4月1日公開|落合陽一監修のAI展示体験
ベストカレンダー編集部
2026年3月30日 16:09
計算機と自然リニューアル
開催日:4月1日
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落合陽一総合監修の展示が問いかける「自然」と「計算機」の境界
日本科学未来館は、常設展示「計算機と自然、計算機の自然」を一部リニューアルし、2026年4月1日(水)から新しい展示を一般公開します。本展示はメディアアーティストの落合陽一氏が総合監修を務め、大阪・関西万博シリーズ第二弾として位置づけられます。公開はプレスリリース(発表日:2026年3月30日 14時10分)に沿って行われます。
元来の展示は2019年11月に公開され、コンピュータや人工知能(AI)の発展が自然観や世界観に与える影響を問うことを目的としてきました。今回のリニューアルでは、既存の二つのシンボル展示「計算機と自然」と「計算機の自然」を刷新し、新たに生成AIや裸眼3D立体視を用いた展示を追加することで、デジタルとアナログのあわいをより直接的に体感できる構成になっています。
リニューアルの主軸:表現手法と具体的な展示内容
リニューアルの中心には、視覚的・聴覚的な体験を組み合わせることで「境界の曖昧さ」を体感させる狙いがあります。生成AIや拡散モデル、音声認識・音声生成、裸眼3Dなど、複数の先端技術を展示に組み込むことで、情報と物質、実体とデータといった二項の境界を問い直す構成です。
以下では、それぞれの展示の狙い、技術、クレジットなどの詳細を具体的に示します。展示名称はプレスリリース表記に従い、作品の技術的説明や制作者情報を明記します。
計算機と自然(リニューアル)
この展示では、印刷で再現された蝶が樹木や草花にひそむ風景など、自然物と計算機が作り出す人工物が境界なく混ざり合った世界を提示します。視覚表現と物理的なオブジェの組み合わせによって、鑑賞者は“自然らしさ”と“計算機による生成”の差異を直接的に観察できます。
今回の追加要素として、生成AIを用いた映像作品が導入されました。割れた液晶のイメージが流動的に変容し続ける映像では、亀裂が液体のようにうねり、形を絶えず変えることで物質と情報の境界が溶け合う様子を視覚化しています。
- クレジット
- いけばな:辻雄貴(華道家、株式会社辻雄貴空間研究所)
- 映像・インスタレーション:落合陽一(メディアアーティスト)
- 構造色印刷:富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
- 蝶機構:国際ディスプレイ工業株式会社
計算機の自然(リニューアル)
「計算機の自然」では、画像生成に代表されるAIの機能とその表現を提示します。具体的には、拡散モデルと呼ばれる生成AI技術を応用し、ノイズ画像から鮮明な画像を復元するプロセスを展示内容に取り入れています。展示空間に設置したカメラが捉える映像を基に、会場でリアルタイムに生成される映像が来場者に提示されます。
この過程を通じて、AIが学習した「特徴」や「生成の仕組み」がどのように視覚表現に変換されるかを観察できます。技術における学習と生成の連続性が、自然の再現や新たな視覚体験につながることを示しています。
- クレジット
- 作:落合陽一(メディアアーティスト)
- テクニカルアシスタント:皆川達也
新設展示:「話し相手が人間か機械か、どちらでもいいじゃないか」
この新設展示では、受話器に話しかけると音声認識AIが発話をテキスト化し、文章生成AI(大規模言語モデル)が内容に応じた返答を生成します。生成された文章は音声生成AIによって音声化され、展示内では落合陽一氏の声で読み上げられるように設定されています。
この一連の仕組みは、大量のテキストから言語の構造を学ぶ大規模言語モデルが軸となっており、人間と機械の対話の境界が曖昧になる状況を体験させます。かつて受話器の向こうにいたのは人間だけでしたが、現代の生成AIがどのように応答を構築するかを具体的に示します。
- クレジット
- 作:落合陽一(メディアアーティスト)
- テクニカルアシスタント:佃優河
- 参考作品:落合陽一「ファントムレゾナンス(オブジェクト指向菩薩)」(2023年)
新設展示:「これは計算機の中と外、どっち?」(裸眼3D立体視)
こちらは特殊なメガネを使用せずに立体映像を体験できる裸眼3D立体視を応用した展示です。会場のカメラが最も近い来場者の両眼位置を追跡し、視線に合わせた映像をモニターに表示することで立体感を生み出します。この方式により、実体のある彫刻と立体的なデータが一体化するような視覚体験が可能になります。
