学生デザインがフォートナイトに登場 最優秀作を発表
ベストカレンダー編集部
2026年3月31日 15:08
DFA最優秀発表
開催日:3月31日
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学生デザインが世界的ゲームプラットフォームに登場した背景と発表内容
2026年3月31日11時、株式会社GARDEと専門学校東京モード学園は、産学連携プロジェクト「DIGITAL FASHION AWARD」のファイナリスト5作品および最優秀作品の発表を行いました。本プロジェクトは、学生が制作したデジタルファッションデザインを実際に実装し、バーチャル空間で鑑賞・体験可能な形で公開する点が特徴です。
発表の主旨は、デジタル資産としての価値創出と次世代人材育成を両立させる“実装型ファッションDXモデル”の提示にあります。今回は応募総数85作品から10作品が選抜され、そのうち上位5作品がEpic Gamesのオンラインゲーム『Fortnite(フォートナイト)』上に展示されました。
発表された主要情報の要点
本アワードのテーマは「Casual Party on Metaverse(メタバース上で行われるカジュアルパーティに着て行くアバターファッション)」。選考は初期審査→中間審査(公開投票)→最終審査という段階を経て実施され、最終審査は2026年2月18日に実施されました。
最優秀作品は「D8:ファッションデザイン学科 学生」が受賞。審査員コメントでは、ピクセルやブロックを用いた構成がメタバース空間と親和性が高く、「デジタルファッションである必然性」が明確である点、ハートのテクスチャ表現の技術的完成度が高い点が評価されました。
選考プロセスとフォートナイト上での実装方法
選考は応募85作品から10作品の選抜、さらに中間審査で公開投票を行い上位5作品を選出するという流れでした。10作品は3D制作ツール「CLO」を用いてデジタルモデリングが行われ、実装に耐えるフォーマットに仕上げられました。
選出後の実装では、Epic Gamesが運営する『Fortnite』内の島へマップとして組み込み、バーチャル空間上で来場者(プレイヤー)が実際に鑑賞・体験できる参加型ファッションイベントとして公開されました。マップコードは「9331-1793-1373」、ゲームURLは以下の通りです。
- Fortnite公式サイト: https://www.fortnite.com/
- マップコード: 9331-1793-1373
- ゲームURL: https://play.fn.gg/island/9331-1793-1373
- ゲームトレーラー: https://youtu.be/_5YEOJlt3cQ
- 「DIGITAL FASHION AWARD」プロジェクト動画: https://youtu.be/NYJq3Ur2uRA?si=3i_2Wq2dPROvduqo
審査の段階と実務的な関与
本プロジェクトは、学生の制作過程にプロのゲームエンジニアが並走するなど、実務レベルの制作環境を用意しました。デザイナー視点とエンジニア視点の往復を通じて、単なるコンペティションに留まらない実践的な学びが提供されました。
中間審査は来場者による公開投票を取り入れるハイブリッド方式で実施され、最終審査ではデジタルファッション振興に取り組む8社の企業審査員が参加しました。審査員企業は以下の通りです(順不同)。
- アイア株式会社
- エムシーアパレル株式会社
- 株式会社Leon
- デジタルクロージング株式会社
- 株式会社メタクロシス
- 合同会社CLO Virtual Fashion Japan
- 株式会社モンドリアン
- 株式会社GARDE
アワードが目指した教育設計と人材育成モデル
本プロジェクトは学生教育に直結する設計を持ち、単なる作品発表に留まらない「実務に近い学習モデル」を提示しています。授業カリキュラムへの統合や審査フィードバックの全員共有など、教育資産としての還元に重点が置かれました。
主な特徴は次の4点です。これらは実務即応の人材育成を目指す点で共通しています。
- ① プロのゲームエンジニアが制作過程に並走
- デザイナーとエンジニア双方の視点を往復しながら制作を進行し、通常のファッション教育では得られない実践環境を提供しました。
- ② クローズ審査+公開投票のハイブリッド評価
- 業界視点と一般視点の双方から評価を実施。投票傾向の分析結果は教員へ共有され、教育改善に活用されます。
- ③ 全ファイナリストへ評価フィードバックを実施
- 複数企業による審査コメントを全員へ共有し、多角的視点を学習資産として還元しました。
- ④ 授業カリキュラムへの統合
- 制作プロセス自体を授業に組み込み、競争と協働を両立させた高度な学習環境を実現しました。
参加学科と審査日程
参加学科は以下の通りです。ファッションデザイン学科の高度専門士コース、ファッションデザイン学科、並びに高度パターンメイキング学科が本プロジェクトに参加しました。
