SBI損保が雹予測モデル導入、降雹アラート配信開始
ベストカレンダー編集部
2026年3月30日 14:42
降雹アラート配信開始
開催日:3月30日
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雹(ひょう)被害に先手を打つ――SBI損保が独自の降雹予測モデルを導入
2026年3月30日、SBI損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小野尚)は、ダイレクト型損害保険会社として初となる独自開発の雹災害発生予測モデル(以下「本モデル」)を用いた降雹アラートメールの配信を開始しました。発表日時は同日11時00分です。本取り組みは、単に発生後に補償を行うだけでなく、被害を未然に防ぐことによって損害を抑制するという損害保険会社の役割を重視したものです。
同社は2025年3月より、2度にわたるPoC(概念実証)を実施し、気象ビッグデータと自動車保険の支払実績を活用してモデルの開発と精緻化を進めてきました。今回、一定の降雹予測精度が確認されたため、実用化に向けて本サービスをリリースし、降雹による被害の未然防止および損害軽減を支援する体制を整えました。PoCに関する過去の詳細は以下で確認できます: https://www.sbisonpo.co.jp/company/news/2025/0425.html
背景と問題意識
近年の地球温暖化の影響により、雹災害は頻発化・激甚化する傾向が観察されています。自動車が雹で損傷する事案も増加傾向にあり、事前の準備が被害軽減に直結する一方で、雹の発生は予測が難しいという課題がありました。
SBI損保はこの課題に対し、デジタル技術と保険金支払データ、気象ビッグデータを組み合わせて雹発生の可能性を前もって把握し、顧客に対して適切な注意喚起を行うことを目標にモデル構築を進めてきました。
予測モデルの仕組みとPoCの経緯
本モデルは、SBI損保が独自に開発した雹発生予測アルゴリズムであり、過去の保険金支払データと複数の気象データを組み合わせて学習・検証されています。2025年3月から実施した2回のPoCを通じて、降雹の発生可能性を市区町村単位で翌日予測する精度が一定水準で確認されました。
PoCでは、実際の損害発生事例と気象観測値を突合し、モデルの予測精度と実効性を評価しました。その結果を踏まえ、日々の気象情報を用いて翌日の降雹可能性を算出する運用を開始しています。
PoCの目的と確認事項
- 目的:自動車に関する雹被害の未然防止・損害軽減を目的とした予測精度の検証
- データ:自動車保険金支払実績、各種気象ビッグデータ
- 期間:2025年3月より2回のPoCを実施
- 検証結果:翌日市区町村単位での雹発生可能性予測が実用化に耐えうる精度であると確認
以上の検証を経て、2026年3月30日から本モデルに基づく降雹アラートメール配信を開始しました。
降雹アラートの配信ルールと対象
降雹アラートは、毎日の気象情報をもとに翌日の市区町村単位で降雹可能性を予測し、降雹のおそれがある都道府県にお住まいの自動車保険契約者に対してメールで配信されます。配信対象はSBI損保の自動車保険ご契約者さまに限定されます。
配信は、本モデルにより降雹が予測された日・地域のみに行われます。降雹が予測されない場合は配信されません(注記:※2)。また、配信の開始日は2026年3月30日です。
配信フローと利用者への案内
- 毎日、気象データを収集し翌日の市区町村単位の降雹可能性を算出する。
- 降雹の可能性がある都道府県に居住する自動車保険契約者へメールでアラートを送信する。
- メール内では、想定されるリスクや具体的な対策(屋根付き駐車場への移動、ボディカバーの利用など)を案内する。
配信は予測に基づくものであり、実際の発生状況と異なる場合があります。配信の対象やタイミングは予告なく変更される可能性がある点については注意が必要です(注記:※3)。
提携サービスと被害軽減のための支援体制
SBI損保はアラート配信と併せて、被害の未然防止に向けた具体的な支援として、株式会社リロクラブと連携し、AUTOLABが提供するオーダーメイドのボディカバーをSBI損保ご契約者向けに特別価格で提供します。これにより、屋根付き駐車場への移動が難しい場合でも、車両への直接的な被害を低減する手段を提示します。