実体とデータの融合がもたらす知覚の変化を通じて、観察者は「どちらが内側でどちらが外側か」といった区分の揺らぎを直接的に体験します。作品は大学機関と連携して制作されており、学術的なデータ提供に基づく表現が取り入れられています。
- クレジット
- 原案・制作:横山拓巳(筑波大学)、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター
- データ提供:Stanford Computer Graphics Laboratory
公開情報、利用案内、そして公開終了となる展示
リニューアル公開の一般公開日は2026年4月1日(水)です。展示エリアは日本科学未来館の3階 常設展示ゾーン「計算機と自然、計算機の自然」に設置されます。開館時間や料金体系、休館日などの利用情報は以下の通りです。
また、リニューアルに伴い一部の既存展示は公開を終了しています。展示の終了情報や施設整備に伴う休館期間など、来館計画に影響する重要事項も合わせて記載します。
- 一般公開日:2026年4月1日(水)
- 展示エリア:日本科学未来館 3階 常設展示ゾーン「計算機と自然、計算機の自然」
- 休館日:火曜日(祝日、夏休み期間などは開館の場合あり)
- 特別休館:2026年10月1日から2027年4月22日までは施設整備工事のため休館
- 開館時間:10:00~17:00(入館券の購入および受付は16:30まで)
- 料金:大人(19歳以上)630円、18歳以下(小学生以上)210円
- 無料措置:未就学児および18歳以下(小学生以上)の土曜日は無料
- 公式URL:https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/digitallynatural/
- 関連サイト:日本科学未来館 https://www.miraikan.jst.go.jp/
- 参考添付:d63283-77-084dedf1226750af88771b034fe36703.pdf(プレスリリース原本に付随するファイル名として記載)
公開を終了した展示
リニューアルに伴い、以下の展示は公開を終了しました。来場前に展示構成の変化を確認することが推奨されます。
公開終了した展示のタイトルは次のとおりです。
- 昔も今も色は一緒?
- ここは計算機の中と外、どっち?
要点の整理と簡潔なまとめ
ここまでに示した主要な情報を表形式で整理します。本表は公開日、場所、主なリニューアル内容、料金、休館情報、重要なクレジットを一目で確認できる形式にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一般公開日 | 2026年4月1日(水) |
| 発表日(プレスリリース) | 2026年3月30日 14時10分 |
| 展示名 | 常設展示「計算機と自然、計算機の自然」(一部リニューアル) |
| 場所 | 日本科学未来館 3階 常設展示ゾーン(お台場、東京) |
| 主な新設・リニューアル内容 | ・「計算機と自然」リニューアル(生成AI映像の追加) ・「計算機の自然」リニューアル(拡散モデルを用いたリアルタイム映像生成) ・受話器を用いた大規模言語モデルによる対話展示(音声生成で落合氏の声を使用) ・裸眼3D立体視展示(視線追跡による立体映像) |
| クレジット(主要) | 落合陽一(総合監修・作)ほか、辻雄貴、富士フイルムイメージングシステムズ、国際ディスプレイ工業、皆川達也、佃優河、横山拓巳(筑波大学)など |
| 開館時間・入場 | 10:00~17:00(入館受付は16:30まで) |
| 料金 | 大人(19歳以上)630円、18歳以下(小学生以上)210円。未就学児および18歳以下(小学生以上)の土曜日は無料。 |
| 休館日・特別休館 | 通常休館日:火曜日(祝日等は開館の場合あり)。 特別休館:2026年10月1日~2027年4月22日は施設整備工事のため休館。 |
| 公式URL | https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/digitallynatural/ |
| 付記 | 関連ファイル:d63283-77-084dedf1226750af88771b034fe36703.pdf(プレスリリース関連) |
以上がリニューアルされた常設展示「計算機と自然、計算機の自然」に関するプレスリリースの要旨と詳細情報の整理です。展示は生成AIや裸眼3Dといった技術を用いて、デジタルと自然の境界を再提示する構成となっており、来館前に公開スケジュールや休館情報を公式サイトで確認することが適切です。