審査スケジュールは次の通りです。初期審査で85作品から10作品を選出。中間審査で10作品から5作品を選出し、Fortnite実装後に最終審査(2026年2月18日)を実施して最優秀作品を決定しました。
デジタルファッションの意義と関係者の取り組み、関連リンク
日本のアパレル市場が人口減少や市場縮小に直面する中で、メタバースやバーチャルファッションは国境を越えた市場アクセスを可能にする成長領域と位置付けられます。デジタルファッションは廃棄削減や効率化だけでなく、ブランド価値の拡張、IP・ゲームとの連携による新規収益創出、体験設計の変化への対応という戦略的価値を持ちます。
GARDEはリアル商業空間設計で培った知見を背景に、アパレルとデジタル双方の言語を理解する立場からバーチャル空間における空間・サービス設計を提案しています。一方、東京モード学園は産業直結のカリキュラムにより即戦力となる人材育成を行う専門学校です。
関係者の紹介とデジタル関連部門
専門学校 東京モード学園は新宿駅前に立地し、ファッション・デザイン・ビジネスからインテリア、グラフィック、美容業界まで幅広い分野のプロを育成しています。2007年度以降の実績として、19年連続で希望者就職率100%の実績があることが明示されています。
株式会社GARDEは1985年創業のデザイン・コンサルティングファームで、建築・環境デザインを中核にコンサルティング事業、コーディネーション事業を展開しています。近年はバーチャル美術館「COCO WARP」の開発など、デジタルソリューション分野にも注力しています。
- 専門学校 東京モード学園: https://www.mode.ac.jp/tokyo
- GARDE: https://www.garde-intl.com/
- DESIGN MAGAZINE: https://gardedesignmagazine.com/
- GARDE Instagram: https://www.instagram.com/garde_world_design/
- GARDE Facebook: https://www.facebook.com/Garde_world_design-106875268137204/
- GARDE LinkedIn: http://nl.linkedin.com/company/garde-usp
情報の整理(要点を表にまとめて最終確認)
以下の表は本記事で扱った主要事項を整理したものです。表によりプロジェクトの概要、選考過程、実装先、関係機関などを確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | DIGITAL FASHION AWARD |
| 発表日時 | 2026年3月31日 11時00分 |
| 主催 | 株式会社GARDE、専門学校 東京モード学園(産学連携) |
| テーマ | Casual Party on Metaverse(メタバース上で行われるカジュアルパーティに着て行くアバターファッション) |
| 応募総数 | 85作品 |
| 選抜数 | 初期審査で10作品、最終的に上位5作品をFortniteへ実装 |
| 最優秀作品 | D8(ファッションデザイン学科 学生)— 審査員コメントにてメタバース適合性と技術完成度を評価 |
| 実装プラットフォーム | Fortnite(Epic Games) |
| マップコード / ゲームURL | 9331-1793-1373 / https://play.fn.gg/island/9331-1793-1373 |
| 関連動画 | ゲームトレーラー:https://youtu.be/_5YEOJlt3cQ 、プロジェクト動画:https://youtu.be/NYJq3Ur2uRA?si=3i_2Wq2dPROvduqo |
| 審査日(最終) | 2026年2月18日 |
| 審査員企業 | アイア、エムシーアパレル、Leon、デジタルクロージング、メタクロシス、CLO Virtual Fashion Japan、モンドリアン、GARDE(順不同) |
| 参加学科 | ファッションデザイン学科 高度専門士コース、ファッションデザイン学科、高度パターンメイキング学科 |
| 関連公式サイト | Fortnite公式サイト: https://www.fortnite.com/ 、東京モード学園: https://www.mode.ac.jp/tokyo 、GARDE: https://www.garde-intl.com/ |
本記事では発表資料に記載された情報を整理して伝えた。産学連携による実装型の取り組みは、学生にとっての学びの質を高めると同時に、デジタルファッションを通じた市場創出の可能性を示している。各リンク先や提供されたマップコードを参照することで、実際の展示や動画を確認できる。