なマーケットに対応しやすい仕組みだ。
一般財団法人 日本気象協会:気象データで『明日、何が売れるか』を予測
日本気象協会は、高度な気象データを用いて気温変化などから「服の売れ時」をピンポイントで予測する取り組みを紹介する。これにより、従来の勘と経験に頼った発注から脱却し、必要な分だけを計画的に生産する経営が可能になる。
気象に基づくデータドリブンの発注・在庫管理は、在庫ロス削減とサステナビリティの両面で有効性が高い。
(株)スクロールインターナショナル:高度なAI仮想試着システム
スクロールインターナショナルは、商品提案からモデル着用画像の生成、色・柄の変更やデザインアレンジまで対応する最先端のAI仮想試着システムを出展する。高精度なフィッティング機能とコーディネート提案型の試着を特徴とする。
購買前に最適なスタイルを確認できる点は、ECでの顧客満足度向上と返品抑制に貢献する。
展示会の開催概要と取材案内
展示会名は「ファッションテックEXPO(FaW TOKYO内で開催)」。会期は2026年4月8日(水)から4月10日(金)まで、会場は東京ビッグサイト、主催はRX Japan合同会社である。
出展社数は世界20ヵ国から約700社(予定)、来場者数は約20,000名(予定)と規模の大きな業界イベントとして開催される。生成AIがもたらす「新しい消費体験」の最前線を撮影可能としており、報道関係の取材申し込みは事前申込制となっている。
- 取材申し込み
- https://www.fashion-tokyo.jp/hub/ja-jp/press.html
- 問い合わせ(広報)
- FaW TOKYO(RX Japan合同会社)広報担当
- TEL:048-233-9478 MAIL:fw.jp@rxglobal.com
- 公式ウェブ
- https://www.fashion-tokyo.jp/spring/ja-jp.html
- 上記プレスサイトから事前登録フォームにアクセスする。
- 必要情報を入力し、取材希望日時と取材項目を申請する。
- 主催者からの承認連絡を受け、撮影許可等の最終確認を行う。
会場で確認できる効果指標とまとめ
本展示会では、導入企業が実際に示す効果指標として、撮影コスト削減率、返品率の低減、製造ラインの歩留まり改善、在庫の縮減などが確認できる。特にClo.Dの撮影コスト85%削減や、市場規模の成長予測(334.8億円→431.4億円)といった定量的データは、導入判断の重要な参考となる。
また、AI刺繍機の導入による作業時間短縮や品質の平準化、気象データを活用した発注の精緻化など、業務プロセスのDX化による運営効率の向上が各ブースで示される予定だ。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 展示会名 | ファッションテックEXPO(FaW TOKYO内で開催) |
| 会期 | 2026年4月8日(水)〜4月10日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| 主催 | RX Japan合同会社 |
| 出展社数(予定) | 世界20ヵ国から約700社 |
| 来場者数(予定) | 約20,000名 |
| 注目テーマ | 生成AIによるバーチャル試着、AI刺繍、AIモデル制作、撮影自動化、気象データによる需要予測 |
| 主な出展企業 | パーフェクト(株)、タジマ工業(株)、FEIDIAS、Clo.D AI-Studio、一般財団法人 日本気象協会、(株)スクロールインターナショナル |
| 報道・取材申込 | https://www.fashion-tokyo.jp/hub/ja-jp/press.html |
| 広報連絡先 | TEL:048-233-9478 MAIL:fw.jp@rxglobal.com |
| 公式サイト | https://www.fashion-tokyo.jp/spring/ja-jp.html |
| 参考出典 | *¹ xenoBrain『ファッションテック業界の2030年AI予測レポート』 |
この記事では、出展製品とサービスの内容、開催概要、取材方法、ならびに導入による期待される効果指標を整理して示した。展示会は生成AIを中心としたファッションテックの現実的な導入事例に触れられる機会であり、来場者は製品ごとの機能や導入効果を比較・検討することができる。取材希望の場合は上記の取材申込ページから事前申請を行うことが必要である。