AUTOLABのオーダーメイドボディカバーは、雹および降雪による被害の軽減に加えて、夏場の直射日光による塗装面のダメージや車内温度の上昇、冬場のドアやガラスの凍りつきの防止といった付加的な効果も期待できます。特別割引の詳細は以下のページで案内されています。https://www.club-off.com/contents/files/bra/common/topics/sbisonpo/bodycover/index.html
特別割引の留意点
- 対象
- SBI損保の自動車保険ご契約者さま向け
- 内容
- AUTOLABのオーダーメイドボディカバーを特別価格で提供
- 効果
- 雹・降雪被害の軽減、直射日光によるダメージ防止、車内温度上昇抑制、凍結防止
- 備考
- 予告なく変更・終了する場合がある(注記:※3)
この提携により、予測情報から具体的な防災行動へとつなげる導線が整備されます。保険金支払いによる事後対応だけでなく、事前の被害回避を促すサービス提供の一環と位置づけられます。
会社情報と今回の取り組みの位置づけ
SBI損保はSBIインシュアランスグループの一員として、テクノロジーを活用した保険商品の提供とサービスの向上を掲げています。今回の雹発生予測モデル導入は、顧客中心主義の下での付加価値創造と災害対応の高度化を目指す取り組みの一部です。
以下にSBI損保およびSBIインシュアランスグループの主要情報を整理します。企業概要やグループの方針も本施策の背景として重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | SBI損害保険株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 |
| 代表者 | 代表取締役社長 小野尚 |
| 設立 | 2006年6月1日 |
| 資本金 | 110億円 |
| 事業内容 | 損害保険業 |
| URL | https://www.sbisonpo.co.jp/ |
SBIインシュアランスグループは、保険持株会社であるSBIインシュアランスグループ株式会社(東証グロース市場上場)を中核に、SBI損保を含む事業会社8社が一体となって総合的な保険事業を展開しています。「顧客中心主義」の徹底を方針とし、保険分野における付加価値創造と顧客基盤の拡大を図っています。
注記(プレスリリース原文の注)
- ※1 2026年3月30日現在 SBI損保調べ。
- ※2 本モデルにより降雹が予測された日・地域のみに配信いたします。降雹が予測されない場合は配信いたしません。
- ※3 予告なく変更・終了させていただく場合がございます。
上記の注記は本リリースにおける重要な留意点として明記されています。配信対象やサービス内容はモデルの予測に基づくため、運用の変更が生じる可能性がある点は理解しておく必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年3月30日 11時00分 |
| 発表者 | SBI損害保険株式会社(代表取締役社長 小野尚) |
| 導入した技術 | 独自開発の雹災害発生予測モデル(市区町村単位で翌日降雹可能性を予測) |
| 配信開始日 | 2026年3月30日 |
| 配信対象 | SBI損保の自動車保険ご契約者で、降雹が予測された都道府県に居住する方 |
| データソース | 自動車保険金支払実績、気象ビッグデータ等 |
| PoC期間 | 2025年3月より2度のPoCを実施し精度検証 |
| 提携 | 株式会社リロクラブ、AUTOLAB(オーダーメイドボディカバーを特別価格で提供) |
| 参考URL | PoC関連: https://www.sbisonpo.co.jp/company/news/2025/0425.html / ボディカバー: https://www.club-off.com/contents/files/bra/common/topics/sbisonpo/bodycover/index.html |
| 備考 | ※1〜※3の注記あり。配信は予測に基づくため変更の可能性あり。 |
本記事ではSBI損保の発表内容を整理して伝えた。今回の取り組みは、気象リスクへの先回り対応として予測に基づく注意喚起と、具体的に被害を軽減するサービス連携を組み合わせた点が特徴である。今後も気象リスクの変化に合わせた運用やサービス提供のあり方が注視される。